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互選結果発表

12月度みんなのネット俳句会・互選結果発表
12月句会のトップは10点を集めたダイアナさんの「冬うらら」の句でした。次いであんのんさんの「除夜の鐘」の句で、1点差の9点でした。以下、ABCヒロさんの「寒紅」の句が7点、弥生さんの「十二月」の句が6点と続きました。
10点句 42 診察は旅の話しや冬うらら (ダイアナ)
 9点句  5 除夜の鐘こころざし秘す十八歳 (あんのん)
 7点句 52 寒紅を引きて女は強くなる (ABCヒロ)
 6点句 19 広告に溢れるおもちゃ十二月 (弥生)
個人別総合では、ダイアナさんが16点でトップでした。

12月度みんなのネット俳句会・互選結果発表             特選2点、並選1点で計算。
1 早咲きの山茶花一輪短冊に (みにょん) 2 ◎えっちゃ、
2 よろよろと歩む姿は狂ひ花 
3 畝間では白き肌魅せおでん酒 (和談) 1 ヨヨ、
4 亜米利加は未だ銃社会開戦日 (ABCヒロ) 2 ◎ちとせ、
5 除夜の鐘こころざし秘す十八歳 (あんのん) 9 ダイア、◎尾花、◎ラガー、◎森野、ふうり、アイビ、
6 片手ずつ手袋外し手を繋ぐ (玉虫) 4 茶々、にゃん、かをり、コビト、
7 冬日射す水飲み台に小鳥の像 
8 初雪や音なく過る鳥の影 (馬渡谷) 2 えっちゃ、アイビ、
9 人は人吾は吾だと冬将軍 (コビトカバ) 2 ラガー、えっちゃ、
10 ほどほどの二年連用日記買ふ (ナチーサン) 4 ◎ヨシ、◎みにょ、
11 雪催ひしいんと生きる村の知恵 (かをり) 2 ダイア、森野、
12 枯草を束ねて結ぶ通学路 (尾花) 2 ナチー、森野、
13 未来とは後のことぞ日記買ふ 
14 大阿蘇の枯れて尾花の風となる (森野) 4 ナチー、馬渡谷、◎にゃん、
15 炬燵中先に籠るや熊よりも (ヨヨ) 1 和談、
16 県境を超えれば一面冬紅葉 (ふうりん) 1 ヨヨ、
17 炬燵猫寄せる寒気に薄目開け (茶々) 1 えっちゃ、
18 蜜柑食べ掌談義始まりぬ (ヨシ) 2 玉虫、かをり、
19 広告に溢れるおもちゃ十二月 (弥生) 6 ちとせ、馬渡谷、◎ABC、◎コビト、
20 掃いたあと掃いたあとへと落葉かな (アイビー) 5 ちとせ、和談、弥生、ABC、みにょ、
21 冬の朝烏らは鳴き芥を出す 
22 一日を炬燵を出ては戻る猫 (にゃんこ) 1 茶々、
23 ポトフ煮る厨の外は虎落笛 (ダイアナ) 2 尾花、ふうり、
24 電線に音符の響く寒雀 (茶々) 1 ヨヨ、
25 暮れ際のポインセチアの並ぶ店 (みにょん) 1 弥生、
26 しがみつき耐えて残る葉落葉風 
27 寒いよーJapanの家は地獄かな (ラガーシャツ) 1 ふうり、
28 パリパリと音する夜道聖夜ミサ 
