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スレッドNo.1950

句評一句

37 あをすだれ離婚届の楷書文字 {かをり}さん
    あをすだれは普通にいう「すだれ」のことだが、この句の場合は離婚届との取り合わせで、若くして離婚せざるを得な
   かった 話せないような事情を含んでいるように感じました。そして、立腹してその場の雰囲気で書いたものじゃなくて、
   冷静に判断し、熟慮した上で、離婚はやむをえぬものであるということは書きなぐった文字じゃなくて「楷書」という文
   字に含まれていると判断した。
    小生は結婚して53年にもなるが、幾度となく離婚の危機を経験してきている。しかしそのたびに冷静になるように心
   を宥めて乗り越えてきた。最も危険だったのは結婚して5年目ぐらいだった。O型とB型の組み合わせ、しかも岩手と鹿児
   島の取り合わせがスムーズにいく筈もなく、何度も衝突を繰り返した。 勿論、現在でも猛烈な衝突はあるが、小生の難
   聴が起こす衝突なので、一方的に当方が悪いので 取っ組み合いの喧嘩などにはならず離婚に発展することが無い。
    おもしろいと言えば失礼だが、材料と季語の取り合わせの妙で特選に拾わせて頂いた。 素晴らしい句ですね。

    なお、インターネット俳句だろうが、普通の句会だろうが、出句&選句は誰よりも早く、選ぶ句の判断も瞬時に行うようにし
   ている。 なぜなら小生の両親の口癖は「遅いことは誰でもやれる。 瞬時に判断できないようなことならば地震などの天
   災では確実に逃げ遅れて死ぬ! 津波などは後ろなどは見ず一目散に山へ逃げるのだ!」と厳しく教育された。 それでも
   女房の素早さや判断力には敵わない面が多々ある。   

引用して返信編集・削除(編集済: 2023年07月14日 21:52)

束束子さん、エピソードを交えた選句観賞ありがとうございます。

この句は自分自身のことでなく、亡くなった叔母をモデルとしております。
私はずっと独身ですが、自分ことであれば、こうも客観的には詠めないとおもいます。
まだ私も幼くて、事情はわかりませんが、無邪気に覗き込んだこの光景はおぼえております。
その後ピアノ教室で生計を立て、結構生徒さんも多かったようです。
6月の命日には思い出す叔母を詠みました。
18 五線譜に夏が来てゐて死者生者(かをり)
無点でありましたが、これもそこからの発想です。

私の親の教えの一つは「下手でもいい、字は大きく楷書で書く」でした。

引用して返信編集・削除(未編集)

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