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スレッドNo.381

論語でジャーナル’24

 子曰く、古(いにしえ)の者(ひと)の言を出さざるは、躬(み)の逮(およ)ばざらんことを恥ずればなり。

 先生が言われた。「昔の人が口数が少なかったのは、実行が言葉どおりにいかないことを気にしたからである」。

※浩→「昔の人はこうだったが、今はそうでない」と孔子は言いました。古い時代への尊敬は、中国の思想家全般に共通する感情で、『論語』にも随所に現れます。
 現代はどうでしょうか?国会議員や大臣の失言の多さは目に余ります。改めて指摘するまでもなく、衆人の知るところで、あえて言う必要もないでしょう。
 私は1980年4月に、備前高校(現在の備前緑陽高校)から岡山工業高校に転勤になりました。備前高校は普通科5クラスと工業科4クラスの大規模校でました。そこに7年勤めました。担任はずっと普通科でしたが、授業は工業科にも行きました。赴任当時は授業で苦労したクラスもありますが、それぞれユニークで、個性的な多くの生徒さんたちとの素敵な出会いがありました。転勤直前のころは、どのクラスも居心地良く、転勤を希望しなくてよかったのですのが、普通科が分離独立して備前東高校ができたため、定員減になり、とうとう転出することになりました。そしてまた大規模校の岡山工業高校に移りました。今度は文字どおり工業科ばかりです。当時年齢は38歳でした。備前赴任当時の苦労を繰り返さないように、覚悟を決めて臨みました。まず「無口」を通し、笑顔を隠しました。授業では半年くらいはまったく笑わなくて、無駄口も一切言いませんでした。職員会議では腕組みをして、むっつり表情で座っていました。校長から、「大森さんはサイレントマンですね」と言われたくらいです。今では想像もできません(笑)。ところが、退職後は反動でしょうか、講座や相談日には箍がはずれて、しゃべりっぱなしです。それでも、野田先生から教わったこと、「言ったことは実行する。実行できないことは言わない」を守るようにはしています。これはさほど難しくありません。自分の言動の結末を予測すればいいのです。

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