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スレッドNo.324

中1娘の友人が気になる

Q 
 中学1年の娘のことです。同級生の友だちが来ると2階の自室にこもって楽しくやっています。お昼ご飯もおやつも自分で2階に運びます。私は、初めて来た友だちを観察する暇が…。
A
 観察せんでよろしい。
Q
 観察する暇がありません。友だちがどんな子か知りたいと思うのですが…
A
 知りたいと思わんでよろしい。
Q
 …あまり干渉しないほうがいいでしょうか。
A
 干渉しないほうがいいです。子どもは、自分に一番必要な友だちを選ぶ能力があると信じてください。あるいは、そうでないかもしれないけれども、体験の中から「この友だちとはあまりうまくつきあえないから他の友だちを探そう」と、自分で決めるだろうと思います。
 子どもの友だちと友だちになろうとしないでください。子どもの友だちと友だちになってもいいのは、向こうから言い出したときだけです。例えば、娘さんが年ごろになって、「ボーイフレンドに会ってほしい」と言ったら、「イヤだ」と言わずに会ってあげてください。ちょっと悔しいかもしれませんがね。あるいは、友だちのほうから、「ちょっとおばさん、相談があるんだけど」って言ってきたら、ぜひ会ってあげてください。いつも、向こうから僕らのほうへ働きかけがあったときに動いてほしい。こっちから積極的に動かないこと。思春期の子どもを抱えた親は、すぐスパイ行為をやりたくなるんです。友だちを垣間見たいし、できたら手紙を開封したい。頭のほうから開けるとバレるから、尻のほうからナイフで切って、あとで糊で貼ったりするんですよね。子どもの机の中を見て日記を見るとかね、そんなことを絶対にしてはいけない。それが、子どもを信頼してないということなんです。子どもを一人前の人間として扱わないということです。私が監視しておいてあげないとあの子は必ず悪くなる、と信じているんですね。親が信じているのは何かというと、あの子は必ず悪くなるということね。そのパワーが子どもに伝わって、子どもは必ず悪くなる。私なんかがいなくたって子どもはちゃんと生きていくと信じていると、子どもは実際にそうなるんです。
 このお母さんは、「私が友だちを監視してあげていないと、あの子はきっと悪い友だちとつきあう」と思ってるので、きっと悪い友だちとつきあっていくでしょう。それをやめてください。知らなくていいです。ですから、おやつや昼ご飯を持って行くのを口実に、覗きに行くというような汚い手は使わないようにしてください。特に、もう少ししますと、今度は男の子が来ます。そのときも、向こうから言ってくるまで覗きに行かないほうがいいです。
 どうしても心配だったら、友だちがそこにいないときに、「あの子はどんな子なの?」って聞くくらいはできます。それでも、「放っておいて」と言われたら放っておいてあげます。聞いてみるのはいいんだけど、それは言葉とかではなくて、いい友だちなのか悪い友だちなのかこっちが判断しようとか、もし悪い友だちだったらつきあいをやめさせようとか、こちらの敷いた路線(下心)に子どもを乗せようとしているのだったら、きっと失敗するんです。ただ、野次馬根性で週刊誌を見るようなつもりで覗いて見たいというのだったら、子どもは許してくれるかもしれない。指導しなかったらいい。ただ知るだけだったらいい。(回答・野田俊作先生)

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