選句完了
清記&選句
10月句会の清記一覧を発表します。投句された方は速やかに選句に入って下さい。
投句者・▼えっちゃんあら、▼束束子、▼茶々、▼森野、▼ヨヨ、▼和談、▼コビトカバ、▼いちご、▼ふうりん、▼ヨシ、▼ABCヒロ、▼ちとせ、▼弥生、▼尾花、▼ラガーシャツ、▼ダイアナ、▼アイビー、▼高田井、▼てつを、▼ナチ―サン、▼玉虫、▼かをり、以上22名。(▼は選句済み)
選句要領
1 選句期間 10月11日(水)~10月13日(金)
2 選句数 7句 うち1句を特選とする。特選は無しでも構わない。特選2点、並選1点で計算します。
3 選句方法 句番号を書き出すだけでもよい。
4 結果発表 10月14日(土) ただし進捗状況により早まることもあります。
5 その他 投句された方は全員、選句をして下さい。投句してない方も選句に参加できます。ただし、投句者全員の選句が終わった時点で締め切ります。
10月度みんなのネット俳句会 清記一覧
1 ミシンやめ手縫い楽しむ夜長かな
2 名月を招く狭庭の花を生け
3 詰めるだけ詰めし馬鈴薯なほ詰める
4 老農の立てゆく稲架の弱き脚
5 今日こそは番狂わせの夜長なれ
6 廃材を浮かべて暮るる秋の海
7 番頭の手の平ちょこの新酒かな
8 爽やかに出世力士の呼び出され
9 月見酒私以外は皆弱い
10 名月や故郷の抹茶点て喫す
11 赤い羽根小銭浚ひて募金せし
12 葬儀後の帰路や別れの秋の蝶
13 芒道汗かかぬ風通り過ぎ
14 毒茸か黄色と黒の虎模様
15 ほんたうはおしゃべりな鰐水の秋
16 吾(あ)の妬心見透かしてゐて芋の露
17 折られたる大樹痛まし野分あと
18 風爽か朝戸開けしに頬撫ずる
19 竹垣を昇る名月露天風呂
20 城内へ銃眼抜け来秋の風
21 百選の楠の大樹に天高し
22 一位の実幼き恋よ故郷よ
23 赤ちゃんのお尻テカテカ夜業の灯
24 甦る記憶の香り金木犀
25 指先に王者の響き秋の宵
26 期待の目一身に浴び秋刀魚焼く
27 名月や城址轟く陣太鼓
28 善も悪もこの星のもの鳥兜
29 吾の知らぬ御馳走と言ふ蝗かな
30 ややこしき十四歳や新松子
31 親離れ出来ぬ私と秋の空
32 饒舌のテレビの才女残暑かな
33 観月や団子を飾り孫の声
34 虫集く地球公転音幽か
35 栗和菓子大売出しの彼岸かな
36 教卓に芒一本残るのみ
37 間引き菜のどつさり積まれ道の駅
38 町の子のにぎやかに過ぐ秋の路地
39 彼岸花ゴンか寿惠子か矢田川に
40 曳き馬の一完歩ほど秋の水
41 天麩羅に揚げて開きぬ十五夜菊
42 九代目は慶応ボーイ新松子
43 まねき猫に貸してやりたし秋日傘
44 栗届く伊勢新聞に包まれて
45 人生や釣瓶落としと晩酌す
46 寮生のおかわりの声秋涼し
47 柿落ちてどこか傷つく少女かな
48 紅葉狩り初冠雪に遮られ
49 親しみし番組終る夜長かな
50 懐かしき写真見つけし夜長かな
51 潮風の力も借りて烏賊を干す
52 秋風鈴吊り格子窓古りにけり
53 篠笛や城址にしみる月の宴
54 月見れば見るほど心平らなる
55 月代や今宵の客は訳ありて
56 やはらかに靴底に剥く栗の毬
57 欲絶てばあまりある幸鳥渡る
58 万華鏡カチと回りて彼岸花
59 腹太き蟷螂句碑に動かざる
60 タンカーは麒麟の国へ野分晴
61 未だ青き柿の出てゐる直販所
62 名月と満月重ね祈るらん
63 発芽菜も雨の恋しい残暑かな
64 山車(だんじり)や岸和田のまち鳴動す
65 言ひ切ってより後悔の秋団扇
66 老世帯の路地に産声菊日和
67 秋冷の頂上駅に珈琲の香
68 息を呑む秋色多彩弥陀ヶ原
69 ガラス猪口小さき秋にひやおろし
70 愚連なるいとど取り付く膝頭
71 我が庭を住処と選りて虫鳴けり
72 畦道の蹠にやさし曼殊沙華
73 曼珠沙華今生の彩尽くしをり
74 山盛りの無名の林檎つやつやと
75 案山子にも悪態ついて反抗期
76 秋の蚊は見かけ倒しやすぐ打たれ
77 名月や病室灯り一つ消ゆ
78 秋高し塾の初日はもう明日
79 天頂に登りて月の小さくなり
80 老人の老人による老人の日
81 気散じの川辺に寄せる曼珠沙華
82 秋晴のリフト降りたりベゴニア園
83 見て言うてそれほどでもよ蕎麦の花
84 秋彼岸入日赤々浄土透く
85 予後の犬縁に侍らせ芋を掘る
86 コスモスや寿恵ちゃん笑みてそこに立つ
87 推敲に句意破綻せる夜長かな
88 神苑に神話聞きつつ月を待つ
89 夜学生無口無口けふも麒麟
90 お月見のどろぼう貰うコロッケよ
91 秋天やキリンとキリン首交わす
92 秋晴れや鯉もゆらゆら水前寺
93 また一つ神事消えゆく秋祭
94 朝顔に散歩の足を奪はるる
95 丸髷を直す寿恵子やこぼれ萩
96 雑草てふ名の草は無し草の花
97 無花果や厠側にて丸々と
98 お喋りも長寿の術よ猫じゃらし
99 ねこじゃらし猫と戯る老婆の手
100 秋祭五人連れ立つ寄付集め
101 定演や徒歩にて帰る秋夕焼
102 山の香を載せて初栗宅急便
103 秋麗今朝はピンクの花を買う
104 名月や松の梢を渡り来し
105 珈琲とジャズの店なり秋時雨
106 田の畦に泥鰌掬ひの痩案山子
107 渡り鳥あきらかに山緩むまで
108 仙人掌の実美味なれば棘多し
109 週ごとに過ごす暮らしや秋来たり
110 名月やセミの抜け殻照らすなり
間違い、その他不都合な点をお知らせください。