7月のみんなのネット俳句会は、管理人の白内障の手術と日程が重なるため、中止します。楽しみにしていた方には申し訳ありません。8月句会は8月5日開幕です。奮って投句願います。
6月句会の互選結果の記事のピン留を解除しました。ご覧になりたい方は、no,5695の記事までスクロールしてください。
将棋棋聖戦5番勝負第3局が30日千葉県木更津市で挑戦者の杉本和陽6段との間で行われましたが、84手で藤井聡太永世棋聖が3連勝、棋聖を防衛するとともに棋聖6連覇を達成しました。なおこの勝利で藤井の通算獲得タイトルが30の大台に乗りました。
羽生善治九段の99勝に一歩近づきました。
大変遅れましたがお許しください。
六月の歌会はまったくだめで落ち込んでいました。
雑に読んでしまい、点盛りはしないのですが・・・
では鑑賞させてくださいませ。
17 万緑や嬰赤くなり伸びをする
特選でいただいてよかったのですが、嬰は元々赤いもの。
だけど、とても愛情豊かな作者の笑顔が浮かびそうです。
18 辻ひとつ入りて涼しき京の路地
こういう旅は好きですね。京の小道のほの暗さが身に染みます。つけます。
もはや地図などいらぬパラソル かをり
22 万緑や文武に長ず松代藩
ええ、松代は俳諧、連句も盛ん、講談、佐久間象山。旅の句は旅へ出たくなる句が上等です。
先月の甲斐にしろ、ここでは季節ごとに趣味のいい旅の句をいただいて、旅愁どっぷり。
38 母の日に贈る絵入りの感謝状
俳諧は三尺の童にさせよ、ええ、まんまにいただきました。大人だって母の日はあるのです。
詠めそうで、皆様詠めますか?
42 一晩に一寸を伸ぶ夏野菜
菜園、素直にものを育てる喜びが伝わります。お人柄がでております。
「を」は「に」とお迷いになりませんでした?
一晩を一寸に伸ぶ夏野菜 いずれにせよ「を」が光るんだなあ。ここは私のようなものではどちらがいいかは。。。
60 ほの蒼く街煙りゆく梅雨はじめ
ただひたすらにダンディーですね。これは寺尾あきらのルビーの指輪ですよ、神社仏閣を出よなーんて。 つけます
すこしの嘘が残るとまり木 かをり あ、バーの止まり木です。
★82 いきさつを聞かむ古茶の葉開きけり
このいきさつが光るよ。そして出がらし感の時間の流れ。季語は?特選にはいただかなかったとおもっていたら、古茶は夏の季語。
ごめんなさい、いまさらですが特選にいただきます。おわびにつけます。
隅のと金がまあ生きてくる かをり 将棋は詳しくないけど長丁場になりそうですね。聞いているようで・・・
90 緑蔭や洪鐘(おおがね)までのをとこ坂
THE、俳句ですね。おおがねと男坂の相性。よいとおもいます。
おんな坂だと風味がちがってきます。
片かげや閻魔堂までをんな坂 かをり
こういうところが俳句の面白さであり危うさですね。他意はなくたまたまこの句であり生意気言ってすみません。
アイビーさん、ゆっくり養生なさってください。ここは居場所でありましょう、来月は
全快の主宰の帰る夏屋敷
にゃんこさんの句をふたついただいていたのですねえ。どちらも滋味あふれる句ですねえ。
助詞、短歌は31文字ですが俳句の助詞の一文字は大事ですねえ。基本「に」と「も」はうるさいので避けるべしですが、
布かうてくじらで裁ちぬ夏衣 と私は詠んだのですが。鯨尺ですね。
布かうてくじらに裁ちぬ夏衣 「に」とただちに師匠になおされました。些事のてんまつ、失礼しました。
布かうてくじらに裁ちぬ夏衣 音はほのかに色を催す かをり
