08月上半期新作と平成のしずかちゃんと「アガサ、お前もか」
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今回は「異世界ケモナー」(第49回)
血墨師の2人の話では私の放つ魂の輝きが常人ではありえない程に強いとの事で
魂の強さが血墨師の能力に直結するため、私は血墨師として高い素質を持っているらしいのだが
さすがに血墨師になるつもりはない。
今まで見た事がない程の私の強い魂の輝きに興奮気味だった2人が落ち着いた事で自己紹介を受ける。
亀人種の小柄な老人男性はエイケイさん、カンガルー人種の長身の中年(おそらく)女性はトモエさん。
血墨師の2人と不動産屋の社長と私の4人で購入した2つの物件を調査して貰ったが
霊の存在は感じず除霊の必要無しで終わり、肩透かし感はあったが何も無い方が良いに決まっている。
その後、2人に少し時間を貰って血墨師や魂や幽霊といったスピリチュアルな知識を色々と教えてもらう
私はこの世界に来てアラテさん(狐)から多くのこの世界の知識を学んだが
こういった知識はアラテさんにとっては専門外だったので、学べる良い機会になった。
血墨師の2人に付け届けとして1万アピ(10万円相当)を支払い2人は帰って行った
これで次は引っ越しの準備だとシジマ商会に向かい、引っ越しの手伝いとしてジンとアトラを借り
クミンの家でシシーとビビオを回収し、先ずは5人で昼食を取る。
シシーとビビオはすぐにジンとアトラにも懐き昼食後は先ずはマンションに向かう。
「凄い部屋ですね」「うん、凄い大きい!」
驚くジンとアトラとは対照的に大ハシャギのシシーとビビオを落ち着かせ部屋を回ってみる。
「どこでも好きな部屋を選んでいいよ」
子供部屋としてシシーとビビオは12畳程の大部屋を選び、1人1部屋でも大丈夫と言ったのだが
2人は相部屋がよいらしく、この世界では血のつながった兄弟間でも婚姻ができるため
この年齢で同部屋は少々心配があったが郷に入っては郷に従え、センシティブな話題は避ける事にする。
こちらの世界では低所得者向けの物件には家具や日用品が付いてくる事が多くシシーとビビオの話では
引っ越しでは服ぐらいしか持っていかないという事だったので
軽トラでにゃーちゃんの家具屋に向かい、必要な家具を買い4度の往復で全てを部屋に運び込み
日用品、フトンや食器やちょっとした雑貨も5人で次々部屋に運び込んだ。
そろそろクミンが退社して帰宅する時間になったので4人を残し、軽トラでクミンを迎えに行った。
クミンも服ぐらいしか持っていく物はないと言うのでクミンの引っ越しの準備も30分程度で終わり
クミンの部屋の解約のために契約している不動産屋で解約手続きも済ませる。
「残した荷物はもういいの?」「ほとんどの物が最初からあそこにあったから」
小さなカバン一つを抱えるクミンを見て、改めて3人が貧しい暮らしを送っていた事を知る。
新しい部屋に到着するとそこにはシジマ商会の面々が全員集合していた。
シジマ商会の手配で多くの料理が用意され、引っ越し祝いのパーティのようだが
ジンが気を利かせ、私とクミンの結婚パーティと宣言した。
シシーとビビオは怖い顔のプリンやシジマにも物怖じせずに話しかける。
「子供は凄ぇな、よく俺達みたいな強面に躊躇なく話しかけられるもんだ」とプリンとシジマは笑い
「シシー!ビビオ!久しぶりだなぁ!」「フーコ姉ちゃん!」
フーコだけは2人と面識があったようでフーコがシシーとビビオを肩に担ぐ。
「ワンパク5(ファイブ)って何ですか?」ピートの質問にアトラが答える
「ワンパク5は正義の味方でねー、ワンパクレッドは熱血リーダーのオーナー!
ワンパクブルーはキザでニヒルなジン!ワンパクイエローは力自慢のオレ!