29 先生の前いきなりの大くさめ (ABCヒロ) 3 尾花、玉虫、にゃん、
30 白駒の根上がりに苔雪化粧 
31 埋火やあいまいに生くこれよりは (あんのん) 5 ナチー、玉虫、森野、かをり、ヨシ、
32 年の瀬や歌姫昭和の歌を吐く (ナチーサン) 1 和談、
33 陸奥の湯宿初雪にして根雪 (馬渡谷) 1 てつを、
34 当主にて終ふ湯やどの冬構 (かをり) 3 ◎馬渡谷、アイビ、
35 早朝のバス凩と共に待つ (コビトカバ) 1 ダイア、
36 枕木も朽ちて廃線冬ざるる (森野) 5 ◎ダイア、ヨヨ、ABC、アイビ、
37 葉ぼたんや日時計我の腹時計 (尾花) 1 弥生、
38 最後には玉子で〆るおでんかな (ふうりん) 3 弥生、ラガー、ABC、
39 小春日やまたひとり来て畦談義 (てつを) 3 あんの、コビト、みにょ、
40 群と呼ぶ数には満たず鴨の池 (弥生) 2 あんの、にゃん、
41 池鏡もみじ葉映す東山 
42 診察は旅の話しや冬うらら (ダイアナ)  10 ちとせ、ナチー、◎てつを、◎弥生、ラガー、にゃん、ヨシ、アイビ、
43 コンビニのおでんと言へど侮れず (アイビー) 1 てつを、
44 真夜中に猫の入り来る蒲団かな 
45 雪降ればちちははの声雪積もり  
46 突つつけば海鼠のつそり復元す (アイビー) 4 ちとせ、尾花、玉虫、馬渡谷、
47 貫けずとても虚子には初昔 (ラガーシャツ) 2 ◎かをり、
48 大根の皮は剥かぬと諭されて (玉虫) 1 えっちゃ、
49 苔庭の日暮れ寂しき冬紅葉 (みにょん) 2 ダイア、和談、
50 初冬の夜道へ誘う電飾衣 
51 補助具付け杖つく人や冬日燦 (ちとせ) 2 馬渡谷、アイビ、
52 寒紅を引きて女は強くなる (ABCヒロ) 7 てつを、◎あんの、ラガー、コビト、ヨシ、アイビ、
53 暗闇を燃やす晦日の熱気かな (コビトカバ) 1 みにょ、
54 長生きのめでたきことと言ふ冬日 
55 綿虫や逢うて語るも易からず (かをり) 4 ◎玉虫、あんの、コビト、
56 襖絵の虎の眼や山月忌 (馬渡谷) 2 ◎ナチー、
57 日当たりて鴨一列に堰の上 (てつを) 4 ヨヨ、茶々、かをり、ふうり、
58 屑籠に師走の芥放り込む (ナチーサン) 1 尾花、
59 佇めば風吹き抜ける松手入 (ヨヨ) 3 ◎和談、森野、
60 冬晴の天守見惚るる竜吐水 
61 百均で探すあれこれ年用意 (弥生) 1 ABC、
62 枯蔦や異人屋敷の跡と聞く 
63 電飾の街や二人のクリスマス 
64 着物着て外つ国人も紅葉狩 (ふうりん) 3 茶々、ヨシ、みにょ、
65 寒烏逢引きですか見つめ合ふ 
66 豆炭の埋れて赤き火鉢かな 
67 父の癖思ひだして冬至柚湯 (えっちゃんあら) 1 アイビ、
68 足音に日々の疲れや年詰まる (ヨシ) 2 ◎ふうり、
69 吾子の名の縫い取りありぬ吾の手套 (ダイアナ) 4 てつを、◎茶々、あんの、

