面白い句だとは思いますがねえ
どこまで行っても「果て」というものの無い宇宙。これを丸いものとして沢山ある星々を遠近を抜きにして名前をつけたのが「星座」ですね。星座の名前は全部で80いくつもあるらしいのですが、その半分は生物の名前を冠しています。 ざっと数えて40ほどあって、大型の生物では
くじら、おおぐま、こぐま、おうし、りゅう、ほうおう、きりん
その他33は小型の生物の名前です。
いっかくじゅう、イルカ、うお、ウミヘビ、大犬、狼、お羊、がか、カジキ
カニ、カメレオン、からす、きょしちょう、くじゃく、こいぬ、こうま
こぎつね、こじし、さそり、とかげ、とびうお、はえ、はくちょう、はと
ふうちょう、へび、うみへび、みなみのうお、やぎ、やまねこ、りょうけん、わし です。
この一覧に無いのは象、ライオン、カバ、パンダ、ヒョウ、ラクダ、ブタ、ハイエナなどになりますが、名前の付いていない星座が見つかれば、いつかは拾ってもらうことがあるかも知れません。
「小熊座へ猛突進の宇宙カバ」 はこうした宇宙の星座間へまだネーミングされていないカバ座が入ろうとして突進して行く状態を句にしたものなので、当然ながらカバ座の全体像はまだ見えていないということです。 宇宙には時間という概念もありませんが、地球人が考え出したのは「光年」 光の速さで1年かかる距離ですが、太陽と地球間の距離の何万倍もの距離になります。 現在の望遠鏡でXX億光年も先の天体の話をしてますので、小熊座なんかすぐそこのことでしょう。 アンドロメダ星雲は渦巻き状になってますが、太陽系が属する星雲群も渦巻き状になっていて、天の川は渦巻きを横から見たら、星々が重なっているから川のように見えるのだという話です。 私は昔から眠れない時には宇宙の距離を考えます。「どこまで行っても果が無い」ということは どういうことなんだろうと考えていると自然に眠ってしまうのですね。 それでは皆さんの面白い句、句評を楽しみにしております。