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スレッドNo.1813

7句観賞

アイビーさん、お纏め感謝です。
今月は邪道ですが、七七につなげたい句を選びました。

18 一日に一つの予定草を引く (玉虫) 
厠にめくる墨のみつおと
すみません相田みつをおもいだして。
前半、教訓かなあ、境涯もうっとしいなあと読んで最後に作者の日常を託した季語が出た。
草を引く 輝いた。特選でもかまいません。

26 桑の実や十五歳まで木に登り (玉虫)
初潮知るの夜のさみだれており
勝手に女子として、桑の風を感じます。

29 蛍火の向うに父の大工小屋 (ヨシ)
灯火消したる母子の手探り
これは良い句ですねえ。童話なんです、この風景。
童話には、万人納得です、家族も見えて、もっと点がはいっても・・・

57 花石榴活けて難儀な手紙書く (尾花)
役所に届く楷書うつくし
これは実感です。難儀な手紙の内容でまた一句浴びたいです。私は野暮ですが。

67 でで虫の葉裏にありて深眠り  (ナチーサン)
王手飛車差す孫の挨拶
深眠りがいいですねえ、作者の語彙の斡旋に乾杯。
ひとつお孫さんに登場していただきました。

73 白靴やこの世すべてがうさん臭い (ABCヒロ)
バブルの頃も生きていたらし
白靴にうさん臭いとは、よう詠んでくださいました。スカッとしました。
最近、株高ですね。

107 六月や実に分厚き三国志 (玉虫)
薄化粧して読む紅楼夢

季語がぴったり。私は横山光輝の三国志、ゲームの三国志。
スマッシュヒット、良い句ですねえ。

ひどい観賞ですが、お許しを。

引用して返信編集・削除(編集済: 2023年06月18日 17:20)

アイビーさん、おっしゃるように、短歌の七七というより、連句を意識しました。
短歌は575の後へ階層して言葉を積む感じですが、今回はつかず離れず、酔っ払いなりに「発句の残像」を意識しました.
そしてもう一回発句に遡り、振り返ると「付け句の遡像」の不出来が見えてまいります。外山しげひこ風w
あーー、小難しいこと言ってごめんなさい。
すぐれた俳句は切れ字等で これを17文字でするのですから,大した詩形です。
付け句もどきをさせていただき、皆様の素晴らしい17文字に感謝です。

引用して返信編集・削除(編集済: 2023年06月18日 21:18)

こんにちは。
かをりさん、ありがとうございます。
まさか、七七を付けていただけるとは!開けてびっくりでした。
しっとりと寄り添ったりパシッと響いたり付句の変化が楽しいです。

引用して返信編集・削除(未編集)

かをりさんの七七を付けて頂き景色が深まりました。
自分自身の想いを引き算、引き算として作句しますが、この七七は
18
草を引く想い。
26
木に登った想い。
107
三国志の分厚い四巻を机に並べた時の
読み切れるか?
の想いを付けきれない焦燥を消してもらえたような充足感があります。
ありがとうございました。
俳句とは自らが裸になったときに共感を得られる・・・としみじみ。
凡退続きの玉虫の小さな悟り。

一寸だけ語ります。
桑の実や十五歳まで木に登り
今の十五歳とは違う十五歳が有りました。
すし詰め教室から解放されても、進学するのはほんの少し。
後の大方は実社会に触れるわけです。
木に登るのも、桑の実を好きなだけ食べるのも。

生きてきた訳で・・・桑の実が実ると想いが。
より、かをりさんの七七を付けて大人になる頃の女子!が美しいです。
素敵な観賞していただきました。
ありがとうございました。

引用して返信編集・削除(未編集)

花石榴活けて難儀な手紙書く 
役所に届く楷書うつくし
七七をくっつけて頂き、またまた違う世界が広がってきてビックリ!
皆さんの作品もそれぞれ素敵で驚きです。楽しいですね!
ありがとうございました。

引用して返信編集・削除(未編集)

67 でで虫の葉裏にありて深眠り大手飛車差す孫の挨拶
 気に入ってます。面白いですね。この試み。
 短歌から7,7をとったらどうなるか。・・・ダメか。

引用して返信編集・削除(未編集)

邪道どころか実に面白い趣向です。上の575に違う人が下の77をつける、まさに連句の世界ですね。思いがけない方向に行く、自分では制御できないところが面白い。今後もちょいちょいやりましょう。

引用して返信編集・削除(未編集)

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