*投句者は森野、えっちゃんあら、ラガーシャツ、ABCヒロ、弥生、コビトカバ、馬渡谷、ヨヨ、ちとせ、和談、玉虫、あんのん、ナチーサン、ふうりん、尾花、アイビー、ヨシ、てつを、にゃんこ、みにょん、茶々、ダイアナ、かをりの23名。

*間違い、その他不都合な点をご連絡下さい。

編集・削除(編集済: 2025年12月14日 13:15)

鑑賞ありがとうございます

埋火やの句の鑑賞ありがとうございました

ご指摘のとおり 埋火や の季語は
なかなか私の心情と合うものがなく
ピッタリと合う言葉が見つけられず
とてもとても苦労しました

また あいまいに生きる
と言う語彙については決して達観をして出てきたような重い言葉ではなく
近年体調をくずし 入院 手術等の繰り返しですべて悪い方向に考えてしまう自分がいてこれではいけないと!
これからは物事あまり深く考えないで明るく生きていこうと考えた結果思いついた言葉です
今でもこの句は作って良かったのか悪かったのかと葛藤しております

拙句を鑑賞していただきありがとうございました

引用して返信編集・削除(未編集)

選句鑑賞

12 枯草を束ねて結ぶ通学路 (尾花) 2
この句当初は意味が解りませんでした。通学路、枯草と思いを巡らせるうちに雪に至りました。雪と言えば北海道。やっと枯草に結びつきました。雪景色が醸し出す風景、住民の知恵等新鮮に映りました。自解を!

14 大阿蘇の枯れて尾花の風となる (森野) 4 ◎にゃん、
大きな句ですね。枯れ芒の大草原、風が阿蘇の山山を吹き抜けています。現地に立たねば出来ない句。作者も大自然に取り込まれ一体になっているんでしょう。

31 埋火やあいまいに生くこれよりは (あんのん) 5
達観でしょうか。人生経験を重ねた上での。あいまいとは幾通りにも解釈できることと辞書にあります。「あいまいに生きる」と宣言した作者ですが上五の季語が微妙。 私は「自然体」をモットーにしています。                                   

42 診察は旅の話しや冬うらら (ダイアナ)  10 ◎てつを、◎弥生
田舎の診療所でしょうか。何代かお世話になった医者。患者の健康状況は全て把握しています。後は現状を診るのみ。つい話し込む。次の患者も巻き込んで。折しもうららかな初冬、長閑に時は流れます。

56 襖絵の虎の眼や山月忌 (馬渡谷) 2 ◎ナチー、
この句の山月忌が歳時記を見ても分らずネットで検索、小説家で「山月記」の作者中島敦の忌日と分りました。人間の獣性や自尊心と後悔、
才能と努力などをテーマに中国の古典や南洋の文化に材を採った作品を発表、病弱で昭和17年36歳で他界しています。山月忌を取り上げた作者の見識に敬意を表し特選に戴きました。一度襖絵を観たいものです。
ぜひ自解を! 

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ナチーさん、枯草の句の鑑賞をありがとうございました。
とても想像力が豊かできれいな景を描いていただき脱帽です。でも?

私の住んでいる武豊町の狭い道ですが(通学路)道路脇に茅花のような枯葉がずっと続いてるところがあり、その葉をその場所で束ねてクルッと丸くして結ぶ。2~3メートルおきに15~20くらいあったでしょうか・・・! 誰が何のためにそうしたのか解らないのですが、多分中学生が下校時、お友達とおしゃべりしながら遊び心で作ったものではないかなーと思いました。別れを惜しんで道草をしていたのではないかと。
後日ある方に聞いたのですが、それを作っていたのはかなり高齢の男性だったということで、私の「中学生の道草」説は間違いだったようです。すみません。

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拙句 襖絵の虎の眼や山月忌 特選で取っていただいてありがとうございます。12月5日が投句の始まる日で中島敦の忌日だと思ってなんとか句にしたいと思いました。忌日は12月4日で一日間違えました。没年33歳です。虎の絵は兵庫県の香住の大乗寺(応挙寺)に応挙の虎の間があります。応挙は虎を見たことがないので猫を見て描いたという話が残っています。中島敦の忌日は敦忌または山月忌みたいです。代表作は李陵ですが歴史上実在の人の名を取るわけにもいかないようです。山月記は心の葛藤が人間を虎に変える話だから虎のまなこではつき過ぎかも。全集は北村透谷と中島敦しか持っていない。あるときふと透谷は若くで縊死、敦も33歳と思ってなんか怖くなって遠ざけたまま。

