砂日傘さつきの犬がまた通る 爽波
投稿日: 2月 7日(土)14時03分15秒
「明るい日差しの中のゆるゆるした時間がいいなあ。」と思ったのと同時に「本当にこの句はいいの?」と疑問も感じてしまいました。俳句を作り始めて9ヶ月。俳人にも文法にもとんと疎い初心者です。今までずっと、この講義を大教室の一番後ろで聴講していたのですが、風待月さんの書き込みで思わず大笑いしてしまいました。「爽波の俳句は面白いのかも」と思いました。
長い引用になりますが、朝比古さんの『初見のとき「こんな句なら作れる」と勘違いさせてくれ、二度目に読んだとき「なかなか面白いな」と俳句への興味を深めさせてくれ、三度目に読んだとき「こりゃ凄い」と、私を俳句の深遠なる世界に誘ってくれた、私にとってとても感慨深い俳句なのです。』と、
きっこさんの『爽波の俳句の素晴らしさのひとつとして、できる限り簡単な言葉を選び、簡潔でいて、それなのに類想が少ないと言う点があげられます。語彙に逃げる俳人が多い昨今、簡単な言葉だけでストレートに勝負して、それでいて類想が少ないと言うのは、本物であることのひとつの指針でもあります。あたしが理想とするのは、極論で言えば、「俳句を知らない人や子供が読んでも伝わる句」です。』
を読んでいつか私にもじわじわと爽波の良さがわかるようになればいいなと楽しみになりました。いろいろ勉強になりました。ありがとうございました。