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スレッドNo.255

マイナス志向の夫

Q0413
 高校生の子どもがいるのですが、今、部活動に一生懸命で勉強は二の次です。何でも頑張るように応援していますが、主人はマイナス志向なので、「こんなに遅くまで練習して先生に問題がある、まだまだうまくなってない」とか言うので、「プラスに褒めて」と言うと感情的になります。子育てや主人の性格で悩んでいます。

A0413
 ご主人のプラスの面を探そうよ。不適切な行動があればプラスの側面を探す。この夫はどういう点が素敵なんだろうというところから、話を始めてほしい。マイナス面から話を始めたら、絶対にどんな問題も解決しない。「あしたに礼拝、ゆうべに感謝」。プラスの面から始めないと問題解決しません。「この人は子どものことをすごく真面目に考えてくれてるね」って。「ほんとに真剣に子どもの将来のことを考えてくれてるね」って。「ほんとに責任を持ってくれていて嬉しいわ」と言うところから始めれば、話が成り立つ。「そんな怒ることないでしょ!」というところから始めると、話は成り立たない。どんなときにもプラスの面を見つけて、何を学んでもらいたいのか、この人にどんなことを学んでもらいたいのかを考えます。子どもと良い関係を持つことを学んでもらいたい、アドラーでは。この方はどう考えられるかはわかりませんが。いつでもどんなときでも、親は子どもの味方で子どもの仲間で、子どもの状態が悪くなればなるほど、この考え方は強まると僕は思う。昔、家庭裁判所に勤めていると、親が「あの子はしょうがない!」と言う。「お母さん、あの子は学校では当然先生たちから嫌われて、同級生たちからもまあまともな子どもたちからは相手にされていないよね。ここで親があの子を見捨てると、あの子の受け入れ先は1個しかないんですよ。そこはヤクザさんのところで、そこはそういう人をもっぱら集めているから、ヤクザ組織に行きますよ。だから、子どもの状態が悪ければ悪いほど、親は腹をくくって、子どもの味方・仲間にならないといけない。この子はとてもかわいい子だ。一番大切な子だ」とあなたが思うか思わないかが、子どもの一生を今決めるんです。小さいときの赤ちゃんは誰だって可愛い。こんなの動物的本能です。中学や高校生になって、子どもが非行化したり神経症化したときに、可愛いく思えるかどうかが親の修業なんです。だから、子どものプラスの面を探しましょう。子どもにまっとうな社会の中でまっとうな人たちとのつきあうことを学んでもらえばいいのだけれど、この子が今やっている努力を探し出して、「あんた頑張ってるね」と言ってあげないいけない。まずそこから始めましょう。われわれのアホな頭で考えるのをやめる。アドラー心理学の原理に遡って、どれかが絶対に欠けているはずです。そこをきちんとやれば、絶対、問題は解決するはずです。信じてやってみてください。(回答・野田俊作先生)

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