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お詫びと訂正

ABⅭヒロさん、コビトカバさん、ご指摘有難うございます。私のチェックミスでした。早速是正しました。ダイアナさん、ご指摘有難うございます。結果的には、是正しなくてもよくなりましたが、間違いは間違いです。作者の皆さん、ご迷惑をおかけし深くお詫びします。

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アイビーさん、早速の訂正ありがとうございました🙇
今回思わぬ得点を頂き、朝からルンルンです❗️皆様、ありがとうございます🙏
ナチーサン、鑑賞ありがとうございます🙇小さな俳句から大きく物語を紡いで下さり嬉しい限りです🙌

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明日11日・互選結果発表

12月句会は、投句者全員の選句が済みましたので、集計作業を進めています。
明日早朝には互選結果が発表できると思います。
それまで暫時お待ちください。

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ただいま、12月句会開催中

12月句会を始めます。下記開催要領に従い奮って投句願います。
現在までの投句者は、森野、えっちゃんあら、ラガーシャツ、ABCヒロ、弥生、コビトカバ、馬渡谷、ヨヨ、ちとせ、和談、玉虫、あんのん、ナチーサン、ふうりん、尾花、アイビー、ヨシ、てつを、にゃんこ、みにょん、茶々、ダイアナ、かをり、の皆さんの23名です。
12月度みんなのネット俳句会・開催要領
1・投句期間    12月5日(金)~12月10日(水)
2・投句      当季雑詠 3句まで
3・清記発表    12月11日(木)
4・選句      5句選句 12月11日(木)~12月13日(土) 
5・成績発表    12月14日(日)
6・その他     投句代行可、投句後の訂正、差し替えも可
       
投句内容は幹事が確認次第、非表示にします。
句会開催中であっても一般の書き込みは制限はしません。

投句後の訂正依頼のやりかた
(誤) 古池や海豚飛び込む水の音 バショウ
(正) 古池や蛙飛び込む水の音 バショウ

12月句会から3句出句・5句選句とさせて頂きますでお間違えなきよう願います。
もし、5句投句された場合は最初から3句目までを採用し、4句目、5句目は割愛させていただきます。

引用して返信編集・削除(編集済: 2025年12月10日 13:02)

清記&選句

清記&選句
12月句会の清記一覧を発表します。投句された方派速やかに選句に入って下さい。
12月の投句者は、▼森野、▼えっちゃんあら、▼ラガーシャツ、▼ABCヒロ、▼弥生、▼コビトカバ、▼馬渡谷、▼ヨヨ、▼ちとせ、▼和談、▼玉虫、▼あんのん、▼ナチーサン、▼ふうりん、▼尾花、▼アイビー、▼ヨシ、▼てつを、▼にゃんこ、▼みにょん、▼茶々、▼ダイアナ、▼かをりの23名。(▼は選句済み)

選句要領
1 選句期間  12月11日(木)~12月13日(土)
2 選句数   5句 うち1句を特選とする。特選は無しでも構わない。特選2点、並選1点で計算します。
3 選句方法  句番号を書き出すだけでもよい。
4 結果発表  12月14日(日) 
5 投句に参加しない方も選句することも出来ます。投句者全員の選句が終わっても、スケジュールの前倒しは行いません。