かをりさん、拙句を鑑賞していただき、ありがとうございました。
コメントが遅くなり申し訳ありません。
一晩に一寸を伸ぶ夏野菜
昨年のミニトマトに続き、今年は茄子と胡瓜を初めて植えました。
プランター栽培ですが、夏野菜の成長の勢いは驚くばかり。
助詞も含めて、「一寸」を「ちょっと」と読まれない様に、表現に悩みました。
「助詞」は難しいですね。
「一晩を一寸に伸ぶ夏野菜」私にはとても思いつかない助詞の使い方ですが、こちらの方が説明っぽくなくていいですね。ありがとうございます。
いきさつを聞かむ古茶の葉開きけり
特選に選んでいただき、ありがとうございます。付け句でぐんと世界が広がりますね。ありがとうございました。
水尾様
ナイスジョーク、関西のノリで切り返されました。
蜘蛛の巣と請求書は払います。蚊と干した布団は叩きます。どこかのなんか条にないじゃろか。
水尾様
蚊を打ったのでは無用の殺生をすることになります。柔らかく払ってこそ、仏の道に叶うのです。
かをりさんへ
緑陰や、の句の鑑賞をありがとうございました。男坂、女坂というのは、神社の坂道と思っていたので迷っていましたが、調べるうち何処かに寺でもOKということが書いてあったので早速使っちゃいました。
選句して下さりありがとうございました😊
アイビーさんやはり調子が悪いんだ。手の具合いかが?無理してもやっぱり蚊は叩いてほしい。
あはは、いじりすぎた?
かをりさんの俳句鑑賞、楽しく拝見しました。最後に私の体調を気遣う一句まで添えて頂き、恐縮しております。
お返しに一句
陋屋に虚しく老いて蚊を払ふ
1日の俳句三択クイズ
お遊びの俳句三択クイズです。次の句の伏字のところに当てはまる文言を三つの候補から選んでください。正解は明日の掲示板で。
第1問 子燕のこぼれむばかり【①】 小澤實
A子どもたち B口ひらく Ⅽこぼれざる
第2問 【②】ぎゆうぎゆう詰めやさくらんぼ 嶋田麻紀
A幸せの B歓声の Ⅽ佐藤錦
第3問 桐の花らしき【③】咲きにけり 西村和子
A高さに Bお庭に Ⅽ気高く
第4問 やはらかく【④】つかまれし蛍狩 朝倉和江
A手を B帯 Ⅽ肩
ヒント ①なんとかなりますよ ②大好きな ③見上げるように ④ほら、あそこにも蛍が
1-B
2-A
3-A
4-A
これでいきます。
1C
2B
3A
4C
今日もヒントを頼りに。
毎日、暑いですね。
30日の正解 ①―B ②―B ③―Ⅽ ④―A クイズ参加者は2人だけですが、二人とも全問正解。そのうち元のペースに戻るでしょう。
第1問 五月雨や大河を前に家二軒 蕪村
第2問 五月雨の降り残してや光堂 芭蕉
第3問 大の字に寝て涼しさよ淋しさよ 一茶
第4問 負うた子に髪なぶらるる暑さかな 園女
30日の俳句三択クイズ
お遊びの俳句三択クイズです。次の句の伏字のところに当てはまる文言を三つの候補から選んでください。正解は明日の掲示板で。
第1問 五月雨や大河を前に【①】 蕪村
A捨小舟 B家二軒 Ⅽ松並木
第2問 五月雨の降り残してや【②】 芭蕉
A立石寺 B光堂 Ⅽ浮御堂
第3問 大の字に寝て涼しさよ【③】 一茶
A天下取る B嬉しさよ Ⅽ淋しさよ
第4問 負うた子に【④】暑さかな 園女
A髪なぶらるる B尿もらさるる Ⅽ愚図愚図泣かれ
ヒント ①人が住んでるのかな ②純金製 ③一抹の… ④女性ならでは
1- B
2- B
3- C
4- A
これでお願いします。
