MENU
63,470

スレッドNo.657

社会参加する力を子どもが身につけていくためには?

Q
 不登校や引きこもる子どもが増えていますが、要素論の枠組みの中で動いている社会の中で、学校や社会と調和して社会参加する力を子どもが身につけていくためには、大人はどのような援助をしていけばいいのでしょうか?改めて、子どもの社会化における家庭の役割や機能について教えてください。

A
 中島さんに訊いて。萩さんに訊いてください。僕、その話をすることをやめることにしたんです、何年か前から。今のデカルト的社会に子どもを適応させてはいけないと思うんです。それは破壊活動だと思うの。子どもたちが社会参加してくれると困るんですよ。社会参加した子どもはみんなで大阪湾を埋め立てて、この間まで「30メーターライン」で埋め立てをやっていて、この次「40メーターライン」で埋め立てようと相談しているんですが、大阪湾の一番深いところは60メーターなんです。だから60メーターラインまで埋め立てると、淡路島まで歩いて行けるんです。どう思いますか?その30メーターラインの埋め立てもバカげたことに、大阪でのアドラー心理学会の総会をわざわざ30メーターラインでやったんです。あそこって荒涼とした土地でしょう。あれはまだマシで建物が建っているんですけど、舞洲(まいしま)とか夢洲(ゆめしま)とかいうところはオリンピックしようと思って埋め立てしたんです。オリンピックは北京にとられたんです。で、今何にもないんです。まったく何もない。埋め立てだけして。使い道がないから、私なんかが1800円払って渡船に乗って黒鯛釣っているんです。巨大釣り堀になったんです。それ以外使い道はないんですよ。そういう社会ね、何もかも破壊していく社会に子どもを適応させるわけにはいかないと思う。学校を潰して社会を潰して資本主義を潰して自由主義を潰して、次の新しい社会を作らなきゃならないので、そのために子どもたちの精神を保護することが大事だと思う。子どもたちが精神的に押しつぶされないように、しかも社会のお手伝いをしないように、全然違う生き方を始める。僕たちはもう間に合わない。私はもうすぐ死にますから私のこの生の間に間に合わないですけど、僕たちの子どもたちや孫たちの世代にパラダイムシフトを起こして、この暮らし方から外へ出ないと、人類も滅びますし地球も滅びますから、今の要素論的な社会に子どもたちを適応させる仕事をやめました。そのこと自身が犯罪的だと思いますから。昔から思ってたんですけどね。一応前線・現役にいる間はやってもいいと思ってたんです。昔1960年代、70年代ぐらいにレインとかクーパーとかの反精神医学という運動があって、反精神医学は結局、精神医学が精神障害者を社会の生産性と治安維持のために隔離収容してみたり、薬でしびれさせて働けるようにしてみせたりして、阻害的な犯罪行為をしていると言ったんです。彼らは、精神障害者のために社会全体を改革しろと言ったんですけど、まああれは極端に行きすぎた意見だと思う。でも僕なんかやっぱり反精神医学のアンティサイキアトリーの影響を受けて育ちましたので、今でもお薬使うの嫌いなんですよ。お薬は患者さんご自身の自然治癒力を快復するために使うんだったら、それはしょうがないと思う。でも患者さんの自然治癒力と関係なく、社会の都合で患者さんをおとなしくさせるとか、家族のために妄想行為をなくすためにお薬を使うのは犯罪行為だと思っているんです。だからそんなことよりもむしろ、患者さんと一緒にこの間違った社会の中でどうやって生きていくかの工夫をする。患者さんの弁護士として生きていくんだと思って暮らしています。それは子どもたちについてもそうなんで、今は社会が間違っているけれども、やがて正しい社会が来るだろうと思っているんです。そう思わないと暮らせないからね。その正しい社会が来るまで、子どもたちの精神を保護することが私たちの仕事だと思っている。彼らがクラッシュして潰れてしまわないようにね。だから今の学校に子どもたちを適応させる気は、私はまったくありませんから、違う治療者に訊いてください。他の治療者が子どもたちを学校に適応させるために働くことは邪魔しません。それは彼らの仕事ですから。他の治療者がSST(ソーシャルスキル・トレーニング)なんかやって、精神障害者を就職させる運動するのを反対しません。それは彼らの仕事ですから。私はそれをしません。それは私の貞操観念というものです、はい。

引用して返信編集・削除(未編集)

このスレッドに返信

ロケットBBS

Page Top