Are you saying?
Q
Are you saying?というのは、いわゆる「明確化」と同じことと思っていいでしょうか?またこれはゲーム的な練習をしたほうがいいでしょうか?
A
Are you saying?というのは、もともとゲームなんです。短い困ったことを言ってもらって、例えば「猫がいてね、毛の長い猫がいるんです。で、困っちゃうんです」と言うと、相手は、その言葉になっていないけどその意味するところがいっぱいあるのを、「それはひょっとしたらこういうことですか?Are you saying?」と訊くんです。「毛が長いから家の中がゴミがいっぱいなんですか?」「はい」で当たり。「ひょっとしてその猫が可愛くないってことですか?」「いいえ、可愛いです」ならはずれで「ブー」。こうして3つ「ピンポーン」をもらうまで当たるまで繰り返すゲームです。特に夫婦間で使うんですけど、夫婦はある言葉を言ったときに、残りのはっきり言葉にしてないことも当然相手に伝わっていると思いがちなんです。それが伝わらないとトラブルのもとになるんです。それも学んでほしいけど、逆に夫婦なんだから「この人がこう言ったときはたぶんこういうことなんだ」という思いやり、推測が当たったほうが楽なんです。少ない言葉でつきあえるから。だから両方の言葉の使い方、「こういうふうに言ったときはこういうことなんだ」とお互いどうしにわからせ合うために使うゲームです。