12月度みんなのネット俳句会・清記一覧
1 早咲きの山茶花一輪短冊に 
2 よろよろと歩む姿は狂ひ花 
3 畝間では白き肌魅せおでん酒 
4 亜米利加は未だ銃社会開戦日 
5 除夜の鐘こころざし秘す十八歳 
6 片手ずつ手袋外し手を繋ぐ 
7 冬日射す水飲み台に小鳥の像 
8 初雪や音なく過る鳥の影 
9 人は人吾は吾だと冬将軍 
10 ほどほどの二年連用日記買ふ 
11 雪催ひしいんと生きる村の知恵 
12 枯草を束ねて結ぶ通学路 
13 未来とは後のことぞ日記買ふ 
14 大阿蘇の枯れて尾花の風となる 
15 炬燵中先に籠るや熊よりも 
16 県境を超えれば一面冬紅葉 
17 炬燵猫寄せる寒気に薄目開け 
18 蜜柑食べ掌談義始まりぬ 
19 広告に溢れるおもちゃ十二月 
20 掃いたあと掃いたあとへと落葉かな 
21 冬の朝烏らは鳴き芥を出す 
22 一日を炬燵を出ては戻る猫 
23 ポトフ煮る厨の外は虎落笛 
24 電線に音符の響く寒雀 
25 暮れ際のポインセチアの並ぶ店 
26 しがみつき耐えて残る葉落葉風 
27 寒いよーJapanの家は地獄かな 
28 パリパリと音する夜道聖夜ミサ 
29 先生の前いきなりの大くさめ 
30 白駒の根上がりに苔雪化粧 
31 埋火(うづみび)やあいまいに生くこれよりは 
32 年の瀬や歌姫昭和の歌を吐く 
33 陸奥の湯宿初雪にして根雪 
34 当主にて終ふ湯やどの冬構 
35 早朝のバス凩と共に待つ 
36 枕木も朽ちて廃線冬ざるる 
37 葉ぼたんや日時計我の腹時計 
38 最後には玉子で〆るおでんかな 
39 小春日やまたひとり来て畦談義 
40 群と呼ぶ数には満たず鴨の池 
41 池鏡もみじ葉映す東山 
42 診察は旅の話しや冬うらら  
43 コンビニのおでんと言へど侮れず 
44 真夜中に猫の入り来る蒲団かな 
45 雪降ればちちははの声雪積もり  
46 突つつけば海鼠のつそり復元す 
47 貫けずとても虚子には初昔 
48 大根の皮は剥かぬと諭されて 
49 苔庭の日暮れ寂しき冬紅葉 
50 初冬の夜道へ誘う電飾衣 
51 補助具付け杖つく人や冬日燦 
52 寒紅を引きて女は強くなる 
53 暗闇を燃やす晦日の熱気かな 
54 長生きのめでたきことと言ふ冬日 
55 綿虫や逢うて語るも易からず 
56 襖絵の虎の眼や山月忌 
57 日当たりて鴨一列に堰の上 
58 屑籠に師走の芥放り込む 
59 佇めば風吹き抜ける松手入 
60 冬晴の天守見惚るる竜吐水 
61 百均で探すあれこれ年用意 
62 枯蔦や異人屋敷の跡と聞く 
63 電飾の街や二人のクリスマス 
64 着物着て外つ国人も紅葉狩 
65 寒烏逢引きですか見つめ合ふ 
66 豆炭の埋れて赤き火鉢かな 
67 父の癖思ひだして冬至柚湯 
68 足音に日々の疲れや年詰まる 
69 吾子の名の縫い取りありぬ吾の手套 

間違い、その他不都合な点をご連絡下さい。

引用して返信編集・削除(編集済: 2025年12月13日 17:53)

選句候補作品鑑賞

29 山辺に万葉歌碑や返り花 (てつを)  3
この句、万葉歌碑の作者、内容は語っていないので上五、下五で推し量るしかない。恐らく哀しいの句碑の内容だろう。山辺に立つその句碑の前に立ちたいもの。全ては季語が握っている。

30 釣柿やいま人生の分岐点 (コビトカバ) 4
作者は今人生の曲がの角に来て踊り場で立ち止まっている。その度知恵を絞り切り抜けてきた。何度目だろう。まだまだ続く人生行路。宿命と割り切るまでは時がいる。上五の釣柿がこの句のキーポイント。

65 親方のいくらか丸く松手入 (アイビー)  5
仕上がった松はいくらか丸みを帯びている。施主の指図か親方の好みか。いずれにしても作者の鋭い視点に先ずは脱帽。願わくば散髪を終えた松の好みを聞きたいものだ。

