読売俳壇より
ほほ杖はたのしきものよ初音聴く 東海市 斎藤浩美
5月20日 読売俳壇 正木ゆう子選入選
焼酎と簗が兼題でしたが焼酎の方に見るべき句があったように思います。特に父親のことを詠んだ句に秀句がありました。父親と言っても昭和の父親像ですね。寡黙で律義で子沢山で。つくづく焼酎と昭和の父親は相性がよいですね。で、席題が生ビールときましたから、のっけから酩酊状態でした。
アイビーさん、ありがとう、先日の句会もありがとう、飲みすぎませんでしたか?
見事なまでに、焼酎と生ビールの句が並びましたね、嚶鳴庵名物になどと大袈裟なことは考えておりませんので
悪しからず、ただみんなでワイワイできれば、それで良し、合格点だと思っています。
個人的なことを言えば、去年の11月に吉田先生が亡くなり、ここ半年ほど、悶々と過ごしておりました。
俳句の指針を失ったようで、なんともしがたいものがあります。
結局は、細々とでも俳句を続けていくことでしか、吉田先生にはご恩返しはできないのだと悟りました。
俳句への向き合い方、取り組み方は人それぞれだとは思いますが、私は、真剣に一句を作り、真剣に一句を選ぶ、そして、
真剣に俳句をたのしみ、遊ぶ、これに尽きると思います。