MENU
44,942

スレッドNo.360

論語でジャーナル’24

 子曰く、位なきを患(うれ)えず、立つ所以(ゆえん)患う。己を知ることなきを患えず、知らるべきをなすを求むる也。

 地位のないことが悩みではない、地位を得るだけの実力がないことこそ悩みである。自分を認めてくれる人がないということは悩みではない。人から認められるべき行為をするように心がけよ。

※浩→人間には遇不遇がありますが、それは問題ではない。あくまでも、自己の実力に自信を持ちうるように、実力を培えということで、学而編第一の、「子曰く、人の己を知らざるを患えず、知られざるをこそ患えるなり」、憲問篇第十四の「子曰く、人の己を知らざるを患えず、その能く(よく)せざるを患うるなり」、衛霊公篇第十五の「子曰く、君子は無能を病(なや)みとす、人の己を知らざることを病みとせず」などと同様の趣旨です。
 組織の幹部になることを目指している人が多いですが、そういう人はたぶん「ピーターの法則」で、現在のポストより1つ上に上がると、そこで無能さが暴露されて、その位置で停滞してしまうそうです。その位置で有能だった人はすでにさらに上に上がっていますから、今度上がってきた人は、そのポストで無能さを曝すことになります。これを繰り返すことで、組織はいつの間にか無能者の溜まり場になるそうです。かつて、清心女子大の理事長・渡辺和子先生が、「置かれた場所で咲きなさい」とおっしゃっていました。これですね。ポストを気にせず、まず自分の無能をクリアーして研鑽と実践に励んでいると、ポストは向こうからやって来るのでしょう。コロナ以後、私には来ませんが(笑)。いや、私が高齢者になったからでもあるのでしょうか。唯一、完全ボランティアではありますが、月1回の岡工講座だけが「自分の置かれた場所」になっていて、ありがたいことです。

引用して返信編集・削除(未編集)

このスレッドに返信

ロケットBBS

Page Top