ワンパクグリーンは頭脳担当のビビオ!ワンパクピンクはお色気担当のシシー!」
「シシーはお色気担当」というアトラの言葉を聞いたクミンに私は尻を叩かれる。
*引っ越し前に5人で結成したワンパク5の今後の活躍にご期待下さい。
「あぁ、そうだ!皆で記念に写真を撮ろう!」
私はそう言って、皆で写真を沢山撮りまくった。
楽しいパーティが続く中、シジマがクミンを連れて部屋の隅に移動するのを見かけたので
2人に意識されないように背中を見せた状態で何を話しているのかと聞き耳を立てる
「色々すまなかったな…」「私は何度もシジマのせいじゃないって言ったよ…」
「それでもだ…、クミン…、今…、幸せか?」「うん、幸せだよ」
クミンの両親はシジマの父であるクヴァンの罠に嵌り奴隷として売り飛ばされ今も消息は分からない。
例え自分の父親がやった事であってもクミンの人生を大きく狂わせた責任の一端は
自分にもあるとシジマは考えている。
クミンはそれを何度も否定したが、シジマはそれを受け入れ自分を許す事ができる性格ではない。
だが、今日のこの日、シジマの抱える重い罪悪感は少しは軽くなったのではないだろうか。
こうして翌朝までドンチャン騒ぎは続き、シジマ商会の面々は二日酔いの重い足取りで帰って行った。
超回復でピンピンしている私は一人黙々と部屋の片づけをしていると起きて来たクミンもそれを手伝う。
「今日はさ、色々と買い物に行きたいんだけど仕事を休めないかな?」
さすがにいきなり休むのは無理というクミンだったが半休ならと午後からは開けてくれた。
クミンを見送ると、私はじーちゃんに電話をかけ昨晩撮った写真をじいちゃんに送る。
「どうかな?作れそうかな?」「あぁ、簡単なもんじゃ、今日中に完成できるじゃろ」
私はある物を作って欲しいとじいちゃんを頼り、明日にはできるというので
明日、じーちゃんの村に向かう事にした。
昨晩は結構遅くまで起きていたシシーとビビオが目を覚ましたのはクミンが帰ってくる直前で
タイミングが良いとクミンと合流し4人で昼食を兼ねた買い物に出かけた。
向かったのは小型種族専門の洋服店。
クミン達の着ている服がどれもくたびれた感じだったので新しい服を買う事にした。
マルさんの中型種族専門のアウトレットショップに比べると規模は小さいが品揃えは悪くない。
シシーとビビオの子供服を選び、自分はいいと固辞するクミンにも洋服を選ぶが大半を拒否される。
「お願いです!可愛い奥さんに可愛い服を着て欲しいんです!お願いです!この通りです!」
普段、ズボンしか履かないクミンにどうしてもスカート衣装を履いて欲しくて
私は店内で土下座してクミンに頭を下げ続ける事で周囲の目に耐えられなくなったクミンが折れる。
(計画通り)と土下座しながらほくそ笑む。
これで奥さんのスカートをめくりたい、奥さんのパンチラが見たいという
「私が死ぬまでにしたい100の事」の一つの達成が約束された。
こうして子供達とクミンの服を各10着程確保して昼食を食べにレストランに向かい
食事を終わらせると、私はクミンに尋ねてみた。
「なぁ、仕事を辞めるって訳にはいかないかな?」「それは女は家庭に入れって事?」
私の唐突な仕事を辞めて欲しい発言にクミンが反発し語気が強くなる。
「そうじゃない、俺はシシーとビビオと色々話をしたんだけどな
この子達の知識は年相応には届いていない。
この世界の事はある程度知っているし、お前の事情も理解しているので
これはお前を責める話ではない事を前提にするが、子供達には教育が足りていない
だから、シジマ達と高度な教育を受けたオマエなら子供達に勉強を教える事ができるだろう?」
私の言葉にクミンは子供達の教育を満足にできなかった自身を責める様に表情が一気に暗くなる。
「学習ってのは子供の将来の可能性を広げる事だ
この子達が大人になった時、あれがしたい!これがしたい!と望んでも
知識が無ければ、それが叶わない事もあるだろう
だから、子供達の可能性を狭めないためにも、しっかりとした学習の機会が必要なんだ」
「…、ごめん…、勘違いしてた…、ありがとう…、……、分かった、2人に勉強は教える
でも、仕事は辞めない、午前中にこの子達に勉強を教えて午後は働く」
責任感の強いクミンにはこれが精一杯の譲歩なのだろう。
「じゃあ、勉強道具を買いに行こう」
そう言って私達は書店に向かったが教科書の値段に目を見開く。
(2.5万アピ?この教科書1冊が25万円?)
