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スレッドNo.530

野田先生と外国語

Q
 野田先生はいろいろな国の言葉を話されるのですが(野田:あんまりそんなことに興味を持たんほうがよろしい)、外国語を学ぼうと思ったきっかけは何ですか?また、さまざまな国の言葉は野田先生の心にどんな影響を与えているんでしょうか?

A
後半は答えやすい。きっちりとものを考えるとき、ほとんど外国語で考えているんです。英語かな、フランス語かな。というのは、そのほうがずっとものを考えやすいから。日本語はものを考えるために作られた言語ではないと思う。例えば単語1つにしても、「自立」だとか「平等」だとかを考えるときに、あれは英語やドイツ語からの翻訳語で、もとの意味が失われて日本語が独り歩きしている。だから、すごく間違った議論がいっぱいあって、わけがわからなくなっている。もとの単語に遡るとよくわかる。それだったら、初めからその言語で考えたほうが便利じゃないかと思うので、日本語であまり理屈っぽいことは考えないことにしている。そのほうが間違わない。
 そもそも外国語を学ぼうと思ったのは、英語が嫌いだったからです。今でも英語は嫌いです。中学でも嫌いだった。かといって英語嫌いで押し通すわけにはいかない。他の言葉だったら好きかな。
 中学校で英語を最初に教えるのは、外国語教育法としてはまずいと思う。あんな不合理な言語を。中学1年生には、インドネシア語を教えるといい。これはすごくやさしい。過去も現在も未来もない。単数も複数もない。主格も目的格もない。ただ単語を並べりゃいい。発音しやすい。ローマ字で書いてあるから誰でも書いたとおり読めばいい。使用人口も1億人以上いる。インドネシア共和国とマレーシアとで通じる。その周囲にもインドネシア人がいるから便利です。子どもたちに1年も教えれば、インドネシアの新聞を読んだり放送を聞いたりできる。それから英語を教えるといい。英語とインドネシア語とは似ている。言葉の順番とか構文とか。だからすぐ英語が覚えられる。アジアに対する差別的な態度もなくなるしね。

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