清記&選句
清記&選句
9月度みんなのネット俳句会の清記を発表します。投句された方は速やかに選句に入って下さい。
投句者は、▼えっちゃんあら、▼コビトカバ、▼森野、▼ちとせ、▼ABCヒロ、▼弥生、▼ふうりん、▼ヨシ、▼ラガーシャツ、▼ダイアナ、▼茶々、▼尾花、▼ヨヨ、▼玉虫、▼まる、▼みにょん、▼和談、▼にゃんこ、▼ナチーサン、▼アイビー、▼かをり、▼八坂の22名。 ほかに選句のみ参加の▼てつを。 (▼は選句済み)
選句要領
1 選句期間 9月11日(木)~9月13日(土)
2 選句数 8句 うち1句を特選とする。特選は無しでも構わない。特選2点、並選1点で計算します。
3 選句方法 句番号を書き出すだけでもよい。
4 結果発表 9月14日(日)
5 投句に参加しない方も選句することも出来ます。投句者全員の選句が終わっても、スケジュールの前倒しは行いません。
9月度みんなのネット俳句会清記一覧
1 虫の夜や五十年目の母子手帳
2 初物の光なまめく秋刀魚かな
3 耳鳴のしげき日なり野分立つ
4 しろがねの頭を垂るる芒かな
5 病窓に観る月明日は我が家にて
6 秋待てど日増しにきつきコルセット
7 稲光カートに足を踏まれたり
8 秋夜空音と光の競い船
9 秋蝶や好みの花のありさうな
10 神名備や太古と同じ月愛でて
11 新米や炊けましたよと今朝も鳴る
12 今年から幸齢者とや敬老日
13 虫の声湯船に浸り聞く夜かな
14 やっと子と旅の日決まり小鳥来る
15 帰省して姉妹顔よせ西瓜食む
16 花園やアフタヌーンティーとスコーンと
17 秋祭り影一灯に神隠し
18 回覧の印鑑滲む残暑かな
19 とぼとぼと歩く残暑を引きずって
20 小鳥来るスイーツ持って友も来る
21 底紅や菩薩マリヤに似てをはす
22 大小と値札較ぶる秋刀魚かな
23 杉玉や尾州半田の新走り
24 それぞれの処得て咲く秋の草
25 主留守に夏草高き畑かな
26 座りこみ土と格闘草むしり
27 徳川の名残の城や菊人形
28 手をつなぎ花火大会胸躍る
29 病棟の九時は真夜中蚯蚓鳴く
30 秋めくや心踊るるポストかな
31 竹の春サイズアウトの靴綺麗
32 何処までもまだ阿蘇抜けず草紅葉
33 退院し空気の美味き赤トンボ
34 おやおやと案山子の軍手填(は)め直す
35 空澄みて縄文土器の並ぶ館
36 店先に郷愁誘ふ青蜜柑
37 いわし雲越の国から羽の国へ
38 古稀迎へ図書館の席決める秋
39 手に掬う水面に山の粧へる
40 俳句本並ぶ机や獺祭忌
41 気の合はぬ奴が隣に休み明け
42 七夕や銀座にくればオムライス
43 水筒のお茶の喉越し秋暑し
44 残暑とはとても申せぬ見舞状
45 地蔵盆行事予定を外れたり
46 終戦日好きなのり子の詩集読む
47 ぬるめの湯浸かりて聞くや秋の音
48 七輪の秋刀魚昭和は匂い出す
49 国宝の石垣に咲く草の花
50 出会ひたる団栗ひとつポケットに
51 しとしとと里芋濡らす恵みの雨
52 移ろふて蛇口の水に秋を知る
53 新涼やあと一品を作ろうか
54 遠花火まだ隠したい好きだつて
55 病棟の涼しき窓辺猛暑空
56 確かなるホーム抜け来る風は秋
57 雲映ゆる秋の夕焼け絵画かな
58 コスモスややさしき色に南吉を
59 朝一の牧に一ト鳴き時鳥
60 秋場所へブロンドの髷抱負述べ
61 句の友の来期手続き豊の秋
62 夜の野は我等が天下虫の秋
63 嫌ひとは好きといふこと晩稲刈
64 秋分の木曽三川の分かつ水
65 鳴き止めば彼方鳴き継ぐ秋の蝉
66 虫の声補聴器しかと付けにけり
67 月蝕に出会ひ叶はず秋の空
68 篝火や鮎に二か所の鵜の歯跡
69 大木を覆ひ尽くすや葛の花
70 秋風や猫の髭まで伸びやかに
71 コスモスに鈴木しづ子の風が吹く
72 句作りの意欲も萎ゆる猛暑かな
73 歳時記の手擦れを慕ふ夜長かな
74 父恋し母なほ恋し赤とんぼ
75 ウォーキングニキロももたぬ残暑かな
76 西瓜切るきっ先がぶり旨さ来た
77 それぞれの思い抱きて人の秋
78 マンドリン二百十日のコンサート
79 秋場所や綱の重みを堂々と
80 鶏頭は悲し血の色子規忌かな
81 菊酒や無事の退院祝い酒
82 一リットル水飲み切れば萩の風
83 愛犬のトリミング終へ虫の秋
84 手洗の窓にたしかに秋の空
85 外人がかうてさげたる秋の鮎
86 秋燕空を自分のものとする
87 魁となるや孤高の秋茜
88 子を二人呑んでしまひぬ踊の輪
89 今日はもう一度も聞かず法師蝉
90 靴下の片方さがす休暇明け
91 青柿やかつて横綱在(ま)せし部屋
92 草引けば心臓踊る音したり
93 猛暑日や夫退院門に立つ
94 木木の風ひたるひととき昼の虫
95 どこどこどこ小さな秋を探す日々
96 青きほど空青きほどカンナ燃ゆ
97 意気込みを口に出したる休暇明
98 天高し槍の穂先で君思ふ
99 猛暑でもお湯かけ菩薩涼し顔
100 庭の草朝露宿し白露かな
101 猫じゃらし見ると抜く癖廻す癖
102 路樹の葉をカサカサ掃きし台風過
103 厨居て白壁に黒蝙蝠ゐ
104 台風やずぶぬれながら庭掃除
105 いつの間に家のまはりを赤とんぼ
106 風の盆踊りで恋す八尾人(やつおびと)
107 物干しに月待ちかねる謡本
108 旅雑誌付箋の増える葉月かな
109 赤蜻蛉群れる校庭の昼休み
110 だらだら〜り用済み陰嚢(ふぐり)残暑酷
間違い等、不都合な点をご連絡下さい。