この世界には印刷技術がなく、本は一冊一冊手描きとなり高額と知っていたがこれ程とは思わなかった。
だが、申し訳なさそうなクミンに恰好悪い所は見せたくないと
シシーとビビオ、それに教えるクミン用に、算数、国語、社会の各3冊づつを購入する。
「中古品でいいと言ったのに…」
「そうはいかないよ、新しく綺麗な教科書の方が2人も喜ぶだろ?」
次に文房具屋で筆記用具を購入していると、子供達が36色入りの色鉛筆に目が釘付けになっている。
(子供って色鉛筆が好きだよなぁ)
「よし、色鉛筆と画用紙も沢山買って帰ろう!」
子供達の情操教育には絵画も必要と考え2人の就学スケジュールに「図画工作」の時間も追加する。
夕飯は家で食べようと持ち帰り用の料理を買って帰宅し、皆で夕食を食べ終ると
さっそく子供達が色鉛筆を使い絵を描き始めた。
「今日もありがとう」「家族だからな、礼はいらない」
こうして夜も更け、明日のじーちゃんの村行きの準備をしているとクミンが私の部屋にやってきた。
「明日、でかけるの?」「あぁ、じーちゃんの村に用事があってな、でも日帰りで夜には帰って来るよ」
「じゃあ…、今日は止めておいた方がいいかな…」「えっ?ええっ?嘘っ!いいんですか?」
まさかの再びのクミンからのお誘いに素っ頓狂な返しをしてしまったが即座におせっせの準備に移る。
「お願いします。今日買って来たワンピースを着て下さい。お願いします!」
クミンにとってもまさかの要望に顔を真っ赤にして拒否したが、私が食い下がりこれを了承させる。
「あのぅ~、実はですねぇ~、これも付けてくれたら嬉しいな~とか思っちゃったりして…」
そう言うと私は隠し持っていたスケスケレースのショーツをクミンの前に差し出す。
「!!!!!」「嫌だ!それは絶対に嫌だ!嫌だーーー!」
絶句の後に激しく拒絶するクミンだったが
私が一度土下座の体勢を取ると絶対に引かない事を分かっていたため、渋々と本当に渋々と了承する
これは今日、クミンがショーツを買った時にこっそりサイズを調べて、クミン達に見つからないように
セクシーランジェリー売り場で購入しておいた物でこちらも各種10枚程買っておいた物の一枚となる。
その日のおせっせはいつもの3倍は興奮し私も良い笑顔で眠りについた。
翌朝、早く帰りたいからと早朝に家を出発し昼過ぎにはじーちゃんの村に到着した。
「本当、じーちゃん無理言ってごめんね」
「良い良い、これで救われる子供がいるのなら何の苦も感じんよ」
先日、私はコロッセルを嵌めるためにと5億円をじーちゃんに用意して貰ったばかりなのに
私の急な頼みをじーちゃんは研究そっちのけで最優先で動いてくれた。
テレストラさん(キリン)リチカさん(コビトワニ)エルンさん(蛇)に挨拶をしたかったが
今回は時間がないと急いで王都セーレに戻った。
「これ、2人にプレゼント!私のじーちゃん、まぁ、もう2人のじーちゃんでもあるんだけどね
そのじーちゃんが2人にって作ってくれたんだよ」
笑って紙袋を渡すとその中身を見て2人が目を輝かせる。
紙袋に入っていたのはピンクと黒の眼帯、ピンクの方には薔薇の飾りがついていて
黒の方には最高位のハンターが付けるトリプルクロスに酷似したデザインが施されている。
この眼帯はシシーの右目を自然に隠す目的であり薔薇はシシーが一番好きな花だと聞いていたためで
ビビオの物はビビオの将来の夢がハンターと聞いていたのでこのデザインにした。
「これ魔法具でもあるんだよ」
私は2人に使い方を教えた。
眼帯の下部と上部に小さなプレートが付いていてここに指を触れると魔法が発動する。
シシーの眼帯の上部プレートを触ると薔薇の良い香りが放出され
ビビオの眼帯の上部プレートを触ると「シャキーン!」と武器を構える音が鳴る。
これだけなら子供の玩具相当だがそうではない。
両方の下のプレートに触れると眼帯から強烈な光が放射され目潰しの効果があり防犯用の機能となる。
「これは悪い奴と戦うための機能でシシーの方がシシーフラッシュ!ビビオの方がビビオスパーク!
