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スレッドNo.533

先輩が鬱病になって同居人が困っている

Q
 先輩が10年前に入れ歯になったことでしゃべりにくいことから、人と接するのがつらくなり鬱病になりました。半年くらい大変だったようですが、彼女の同級生が大病を患い、そちらへ気が行くことで、とりあえずそのときは落ち着きました。
 また、はめ具合が悪く食べられない、食欲も湧かないということで、夜だけ飲んでいたビールを日中も飲み、ほとんど食べず、夜も眠れなくなりました。同居人との関係も悪くなり、「出て行け」と言われて、7月に別居状態になりました。「自分がこんなに調子が悪いのに出ていくなんて、あの人は口が悪くて人を傷つけて平気だ。自分はこんなにも我慢しているのに」と私に訴えます。私は、「帰ってきてほしいなら私が言おうか、それとも自分で言う?」と言うと、返事をしません。直接本人が「もう死ぬしかない」と電話で言ったりして、8月に再び一緒に暮らし始め、精神科を受診し、鬱病と診断されて抗鬱剤と食欲の出る薬をもらい、最近少し食欲が出て眠れるようになったそうです。
 同居人は、家族として日々どのように接すればいいかとても困っています。自分自身の生活も充実したいので、食事作りに時間がかかり、同居人もイライラが溜まってきているようです。何度も鬱病について聞いていたつもりですが、今一度詳しくお話しください。

A
 難儀やなあ。鬱のご本人が質問したときと同居した人が質問したときは答えることにしている。どっちでもないみたいだからあまり答えたくない。
 鬱のご本人に対する答えと鬱病の人と同居している人に対するとでは答えが違う。課題が違うもの。その人たちが解くべき課題が。この質問者がどんな課題を抱えているかよくわからない。
 この先輩さんの鬱病は、あまり関係ないみたいに思う。同居している人が相談してくるのにどんなふうに乗ったらいいかということですから、それは鬱の話題であっても、最近お金があまりなくなったという話題であっても、自分も年取ってきたけど年金が少ないというのであっても、基本的には一緒です。たまたま話題が鬱であるだけ。別に鬱でなくったっていい。そうすると鬱病の話をしなくていい。
 アドラー心理学の考え方ってそうなんです。病気のご本人は、自分の病気を人生の課題として解決しなければいけないから、それについてよく知っていなければいけないし、薬のことなんかも。その人と一緒に暮らす家族は、その人の病気の養生のお手伝いをしないといけないから、お手伝いの仕方について知っていないといけない。
 でも、それ以外の人は、病気だからどうだとか病気でないからどうとかという発想しないほうがいいと思うので、あんまりこんなふうに考えないほうがいいのではないかしら。相談に乗られているし、相談に乗ってあげられることは乗ってあげるし、乗ってあげられないことは乗ってあげられないと思う。
 僕が同じ立場で、僕の友だちの男の人がいてその人の奥さんが鬱病で、奥さんがグジャグジャごてていて、男の人が私のところへ来て、「どうしよう」言ったって、知らん。僕にしてあげられることはない。あなたが僕のところへ来て、「しんどいなあ」と、愚痴を言いたいなら聞いてあげてもいい。「ときどき一緒に遊びに行こう」と言うなら遊びに行ってあげてもいい。けれど、鬱の奥さんは、僕が何か言ってあげて、奥さんが治ると思わない。間に人を1人入れて。
 鬱の人自身が医者のところへ来て、「私は治りたいからどうしたらいいか」と言えばそれは治せると思う。だから、愚痴を聞いてほしいなら聞いてあげればいいし、「一緒に遊びに行ってほしい」と言うなら遊びに行ってあげればいいだけのことで、医者でなければ鬱なんか関係あまりないんじゃないかな。僕自身でも、あんまりその奥さんのことを気にしない。

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