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スレッドNo.294

古希を迎える夫婦の心がけ

Q
 来年古希を迎える夫婦です。夫はまだ会社に行っていますがやがて退職を迎えます。友人知人を見ていると妻が夫のお守りをしている感じのご夫婦が多いようです。私はお互い対等で、趣味も一緒のものと別々のものとがあって、お互いの自由も尊重していけたらいいと思っています。どんな心がけが大切でしょうか?子どもはみな自立していて同居はないと思います。

A
 初老期じゃなくて老年期ですね。どういうとき老年期ななるか?発達の話です。人生の最後の発達段階です。この社会に対する建設的な貢献的な活動からすべて身を引くと老年です。会社へ行っていたら建設的で活動的で貢献的です。会社辞めちゃってもそれはできる。例えば、近所の老人会の世話役さんをするとか、子どもたちに何か教えるとか、自分でお勉強を始めるとかすれば建設的で活動的です。趣味の世界に没頭して、毎日池へ鮒を釣りに行くだけでは建設的でも活動的でもない。もうちょっと何かしないと。池が汚れてきたから池をきれいにする運動をするとかすると建設的で貢献的です。気をつけて何か社会に対してプラスの作用を及ぼそうと、親はやがて死んでいくけど、残る人たちにちょっとでも役に立っておこうと思うと老年期に入らなくてもすむ。初老期のままで一生いられる。そしたら初老期にボケないし、それからたぶん保障はしないけど癌にもならない。どんなとき癌になるか?生体が自さつしようと思うとき癌になる。何かイヤになっちゃったとき、定年になって悠々自適で暮らそうと思うけど、悠々自適と口先では言っていても実際には何も夢はなくてぼんやりと暮らしていると、「もういいだろう」とちゃんと体が癌になってくれる。あるいは配偶者に死なれたとか、子どもに裏切られたとかいう感じを強く持っていて、「もうイヤだな」と思うと体が癌になってくれる。ボケもそうで、あれは体は残るけど心のほうが自さつする。だからそんなにならないように、いつもこの世に夢と希望があって、自分に役割があって、自分に場所があって、自分が貢献できるということに気をつければ、老後やっていけると思う。だから何かそんな計画を話し合われたほうがいい。署名集めなんかもいい。ある人は禁煙指導をするお医者さんで、その人は電車の中にタバコの釣り広告があると、“Today I smoke. Tomorrow I will die.”というシールを貼って回ったとか。(回答・野田俊作先生)

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