悪い奴に絡まれたらそれを使って逃げる事、戦うのはもう少し大きくなってからね」
「シシーフラッシュ!」「ビビオスパーク!」
大喜びの2人を見て頬が緩み、もう一つじーちゃんに作って貰っていた物をシシーに渡す。
「あとはこれ、シシー、頭に付けてみて」
それはシシーの左の耳とまったく同じ大きさと色をしたネズミ人種の耳が右側だけに付いたカチューシャ。
このネズ耳は布製で柔らかくシシーの白い体毛まで再現されている。
じーちゃんにシシーの写真を何枚も送ったのはこのネズ耳を作ってもらうため。
シシーが無言でそのカチューシャを付けると左右の耳がまったく同じ物に見え違和感はなく
これが作り物の耳であると気付く者はいないだろう。
するとシシーがボロボロ泣きだしたので何かミスったかと慌てたがシシーは私に抱き着き礼を言う。
「シシーが大きくなったら、その都度新しく耳を作ってもらおうか
そうだ、今度、じーちゃんの所にお礼に行こう、じーちゃんも孫が増えたと喜ぶよ」
その日の深夜、またクミンが私の部屋にきて今日の礼を言い、昨晩に続き、せっせと始める事になった。
こうして私が漢気を見せるとクミンが相手をしてくれる事を私は学んだ。
(異世界ケモナー人物ファイル:第02回)
「ゼンという男(ニホンザルの亜人):02話」
「左腕が使えなくとも私の武は些かも劣る事はありません。御心配をおかけしました」
少女の言葉は虚勢の類ではなく心からの物である事は師である館長には分かっている。
「リヴァル、君の強さの本質は身に着けた武ではなく、その心の強さ芯の強さにある。君なら大丈夫だ」
少女の旅立ちの前日の夜、少女は5歳の頃から13年間親代わりだった館長に別れの挨拶を済ませた。
明日は早いと早めに床に入り眠りについた少女は夜中に人の気配を感じ目を覚ます。
「見舞いなら昼に来るもんだ、オマエはもう少し常識を学べ!それとも夜這いにでも来たのかい?」
自身の冗談に笑う彼女に気配の人物は何も答えない。
「左腕なら心配はいらない。そもそも私は右腕のみで戦っているからな、特に問題はない」
気配の人物は何も答えない。
「オマエはこれからも今までのような生き方を続けるつもりか?
オマエの進む道の先には何もないぞ?
いずれオマエはどこにも進めなくなり己の人生に絶望する事になる」
気配の人物は何も答えない。
すると少女の声は母が子を諭すような慈愛に満ちた優しい物に変わる。
「もし、オマエが進む道を失い、途方に暮れ、人生に絶望したら、私の元に来い」
気配の人物は何も答えない。
「その時は一切の慈悲なく、その首を刎ね飛ばしてやろう」
無言の時間が続いた後、室内の人の気配がスッと消え、軽くため息をついた少女は再び眠りについた
それから数年後、仮面の拳士があちこちの道場に出没しては実力者に真剣勝負を挑み
勝負に敗れた者を屠るという事件が立て続けに起きた。
仮面の拳士の武は勝負の相手だけではなく、復讐目的で襲撃する者達にも向けられ
彼の前に立ち塞がった者達は老若男女、一人の例外もなく彼の築く屍の山に加わる事になった。
仮面の拳士は自らを「ヨムルガン」と名乗った。
ヨムルガンとは歴史上、最も犠牲者を多く出した伝説の激甚魔獣の名で推定で全長20km以上という
あまりにも規格外過ぎる海棲魔獣で、ヨムルガンの起こした超巨大津波は約4万人の犠牲者を出し
大きな町を1つ壊滅させた事で今でも歴史に名を残している。
その拳士は正に魔獣ヨムルガンの化身であるかのように災害規模の強大な力を振るい続けたが
ヨムルガンの行いは正当な勝負の末の結果である事から誰もヨムルガンを咎められないなか
「このような蛮行は捨ててはおけぬ」と世界でも最強と謳われる「真威武現流」の頂点である
「五絶十天」の一人がヨムルガンに勝負を挑んだのだがヨムルガンはこれを退けた。
この結果に真威武現流側は驚く事にヨムルガンを迎え入れるという決断を下した。
「五絶十天が部外者に負けて死ぬ事などあってはならない」
