句評一句
一日に一つの予定草を引く(玉虫さん)
小生の日課は 三度の食器洗い、洗濯物を干して畳むこと、風呂掃除、金魚・目高の世話の四つ。 これは日常行っていることなので予定とは言えない。
予定となるとこれ以外の作業や買い物、人との交流や、会合、句会などになるが、小生の場合、殆ど毎日何かしらの予定が詰まっているから、予定とは異なることとして常に心がけているのは「一日一善」です。簡単そうに見えて意外と一善というのは難しいですね。
そこで小生は近くにある柊山公園の清掃ボランティアを半田市に登録して、除草、草刈り、木々の剪定、階段掃除を毎日行っております。これならば毎日が一善を達成することが出来ます。 転がっている石ころを路端へ移すことのような小さなことでも、自転車や歩行者の交通安全に寄与するという立派な一善になります。
小さな一善だけじゃなく、時々大きな一善になることもありまして、過去には 魚釣りに行っていて、目の前で子供三人が寄せ波に攫われたのを三人とも救助したことがあったし、老人が転倒して顔面や両手から血を吹いているのを介護、119番通報したこともありました(二回)。 交通事故現場で臨機応変の交通整理をしたのは五回ほど、路上の犬・猫・イタチ・鴉などの死骸除去は数知れず、ある時などは農具小屋の不審火を消したこと、団地の枯れ草火災を発見して消火ホースを展張して消火作業(これは間に合わなくて大きな火災になった)を行ったりもしました。
今回の玉虫さんの句を特選で拾いましたが、日頃心がけていることに繋がるため迷うことなく頂きました。自分で予定を立てて日日を過ごすようにすると、心が豊かになります。 生きる目標も定まってきますよ。