9 若葉風けふもご機嫌古農機 (てつを) 5
農家の生活の一コマ。農機具に愛情が注がれている。中七の措辞が何とも言えない。擬人法を上手く取り入れている。季語を得て一句が輝いた。
10 解体をぢつと待つ家夕薄暑 (ヨシ)
築何年だろうか。昔の田舎の家は概して丈夫だ。我が家もそうだが築80年過ぎても人を住まわせている。人が住んでいるから持っているとも言えるのだが。この句解体が決まり過去が詰まった家を眺めながら追憶に浸っている作者。季語が切ない。
14 草引くや屈む背中に青時雨 (ヨヨ) 2
中七が全て。この中に性別、年齢等が潜んでいる。青時雨の季語が一句を引き締めている。
67 尺取りや老の脳味噌掻き回す (玉虫) 1
中七下五は思い切った表現だ。ここに至った経緯は語られていないが季語の尺取虫からいろいろ想像できる。老いの胸中は他人の忖度を許さない。尺取りに訊くしかない。
69 推敲の末は昼寝の大鼾 (水尾) 6
推敲に推敲を重ねたのだろう。大鼾からきっと満足を得られたのだろう。いい夢を見ているかも。
86 蛇口からじゃかじゃか水が立夏かな (ちとせ) 1
中七がユーモアたっぷり。じゃかじゃかは擬音ともとれるが作者の心の動きだろう。
87 夏旅や卓球台は洒落た黒 (コビトカバ) 1
昔から家族で卓球に親しんだ我が家、私にとって卓球台は特別な存在だ。黄色のピンポン玉の出現に驚いた記憶がある。台も折り畳み式になり扱いやすくなった。ただ台の黒色と外枠の白は変わらない。旅先で卓球に興じている家族。作者のこだわりはここでも卓球台、洒落た黒とは言いえて妙。言われてみると確かに、納得。
90 緑蔭や洪鐘(おおがね)までのをとこ坂 (尾花) 3
洪鐘(おおがね)の所在は関知しないが恐らく古刹の鐘だろう。ミソは下七のをとこ坂だ。少なくとも平坦なはずがない。老境の身には試練だ。目的に向かっての挑戦が続く。緑蔭が雰囲気を和らげてくれる。なお、をとこ坂と「を」を使ったのは旧仮名遣いに徹したからか。
82 いきさつを聞かむ古茶の葉開きけり (にゃんこ) 6
選句鑑賞に抜けてしまいました。古茶が夏の季語とは知りませんでした。この季語が「いきさつを聞かむ」の日常生活に関わりを持った時詩が生まれました。上五、中七の絶妙な措辞と座五の受け止め、人間関係を自然な形でさらりと表現した佳句と思います。
48 梅雨入りやダメライフなもレットイットビー
この句無点句ですが中七、下五の意味が皆目わかりません。多分外国語と思われますが作者のコメントを頂ければ幸いです。
ナチーサン様
蚊遣火や老いを受け入れ然を生く
の句の鑑賞ありがとうございました この句はご指摘の通り下五の表現にとても悩みました 老いを自然に、なすがままに受け入れていこうという気持ちをどんな言葉で表現したらよいのか、自分の気持ちにぴったりな言葉は字余りになったり字足らずになったりで辞書を引きながら随分推敲しました 自然を 然 という言葉一文字で表現するのにかなりの葛藤がありました 今もってこの言葉で良かったのかどうか悩むところです そんな中特選に選んでいただいたこと、飛び上がるほど嬉しかったです
空梅雨や己が道ゆく三男坊
の句の鑑賞もうれしいです この句は季語の空梅雨が果たして詠み人にどのようにとらえられるのかなあという不安でいっぱいでした ユーモラスな雰囲気でとらえていただいたこと、この季語にして良かったと安堵した次第です ありがとうございました