選句した7句の感想
訪問者10000人突破おめでとうございます。 これからもずっーと続けてくださいますようお願いします。
沢山の秀句の中から選句するというのは私にはとても難しいことです。作者の作句意味とは違った解釈をしてしまうこともありますが、今の私が心に惹かれた句を選ばせていただきました。
5,小春日や北斎訪ね来し小布施(森野さん)
長野県小布施町にある北斎館を訪ねられ北斎の絵画に魅了されたことでしょう。季語「小春日」が物語ってくれています。私も訪ねて見たいと言う思いでこの句をいただきました。
41,太陽も風も鋤き込み秋耕す(ヨシさん)
爽やかな風と穏やかな秋日の中の畑仕事を楽しんでいる様子が伺えていいですね。私はもう鍬で耕すことは出来なくなってしまったので楽しそうな秋耕に憧れがありこの句をいただきました。
43,じゃんけんは覚えたばかり七五三(ABCヒロさん)
遠くに住んでいる5歳の孫の七五三詣りの写真を見て「じゃんけんは覚えたばかり」、あーそうかもしれないなーと、今度会えたらじゃんけんだ! と思った、ほのぼのとした大好きな句です。
48,晩秋の湯船に透ける手術跡(ナチーサンさん)
ナチーサンさん二度も開腹手術をされ、健康を取り戻され良かったですね。骨折は大変ですが「日にち薬」ですから必ず治ります。湯船でしみじみと、でも回復した傷痕を愛おしんでいる心に残る句です。亡き夫を偲びました。
63,まだ家へ戻りたくなし鰯雲(束束子さん)
子供が幼い頃公園で遊んでいて「まだ帰らない!」とよく言われました。中高生でもお友達とおしゃべりしている時家のことは忘れています。 私はこの頃暗くなる頃には家に帰りたくなります。家が落ち着く超加齢を感じます。
73,わが子には多く望まず新松子(ABCヒロさん)
子供を育てた経験から3歳くらいまでは、この子は天才かもしれない?と思ったりしたものです。小学校高学年になるとわが子だからこの程度と諦め、成人したら健康で笑顔の生活をしていてくれれば何処にいてもいい。というふうになりました。私の心情にピッタリの句で特選にいただきました。
90,降り頻る木の葉の中の女人堂(胡桃さん)
木の葉が降り頻る、その後は冷たい冬が訪れる。その中にある女人堂・・・心惹かれる句です。
作句の意味と違っていたらおゆるしください。
感想有難うございます。撫子さんは前回まで違う名前で投句されていましたね。あの方と見当はつきますが、まあ内証にしておきましょう。どちらも秋の季語であることは変わりません。