89 小包を開く前から林檎の香 (ヨシ)   6◎みにょ、
我が家に毎年届いていた栗が途絶えた。叔母が施設へ入所した為だ。
故郷との絆が途絶え淋しい。作者一家は毎年届く贈り物を心待ちしているのだろう。初物は先ずは仏様へ。・・・ご馳走様。

78 退屈も心地良きかな冬日向 (あんのん) 5 ◎羅漢
なるほど。ここまでくると達観と言うほかはない。色々な欲望から解放された老いの心境を冬日向がやさしく受け止めている。

85 初冬の丸きポストに句を託す (羅漢) 2
時代の流れか丸いポストを見かけなくなった。赤色は健在だが。初恋のときめきかと思ったが昭和の懐かしい雰囲気を醸し出しているのに気づいた。自信作だ、何とかしてくれ。上五の季語が効いている。

108 夜長には平家の落つる物語り (ラガーシャツ)  5
最近テレビでは能や歌舞伎が放映され楽しませてくれる。内容は不案内だが謡や古式豊かな器楽で楽しませてくれる。殆どが哀調を帯びたものだ。この句平家の落ち武者の物語を涙ながらに聞いているのだ。しんみりした味わい。佳句。

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平家の句鑑賞ありがとうございます!
  ドラゴンズも大相撲も将棋タイトル戦も終わり
  この頃は読書をせっせとしております。
  鑑賞していただけると俳句作りにも力が入ります
  ありがとうございました!

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♯♭人生いろいろ・・・♬♫・・・

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釣柿の句の鑑賞ありがとうございます。
人生には幾度となく分岐点が訪れますね!
自分が選んだのだから後悔は無いはず。
たくさん考えて、人に相談したりして、最終的に自分で選べば良いのだと思っています。

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お願い

お願い

5日から12月句会が始まります。現行の5句出句8句選句は、正直なところ、幹事アイビーの負担が重くなっています。そこで申し難いのですが、12月句会から、3句出句5句選句に変えたいと存じます。種々ご不満はおありでしょうが枉げてご承知おきを賜りたく、お願いたします。

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三句ですね🎵。アイビー様無理なさらずにネット俳句を継続して欲しいと思います。

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承知しました!
この句会を長く続けていただけるのが一番嬉しいのです。

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はい❗️了解です😃なかなか佳句ができませんが、これからもよろしくお願いいたします🙇😃

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ご尤もです。なんのふそくもありません。お手伝いもできず申し訳ありません。

引用して返信編集・削除(未編集)

いつもありがとうございます。
  了解致しました!それでは厳選して(笑)三句投句いたします。
  末長くネット俳句会が続けられる事ことを願っています!
  アイビーさんご苦労かけますがよろしくお願いいたします🙇‍♂️

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選句作品鑑賞

2 秋桜風に靡きて色散らす  (茶々) 3 ◎てつを、
情景が目に見えるようです。やはりこのような句は頭では作れませんね。ましてAIでは。秋桜との対話は欠かせません。色散らすは作者の思いでしょうか。今年の秋が永からんことを。

34 残菊や路地にかをりを誘う風  (森野) 4 ◎ふうり
残菊ともなれば香りも淡く儚いものでしょう。生活臭のたまり場でもある路地、その路地へ残菊の香を誘う風。作者はこの情景を目の当たりにして己の人生を重ねているのでしょうか。奥行きのある句と思いました。

40 薬局の名入りの袋下げて冬  (玉虫)  5 ◎コビト
私の場合概ね診療時間は長くて10分。「どうだね、変わりないかね。はい! 測定記録を確認し記録、血圧測定後、ではお大事に。大抵そんなもの。混んでると会計に時間がかかります。そして薬局へ。薬局は連絡が行っているので概ね早い。空いている時は懇意な薬剤師と談笑。(必ず薬の効用の説明を受ける・朝5種類、夕3種類)そして外へ。これまでは暑かったが最近はやや寒い。私の場合この一連の流れの中では病気のことは殆ど頭にありません。通院の患者の心の機微をさらりと表現した心憎いまでの作品。特選にと思った句です。

