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スレッドNo.5978

選句候補作品鑑賞

14 鉢植えに灯る夕菅ひと夜花  (森野) 1
今回、夕菅の句が2句出ました。同一の作者かも知れません。儚い夕菅の花を鉢植えにおいて、贅沢な一夜を作者は満喫していま
す。絶滅危惧種に指定されている夕菅、きっと作者の思い入れのある身近な花なんでしょうね。

24 ほおずきやほの口をして吹き鳴らす (弥生) 2 ◎にゃん、
ほおずきというと海のほおずきを思い出すんですがこの場合は陸のほおずきでしょう。中七の「ほ」の口とはどのような形でしよ
う。いろいろ鏡で試してみたんですが。口の膨らみと思いますが自解戴ければ幸いです。

25 夕菅や湖に暮れゆく比良比叡 (てつを)
夕菅は絶滅危惧種に指定されている貴重な花です。夕方から咲くのでこの名前があるそうです。夕方湖面に黄昏が。比叡を背景に
儚い夕菅、幻想的な情景にうっとりしてしまいます。

55 語り部の白髪三千丈原爆忌 
今回6年生の語り部の句がありましたがこの句は白髪の老人。体験に基づいた切々たる語りが思われます。年々語り部が高齢化し
貴重な存在になっています。この語りが平和への懸け橋になることを願うのみです。無点句ですが心に残る句です。

87 風鈴にふれてにこにこ抱つこの子 (尾花) 7 ◎弥生、
一読心が暖かくなる句ですね。抱っこされた子の目線の高さに丁度風鈴が。日常の風景が素直に表現されました。平凡の中に真実
が。

95 豊漁の鰯クレーンの網開く (ダイアナ) 5
漁業の実景をありのままに表現されました。起重機に巻き上げられた鰯の群れ。網からあふれ出る鰯の塊、臨場感溢れる一句にな
りました。

111 やわらかき野に膝をりて今朝の秋 (かをり) 3
何気ない仕草で秋の気配を表現しています。繊細な感情の表現を上五に託した素直な佳句と思います。

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「海ほおずきは、アワビなどの巻き貝の卵塊(卵巣)を乾燥させたもので、植物のホオズキとは異なります。昔は魚屋さんでも売られていましたが、現在では珍しいものとなっています。」

 以上はネットでの表記です。私も初めて海ほおずきがアワビなどの巻貝の卵巣とは知りませんでした。私の故郷は三重県の志摩半島の漁村で当時同級生の母親はほぼ海女でした。母親が与えたんでしょう。女の子はよく口に含んで鳴らしていました。「グウグウ」と音色はあまり冴えたものでは無かったような気がします。

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ナチーサンさん、今朝の秋に一票ありがとうございます。
膝をついて茄子を摘み仏壇にお供えました。
選評のとおり、夏季休暇ちゅうであり、ゆったりと素直な気持ちで詠めました。
比較的日々尖っておりますが、自然や御先祖様に感謝の気持ちで生きていきたいです。

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ほおずきに海ほうずきがあることを知りませんでした。
ひとつ知識を得られました。
ほの口は説明が難しいのですが、はひふへほの「ほ」、つまり口を尖らす感じです。
ほうずきを口の中に入れて穴を手前にして唇で押し出すようにして鳴らします。
お世辞にも綺麗な音とは言えませんが。

弥生

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