こういった判断からヨムルガンは真威武現流に迎えられ「絶指(ゼッシ)」の称号を得たのだが
ヨムルガンは弟子の育成を拒み、自らの修行のみを行い、挑戦者が現れると例外なく屠り続けた。
それから10年程が経った。
今ではヨムルガンに挑戦しようとする者は居なくなり、どこの道場に行っても頭を下げられ
勝負を断られる日々が続いた事でヨムルガンは表舞台から姿を消した。
次にヨムルガンがこの世界の表舞台に現れたのは15年程前。
ヨムルガンはセーレの闇組織の一つ「クヴァン商会」の幹部となっていた。
自身の進む道が行き止まり、どこにも進めなくなったヨムルガンにクヴァンは新たな道を示した。
ヨムルガンはクヴァンの進む覇道に自身の道を重ねクヴァンと共に進む事を決意した。
クヴァンはヨムルガンに対し敵対組織の者の殺害を命じる事はなく
クヴァンの子供達にヨムルガンの武を教える事を求めた。
今まで他人に自身の武を教えた事はなく何を教えるのにも四苦八苦したが
武に真摯に向き合う子供達に対しヨムルガンは自身の中で何かが変化していく事を感じていた。
しかし、ヨムルガンにとって苦労はありながらも充実した日々は唐突に終わる。
自身を重ねたクヴァンが何者かに殺された事でヨムルガンは再び進むべき道の喪失を経験し
失意の中、人知れずクヴァン商会から姿を消した。
一方、かつての天才少女リヴァルは五絶十天「天眼」の称号を受けて以降の約40年
精力的に後進の指導に当たり、特に自身をも上回る才を見せた少女の師として充実した日々を送っていた
今から7年程前、王都タンザリオの自室で眠っていたリヴァルは人の気配で目を覚ます。
「50年経っても女の寝屋への忍び方一つ学べなかったのかい?情けない男だよ」
男は何も答えない。
「絶指のヨムルガン、大層な名を付けたもんだねぇ、オマエのやってきた事は色々聞いて知っているよ
私の人生から切り捨てた男の息子とつるんで相当な悪さをしていたみたいだね
で、今日は何しに来た?ババアをお茶にでも誘いに来たのかい?それとも首でも切られに来たのかい?」
50年程前にも同じやりとりがあったが今回は違った。
「アンタの言う通りになった。俺はもう…、どこへも進めない…」
部屋の隅から男の声が返って来た。
「老い先短い事が言い訳になるとでも思ったのかい?甘えんじゃないよ!
オマエの巡って来た道をようく見、ようく思い出してみな
多くの者を手にかけ不幸にしてきたオマエが首を刎ね飛ばされて終わりなんてあっていい訳がないだろ?
残された時間の全てを使って、ほんの僅かでもいい、世の人の役に立ってから死にな」
男は何も答えない。
彼女はタンザリオ国内の一つの町の名を口にし、そこの孤児院に行く事を男に求めた。
「そこは私の古い友人が働いている孤児院だ、国からの支援は満足いく物ではなく
いつも人手不足状態、そこで贖罪として孤児達のために働きな
死●たいなんて考える余裕もないぐらい朝から晩まで身を粉にして働きな」
彼女がそう言い終わると無言の時間が続き、やがて室内から人の気配が消えた。
「今度こそ進む道を間違えるんじゃないよ…」
彼女は優しく誰かを諭すように呟くと再び眠りについた。
己の人生の大半を武に捧げたゼンは、その武によって自ら死を望む程の苦難に満ちた人生を送って来た。
そのゼンの道と私の進む道が交錯するのはもう少し先の話。
今月8月上半期新作は色々と惜しかった娘さん。
惜しくも国民的アニメにはなれなかった「妖怪ウォッチ」より
平成のしずかちゃんになれなかった、フミちゃんこと「木霊文花」となりました。
フミちゃんはキャラデザと声は本当に良かったんですけどね
制作サイドの込める「エロスの情念」が足りなかったと思うんですよ。
まぁ、これはコンプラ問題という時代の問題でもあるのですが
やはり対象が子供である少年漫画に頻繁にお風呂シーンを挟む「藤子F先生」の黒い情念に対し
レベルファイブの「日野さん」にはそういった物がなかったのが決定的な差なのではないでしょうかね?