41 初冬や杖の影にも風の音 (羅漢)  3
杖の影とは意表を突かれました。杖は老いの心身の支え。ここに風の音を聞いたんですね。。恐らく体感でしょう。あたかも冬はじめ、長い冬を思いこれからの余生に思いを致す作者。深読みでしょうか。

46 冬林檎量って擂って介護食 (尾花)  4 ◎ナチー
介護食の句を時折見かけますがこの句は至って具体的。その行為一つ一つに患者への思いやりが滲み出ています。分量を量る行為から患者の病状や状況が読み取れ上五の季語と下五の措辞が響き合って介護の大変さは微塵も感じさせずむしろ介護食づくりを楽しんでいる様子が伺え心を打たれました。一種のリズムの乗せられ特選に戴きました。

68 帰り花忘るることも生きる知恵 (尾花)  8 ◎ヨシ
なるほど、人生訓ですね。生身の人間、多くの人は煩悩に妨げられ老境になってもい生き方を狭めています。帰り花が微妙ですね。でもこれに変わる季語は見当たりません。佳句と思います。

83 熱の子のスマホ離さぬ今朝の冬 (玉虫)  4
ありそうですね。最近の子はスマホが友であり生き甲斐です。親はスマホのもたらす負の面を気にしつつ半ば諦めの心境です。一方、子どもを守るべく法的な措置に踏み込んだ国もあります。この句、熱の子を前にはらはらしている親御さんの気持ちが伝わってきます。

106 凍て雲や両手に挟む子の頬っぺ  (玉虫) 5
中七がいいですね。季語と見事に響き合って親子の情愛が醸し出されています。季語の斡旋、切れ字も適切かと。

引用して返信編集・削除(未編集)

ナチーさんへ

おはようございます。  
「冬林檎量って擂って介護食」この句に特選をいただきありがとうございました。
カロリー制限のある食事作りは量って量ってです。肉も魚も、醤油も砂糖も、もちろん林檎もきちんと量るのです。食欲のある人の介護食作りは大変でした。本を読んだり栄養指導を受けたり勉強しましたが常に不満が少しあったのではないかと。それを補うのは話し合いしかないかとも?
「帰り花忘るることも生きる知恵」 物忘れが酷くなった私開き直って。「帰り花」という美しい季語のおかげで俳句になりました。この季語でいいと言って頂き嬉しいです。
ありがとうございました。

引用して返信編集・削除(未編集)

ナチーサン
私の俳句三句を鑑賞して頂きました。
ありがとうございました。
  
106 凍て雲や両手に包む子のほっぺ

此の句は子育てを始めた北海道のころ。当時は車も無く
汽車かバスの移動で時間通りに来る事は稀だったように記憶しています。
待っているときの寒いこと!
親としては冷たくなった子供のほっぺを手で温める事しか出来ません。
赤いほっぺの手触りがおもいだされ一句に。
私は句材に北海道時代を用います。しかし現在の北海道の暮らしとはかけ離れた表現になっている事が多いです。
悩ましいです。

引用して返信編集・削除(未編集)

コメントありがとうございます。

2 秋桜風に靡きて色散らす
この句にコメントありがとうございます。本当に実際にコスモスを観察してみないと頭に浮かばないと思います。AIの句は肌感覚がないから味気ないでしょう。私は毎夕愛猫の餌やりに田園方面に出かけます。道中、1反
程の田圃一面にコスモスが咲いています。赤白ピンクと色鮮やかです。
 夕日に映えています。いつのまにかコスモス祭と幟がはためいていました。デモ見ている人は一人もいない。私の一人占めです。コスモスの揺れ動くのと私の凝視は秋ならではの至福です。アイビーさん、錦秋が続くと
良いですね。アイビーさんのコメント大満足です。 

引用して返信編集・削除(未編集)
合計4669件 (投稿2289, 返信2380)

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