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スレッドNo.582

選句候補作品鑑賞

18 秋晴れや歴史探訪兵糧路 (和談) 2
和談さんは最近地元の古戦場研究会(講座)に加入している。実地研修もあるらしい。次第にのめりこんでいるようだ。俳句にも熱がこもってきた。今後の期待大である。私も「兵糧路」の有るのを初めて知った。季語に苦労しているようだがこの場合成功しているのでは。

23 栄転は先送り蛇穴に入る (ABCヒロ) 4
ここは何といっても栄転と蛇穴に入るの取り合わせだろう。事情は分からぬが先送りする栄転、よほどのことがあったのだろう。人生の機微に触れる句だ。「蛇穴に入る」が何とも意味深だ。

38 豊年や大社に据うる薦被 (かをり) 2
「薦被り」は薦(こも)で覆った4斗(約72㍑)入りの酒樽。大府の夏まつりには半田の蔵元に依頼、酒樽を積み上げて櫓を飾った。その時、樽の中は空だと知った。(運搬が手軽で)神社も同様とか。ま、そんなことはどうでも。この句の場合はどうか。私にはストンと落ちた。「大社に据うる」がいい。この🍸、「新走り」だろうか。

74 名月を乗せさえざえと松一樹 (金平糖) 1
松ノ木に名月が差し掛かった。正に乗っかったのである。この情景は長くは続くまい。この瞬間を冴え冴えとと捉えた。一読、臨場感を共有させていただいた。さえざえは漢字を使っても良かったのでは。

84 秋晴や影踏み鬼の入れ替はる (束束子)  2
最近も路地や公園などでも子どもたちの素朴な遊びを見かけるようになった。室内では得られない健康的な遊びである。追っかけ鬼は普通だがここは影踏み鬼、追うにも逃げるにも一工夫がいる。人数が増えるほど大変、秋の空は変わりやすい。ここは審判がいるかも。楽しい句だ。

86 秋祭り頭上で舞うや梯子獅子 (淑子) 2
豊明の梯子獅子は有形文化財である。二年間の中止で継承が危ぶまれ規模を縮小して3年ぶりに実施されたそうだ。私も30年ほど前に一度拝見しその妙味に感じ入った記憶がある。規模を戻した本来の梯子獅子を来年度は拝見したいと思っている。

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ナチーサン、ありがとうございます。
薦被のお話、薄薄おもっていましたが、ええ!空かー。落語の真打お披露目にもありますよね。
今更気がつきましたが、ここの本部は愛知県なのですね、あちゃー。
私は、アウェイで気にせず投句していました。
半田は新美南吉の故郷、私は「牛をつないだ椿の木」が好き。しゃっくりって怖いなあと幼心に。。。おかげで今でも怖いです。おお、牛をつないだ椿の木 で12文字です。
秋さぶや牛をつないだ椿の木  季重なりお許しを。
脱線、ちと酔いました。おやすみなさいませ。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年10月24日 22:21)

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