繭玉のよく揺るるものを見てゐたり 爽波
投稿日: 1月31日(土)23時49分27秒
句集「鋪道の花」におさめられている昭和18年、爽波20才の時の句です。
繭玉とは、お正月に笹などに飾る紅白のお餅のことで、餅花とも言います。
何かを見て、それを写生した句はたくさんありますが、何かを見ている自分をもう一人の自分が客観視している句は、初めて出会いました。
それほど突出した句ではありませんが、俳句を始めた頃、この句と出会い、目から鱗が落ちたことを覚えています。
投稿日: 1月31日(土)23時49分27秒
句集「鋪道の花」におさめられている昭和18年、爽波20才の時の句です。
繭玉とは、お正月に笹などに飾る紅白のお餅のことで、餅花とも言います。
何かを見て、それを写生した句はたくさんありますが、何かを見ている自分をもう一人の自分が客観視している句は、初めて出会いました。
それほど突出した句ではありませんが、俳句を始めた頃、この句と出会い、目から鱗が落ちたことを覚えています。