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スレッドNo.8

◆ハイヒール句会◆ ☆ 第2回 例句会「梅」☆ ◆みんなの感想◆

  2. 来客に先ずは見せたい鉢の梅 ぱふぱふ

◆盆栽の梅が今年は綺麗に咲いたのでしょうか、客に見せたさで、綺麗に咲いた様子が見えるようです。(葦樺)

  3. 雪割りのうすら緑も豆を乗せ 葦樺

◆庭の片隅でしょうか、立春の季節の愛らしい光景です。「豆を乗せ」の描写が生きている句だと思います。(☆ふじけん)

  5. 紅梅や春慶塗の茶托受く なつみ

◆飛騨高山の静かな宿からお庭を眺めて安らいで居られるのでしょう。(ナナ)

  6. 愛の日や世辞少しまた嘘少し こう

◆人は少なからず嘘をつきつつ生きているんですね。(けんじ)

  9. 白梅の香りの中で紅をひく 手毬

◆紅をひく姿に、凛とした女性が目に浮かびます。(ハワハワ)

 10. 三味線の弦のぱつつり余寒かな 水星人

◆空気が冷たく澄んでいて、三味線の音色まで清らかに伝わります。(☆遊起)

 12. 赤ちゃんの産毛ふうわり梅三分 じゅんこ

◆開きかけの梅と赤ちゃんの産毛。上手い取り合わせだと思いました。(なつみ)
◆やわらかい日差しの中で梅が咲いたのが、赤ちゃんの笑顔も見えてきます。(遊起)
◆とても素直な句。「梅三分」がいいですね。(けんじ)

 15. 塵の世に降りてやすらふ春の月 かへで

◆今の世の中なにかほっとします。(むらびと)

 17. シーサーの睦み合ひたる梅の空 きっこ

◆沖縄の、屋根の上の守り神が、紅色に染まっているのを想像しました。(まさし)

 18. 老紅梅嫁来る前に咲きにけり 遊起

◆これから来る息子さんのお嫁さんも老紅梅と馴染みになって、来年は孫生まれる前に咲きにけりでしょうか。(ハジメ)

 19. 恋猫とふつと目の合ふ姫鏡 えみ

◆姫鏡の中で眼が合った猫と作者は火花が散ったのでしょうか?それとも眼を逸らした
のでしょうか?きっと根負けしたのは作者の方かもですね。(☆こう)
◆姫鏡を手に取ったら、猫と鏡越しに目が合って、しばらく見つめ合ったのかにゃ♪(☆じゅんこ)
◆雄猫が化粧して見違えるご主人にほれぼれとした目で見詰めてる。お互いに早く相手をみつけにいきなさいよっていってるのかな。(ハジメ)
◆昔の廓を思い出すといっても映画の中だけど。(むらびと)
◆お互いに面と向けない秘密が有るのかも。(哲仁)
◆ドキッそしてニコッと。(ナナ)

 20. 叱られてまた叱られて梅の花 今日香

◆雨風や厳しい寒さに耐えて、毎年きれいに花開く梅。私もまだまだ“つぼみ”だけれど、いつかあの梅みたいになりたい。今の私の心に一番響いてます。(☆ハワハワ)
◆読んだ瞬間、そうだなと思いました。考えるとよくわかりませんが...。(かへで)

 22. 京の町四角四面に冴返る けんじ

◆寒さが戻ってきてぴしっと身の引き締まる感じが、条里制の残る京都に似合っていいと思いました。(☆かへで)
◆整然とした町並みにいっそうの冷えを感じます。(麻由子)
◆今日の碁盤の目のように整った町並みが思い浮かびました。整然とした京都は殊更冷え込むのでしょう。(こう)

 23. ほど近く梅のかをりの角ひとつ 雪音

◆梅の親しみやすさが表れているよう。(今日香)

 24. ポンポンポン願いも梅も咲きはじめ ハワハワ

◆願い叶うといいな♪春がすぐそこって感じがします。(☆まさし)

 25. バッサリと髪切りにけり春立つ日 ナナ

◆何かからの卒業と、立春を掛けたのか、理容店で髪を切っている様が浮かびました。(葦樺)

