◆ハイヒール句会◆ ☆ 第1回 新春初句会「初雀」☆ ◆みんなの感想◆
3.携帯のルルと震えて年明くる 手毬
◆今は多くなりましたね。年を明けるや否や年賀のメール。(☆ハジメ)
◆ルルがいいと思いました。今時のお年賀風景ですね。(かへで)
◆同じ体験してる!俺の場合着メロでした!いかにも現代。(まさし)
◆今年のおめでとうコールは旨く繋がったのでしょうか...昨年はパンクした。(ぱふぱふ)
4.黒豆の照りを分けあふ三日かな ナナ
◆新年から普通の1月へと流れる時間が黒豆によく表れていると思いました。(☆雪音)
◆単に黒豆を分けるのではなく「照り」と詠んだところに脱帽。(シナトラ)
◆「照り」って言葉がもしかしたら不要かなとも思いましたが、黒豆を分け合うっていう、優しい気持ちがいいと思います。(水
星人)
5.ジョンレノンの愛した紅茶女正月 水星人
◆何だか紅茶をのみながらビートルズを聴きたくなった。女正月の季語がなぜかピッタリ合う気がします。(風子)
6.冬天へ宇宙の風の渡りくる 暖流
◆地球の大気と宇宙とのつながりを面白いと思いました。(雪音)
8.身支度を覗きゆきたる初雀 雪音
◆晴れの日の美しい装いにそわそわとしている妙齢の女性。お正月の句にぴったりです。また、いつまでもこんな恥じらいの気持
ちを持っていたいものです。(☆かへで)
◆初詣か年始回りの身支度をしていたら窓辺に雀が飛んできた光景が浮かびます。(☆むらびと)
◆かわいらしい雀の様子が目に見えるようです。(なみりん)
9.新年の風新年の土を踏み ハジメ
◆新しく年が明けたというすがすがしさを感じました。(なみりん)
10.大年や急ぐ足音相寄らず 可津美
◆皆忙しく行き交う様子が見えて来ます。(☆哲仁)
◆せわしない暮れの風情を足音で表してうまいと思いました。(シナトラ)
15.伊予柑をむく爪先のさくらいろ なみりん
◆伊予柑、おいしいけど、皮堅いんよね!奮闘を感じます。(まさし)
18.寒雀発ちて残りし枝の揺れ シナトラ
◆雀が飛び立った様子がよく描かれているし、情景が見える句だと思いました。(☆水星人)
20.やあやあと吉を引き抜き初雀 あんこ
◆元気良くて、今年一年いいことがありそうです。(かへで)
21.松過ぎの息整へてフェルマータ えみ
◆お正月が終ったらさあ、始動ですよね。フェルマータが効いています。(なみりん)
◆「松過ぎの」「フェルマータ」がいいですね。私も合唱をしているので、気持ちがわかる気がしました。(水星人)
25.涸池に一筋生まる水の帯 ナナ
◆我が家の傍の公園にも水の流れが・・春が近いですね。(☆ぱふぱふ)
26.レコードの針の孤独や初雀 水星人
◆「レコードの針」一昔前にはよく聞いた言葉です。取り残された「レコードの針」だけで孤独は現らわされていると思います。
机上でやや考え過ぎた感があり。(可津美)
28.涙目にふくら雀の円なる 雪音
◆泣き涙か笑い涙か潤んだ眼にふっくらした雀がかわいらしい。(ハジメ)
29.玄関の扉を開けて淑気満つ ハジメ
◆新年の目出たさは自然の神からさずかると。(哲仁)
30.初雀スタッカートでぴよんぴよんぴよん きっこ
◆今年の元日の暖かさの中、雀がはしゃぐ姿想像しました。(☆まさし)
◆スタッカートという表現が上手いなと思いました。(☆ぱぴぃ)
◆ぴょんぴょんとスタッカートとように跳ぶ雀がおもしろい。(ハジメ)
31.老いばかり残る集落山眠る 可津美
◆お年寄りばかりが多くなった村、冬の厳しさがよけいに辛い・・淋しさと懐かしさが入り混じる切ない程の佳句です。(☆風
子)
◆11月頃だったら、もっと良さを感じ取れたかも。(雪音)
36.寒雀群がる枝の暖かさ むらびと
◆日当たりの良い枝に鈴なりに止まっている雀が「枝の温かさ」に巧く纏まれている。(可津美)
39.餅食べて猫と一緒に丸くなる ぱぴぃ
◆猫といっしょに餅食べて炬燵にもぐって丸くなる。(ハジメ)
◆これぞ究極の正月あっ!猫には正月関係ないか?笑(まさし)
42.ことに急くことなきひより初雀 えみ
◆正月ののんびりした雰囲気が出てます。音の感じもいいです。(☆シナトラ)
44.初詣甘酒を持つ真っ赤な手 じゅんこ
◆冷たい手に甘酒が温かそう。(哲仁)
46.初春のエプロンさらりと結びをり 手毬
◆何色のエプロンでしょうか?真っ白のエプロンをなにげなく結んでいはいるが心の中ははずんでいる?のでは。(☆ナナ)
◆特選にしたいくらい好きな句お正月でも家事に休みなし・・・こんな風にせめてさわやかにエプロンをさらりと結んで・・いい
句です。(風子)
◆着物姿かなぁ?手慣れた主婦らしい。(かへで)
◆新年は何から何まで新しい気持ちで。(哲仁)
53.冬晴や猫のせてゐる薦被(こもかぶり) きっこ
◆「薦被り」が効いています。薦のかむった四斗樽の上に乗かっている猫、初春の清々さが出ている。ストーブや炬燵ではこの味
は出せない。(☆可津美)
◆意外性に魅かれます。(ナナ)
57.おいと呼ぶはいと答える冬羽織 ぱふぱふ
◆読んでいてリズムもいいし、こういう夫婦になりたいね。(☆なみりん)
58.生垣のぴくと揺れをり初雀 なみりん
◆擬音詞の「ぴく」が、そつなく使われている。意気のいい初雀がよく現わされている
。(可津美)
◆年明けて静かな庭に雀が・・穏やかな日になりそうで・・(ぱふぱふ)
59.東雲の晴れ舞台あり初雀 むらびと
◆素敵な大きな景をバックに小さな可愛い雀の未来を想像します。(ナナ)
◆東雲とは難しい言葉ですがうまくはまっています。めでたい感じですね。(シナトラ)
60.着ぶくれを一枚脱がせ肩を揉む シナトラ
◆本当の着膨れは洋服ではなく心の余分な纏物なのかも。(風子)
◆肩こりするから余計に着膨れる。(ぱふぱふ)
◆「一枚脱がせ」っていうところで作者の優しさと、実感が伝わってきます。(水星人)
62.笹鳴や東の窓のほのぼのと かへで
◆穏やかな朝の訪れと笹鳴きに希望が溢れて気持がいいです。(ナナ)
◆鴬の鳴き声を早く聞きたいと思う今日この頃です。はまりました。(雪音)