最近は「タコピー」だの「ヤニねこ」だの「みいちゃん」だの攻める作品のアニメ化が増え
配信限定とはいえ乳首OKどころか本番OKまで許される時代になっていますので
このまま小学生の裸ぐらいなら問題無しという時代が再びくればいいのになんて思ってます。
今回のクライアントさんは「ロリくぱぁ」は嫌派という事で「くぱぁ」無しとなりましたが
私もロリはあまり大きく開かない方が好みですかね。
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今回の作画担当は佐上もK点さん。
今回は日常の話を2つ程
1:父親の扱いの悪さ
先日、私の友人の母親が亡くなり、通夜と葬儀に参列してきました。
今の私の体調では電車に3時間乗るというのは結構キツいのですが
休憩を挟みながら2年振りに地元に帰り、別の友人の家に泊めてもらい通夜と葬儀に参列
仲の良かった友人7人(このうち1人は故人)のうち、これで母親が亡くなったのは5人
まだ存命の母親は私と残り2人の母の3人となりました。
友人の母親が亡くなるたびに参加が可能な場合は、こうして葬儀に参列する事になるのですが
これは仲間内で決めた事ではなく「何となく」母親が亡くなると連絡を取るといった物で
父親が亡くなった時にはこれが適用されないんですよ。
まぁ、理由は単純で「友人の母親とは接点はあっても父親とは接点がない」なんですね。
子供の頃、友人の家に遊びに行くとほぼ母親が出迎えてくれました。
おかしや簡単な食事を出してくれ子供の遊びの中に入って来る母親もいましたので接点があるのですが
父親となると友人付き合いが20年30年になっても直接会った事がないなんてのもあり
やはり昼間に家に居ない父親とは接点がほとんどないんですね。
そのため、父親が亡くなっても友人に連絡を取る事はなく、ほぼ事後報告となります。
まぁその分、父親の場合は仕事の関係者や元同僚といった人達が集まる事が多いので
特に参列者が少ないなんて事はないのでしょうけどね。
2:歯医者通いスタート&終了
今回は奥歯の詰め物に隙間が出来ている事に気付いた事から始まりました。
舌で触って確認すると奥歯と上部の詰め物の間に隙間があり、詰め物の経年劣化による物と判断しました
特に現在、何か困っている訳ではないのですが、放置すれば確実に虫歯になる事から
今回は早めの治療を決断しました。
先生の診断では詰め物を外すと奥歯の中は虫歯の初期段階に進行していた事から
詰め物を作り直す事になりました。
歯を削ると痛みが強く、すぐに麻酔となり、その日の治療は終了
一週間後、歯の型を取り終了、二週間後には新しい詰め物をはめて治療終了となりました。
私が子供の頃、歯医者は恐怖の象徴でした。
私は虫歯が多く、毎年のように歯医者に通っていましたが、母に頼み込んで、毎回歯医者を変えてもらい
少しでも痛くない歯医者を探した物ですが、どこも痛いのは変わらず、ついに町にあった歯医者5件
全てで痛いと訴える私に母は呆れ、私の歯医者を変えて欲しいという要望は却下されました。
それから50年近く経ち、技術は進み、設備も新しくなり、子供の頃のような強烈な痛みは感じず
今ではむしろ、私は歯医者が好きなのですが、やはり、あの口を大きく開けるのだけは慣れません。
アガサ・クリスティは歯医者の治療台を「どんな人間でも自分がひどく惨めに見える場所」と評し
これには長年、私も同じ思いを持っていて、歯科助手のお姉さんに歯を見られるのが恥ずかしいんですよ
どうにか格好良くできない物かと考え、歯医者に行く時には必ず香水を付ける事
歯医者に行く12時間前には臭いを防ぐために食事は取らない事、鼻の穴の中は綺麗にする事
アルコール成分入りのウェットティッシュで顔全体を拭いてから診察室に入る事と
これでもかと言わんばかりに気を使っているのですが、おそらく私が最も気を遣う場所が
歯医者の治療台の上のようです。
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*生地選択時にトゥルーモイスト希望の場合はこの欄に(TM)と
明記のない場合はグロスシルキーになります。
*郵便局留めを希望する場合、電話番号を必ず明記して下さい。
*申し込み締め切りは08月10日(月)必着となります。
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日程的に不都合がある場合、申し込み時”連絡欄”に送金延長希望と
明記していただけましたら、送金締め切りは09月18日(金)まで
延長させていただきます。
ただし、悪質なキャンセル防止のため、過去に当方の通販を利用した事のない方の
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