ハードルの不思議
ハードルに挑戦する小学生にフォームを教えることはしません。
「振り上げ脚はこう伸ばす。抜き足はこういう折り曲げ方で、両手はこう広げて」と言わない。
一台のハードルをゆっくりまたぎながら手を取り脚を取り「この形に曲げて」と指導しない。
まず跳んでみる。コーチはフォームを見て、危険な部分があれば指導します。フォームを直させる。
その選手に危ない部分がなければこう言います。
「ハードルのないところを速く走るよう意識してごらん」
これで選手は跳び方を自分で考えるようになります。ガラっと跳び方が変わるのです。(スタンドで見てくださっている保護者は気付かれている方もいらっしゃると思います)
ハードルの無いところを意識するとハードルの跳び方が変わる。
その理由を考えてみました。