 26. 名残雪外人墓地の黒い列 ゆうじ

◆まだ寒く墓地には白く雪が残っていて、そこに黒っぽい葬儀の列が並んでいる。白と黒の冬の色にちらっと春の色が感じられます。(ハジメ)

 27. しだれ梅一言だけの半紙書く のら

◆半紙じゃなくて「手紙」ならもっと良かったですね。(きっこ)

 29. 雪舞えどラヂオに流る梅便り 葦樺

◆このような句を私もよく詠むのですが、ほとんど共感されないようです。だからと いうわけではありませんが、句意が好きなので選句しました。(ふじけん)

 30. 紅梅の香り残して店じまい 可津美

◆その日で閉じられる店内に紅梅の匂いが漂う。これまでの店の苦労をねぎらっているかのように。(☆今日香)

 31. 春風やジグザグに去るチンドン屋 こう

◆もっと意外な季語との取り合わせだったら、一段と良くなったでしょう。(きっこ)

 32. 白梅の三分の先を急がずに 哲仁

◆桜と違い梅は蕾から満開の期間が長く、3寒4温の季節を幹で感じながらゆっくり咲きつづけます。そんなところも梅が愛される由縁でしょう。(☆ふじけん)

 33. ストラップ揺れて小さな春立てり 手毬

◆ケイタイ変えたばかりなので(むらびと)

 36. 白梅や寝ころぶ犬のまるまると じゅんこ

◆犬の気持ちよさそうな寝顔、連想します。(まさし)

 39. 春一番出会ひ頭に躓けり ハジメ

◆おっとっとって感じですね♪(きっこ)

 40. パン種にシャンソン聴かせ春の月 きっこ

◆最初に目に付き、最後まで離れませんでした★いいパンができそうですね。(☆水星人)
◆美味しいクロワッサンが食べられそう。(☆むらびと)
◆さぞかし美味しいパンが焼き上がるんでしょうね。(麻由子)

 41. 梅の香や明王さまの鼻の穴 麻由子

◆明王様の鼻の穴に見とれてしまった作者が微笑ましい。さぞかし奥行きの有りそうな穴だったんでしょうね。(こう)

 44. 辛夷の芽炎のごとく天に向く 遊起

◆「炎のごとく」という大胆な表現をいただきました。(今日香)

 45. 梅の香に紛れてしまふわだかまり えみ

◆心にあったモヤモヤを紛わせるほどの、梅の良い香りがしてきそうです♪(じゅんこ)

 46. くたくたとおでん煮つまる梅見茶屋 ナナ

◆くたくたと言う表現が気に入りました。梅見の頃はまだまだ寒くおでんが美味しそうですね。(こう)
◆梅の香りより、おでんの煮えた匂いの方が、想像でき、面白いです。(葦樺)

 47. 球根に爪立ててゐる二月かな 今日香

◆女性の句でしょうか。少し暖かい早春のある日、球根を植えようしている時にふと、ある不愉快なことを思い出したのでしょうか、球根に爪を立ててしまったと。球根に爪を立てるのも面白いし、「二月」という季語のあっせんもいいです。(☆けんじ)
◆分球という園芸仕事、その精神の充足の中に、ふと過った“不安”を見事端的に捕らえた句。(一某)
◆眠りこけていた球根達も硬い芽を必死に伸ばし始めました。もうすぐ美しい花もみられる事でしょう。(なつみ)
◆中七で何とはなしに、不穏な感じがする不思議な句。でも惹かれます。(水星人)
◆中七の表現に惹かれました。(ナナ)

 48. 夭折の夢ほつほつと梅の花 一某

◆桜はぱっと咲いて、ぱっと散るからまさに夭折そのもの。それなら分かりやすい。でもこの句は梅で救われています。作者が夢見る夭折は悲劇的なんものではなく、ごく普通の人間が天才に憧れ、自分もそんなカッコ良く死ねたらなあとぼんやり夢想する、そんな明るい夭夭?のようです。こんな夭折もありですね。(けんじ)
◆芭蕉の夢は枯野を...。若くして亡くなった人の夢は、梅の花となって、咲き出ているのですね。(かへで)

 50. 銀ふはりたがひちがひの猫やなぎ 雪音

◆「猫柳の枝のアップ写真そのもの」な、感じを受けました。(☆葦樺)
◆なるほど猫柳はたがいちがいに穂をつけていますね。やわらかな感じが良いですね。(☆なつみ)
◆柔らかい感じがひらがなの多さででましたね。いい句ですね。(水星人)

 52. 愛犬を染めたる春の夕日かな じゅんこ

◆犬と散歩している時夕日が赤々としている様子が見えてきます。(遊起)

 53. 寒村がいいと踏張る母独り のら

◆息子夫婦に心配や余計な気を使わせたくなくて、強がってみせるお母さんの気持ちって、こんなのかな・・・。(ハワハワ)

 54. ホウホケキョ窓を放たばチチチチチィ 葦樺

◆いいですねぇ。特選と迷いました。実景が目に浮かぶようです。下五を何かに限定しなかったところがいいですね。(水星人)
◆リズムが好きです。(麻由子)
◆コメント不可!(一某)

 55. シタールの階下に流れ夜の梅 きっこ

◆流れているのはシタールの音色だけではありません。梅の匂い...しっとりとした雰囲気は夜のせいでしょうか。(☆麻由子)

 56. 酔いし身をシートに落とす春の雨 可津美

◆ほてった体を冷ますかのような春の雨。いつもは冷たい雨も、今は身も心も優しく癒すような感じがしました。(ハワハワ)
◆感覚を共有。酔いの身を。(一某)

 57. 顔洗ふ猫の手くるりクロッカス 手毬

◆「くるりクロッカス」の音の感じが全体の雰囲気と相まって、可愛いらしくて好きです。(かへで)
◆猫の手くるりとクロッカスの「くとク」の音が楽しい!(なつみ)
◆猫が手を丸めて、カジカジと顔を洗っている可愛らしい様子が浮かんで来ました♪(じゅんこ)
◆語呂合わせの戯(ざ)れが早春の浮揚感を更に。(一某)

 58. 盆梅や笑ふばかりの母は喜寿 こう

◆老いてめでたくも愛らしいお母様の姿がてらいなく素直に詠めていると思います。盆梅の季語ともよくあっていて幸せになるような句ですね~(☆手毬)
◆人生を達観している笑いが、盆栽の梅の花に見えてくる。(☆哲仁)

 60. 茶柱や無病息災恵方巻 なつみ

◆とってもおめでたいですね♪(きっこ)

 62. 謡い手の耳麗しき夜半の春 水星人

◆アップにした素敵な髪が見えるようです。(きっこ)

 63. 足跡の向きさまざまに霜柱 ぱふぱふ

◆ざくざくと霜柱を踏む音がなつかしい。道として一方に歩いて踏むのではなく、子供らが音を楽しむためにあちこちと踏んで遊んでいる様子がうかがわれます。(☆ハジメ)

 65. バスケット・ゴールの下に春立ちぬ 今日香

◆青春の匂いがふとするような気がします。(哲仁)
◆この下で、新しい恋の始まり?初々しさを感じました。(まさし)

 67. 白梅にそそぐまなこの青さかな ナナ

◆「まなこの青さ」を外人さんの目の藍と読みました。子供の目でも、空の青さが反映された目でも良いのです。白梅を楽しむ人間の目に変わりありませんから。(ふじけん)
◆桜ではない梅に関心が有るとは、欧州人かな?(哲仁)
◆じっと見つめている筆者が寒い中で見ているように感じます。(遊起)

 68. 硝子戸に身を打ちつけし猫の夫 かへで

◆慌てている恋猫の姿が浮かび思わずにっこり。(☆ナナ)

 70. 冴へ返るロダンの像の背中より えみ

◆「ロダン」という固有名詞が新鮮に感じられて、いただきました。(今日香)

 71. 雲ぽつん猫の目草のまなことろん 麻由子

◆ぽつん と とろんだけでも、早春の感じが伝わります。(なつみ)

 74. 草青む雨も上がりて深呼吸 雪音

◆とても清々しい感じがしました。(じゅんこ)

編集・削除(編集済: 2022年12月09日 08:45)

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