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スレッドNo.672

輪廻転生説

Q
 仏教で言われている輪廻転生説(個人にもある)と野田先生が主張されている輪廻転生説についてもう少し詳しく教えてください。キリスト者の復活とはまったく違うように思われますが、いかがですか?

A
 あのねえ、仏教の輪廻転生説がわかっている人はほとんどいないんですよ。輪廻転生説についても、インド仏教で7、800年ずーっと議論があったんです。というのは、ヒンドゥー教の輪廻転生説はもの凄いわかりやすいんです。ヒンドゥー教は「アートマン(我)」という自我の存在を認めますので、死にますと体からアートマンが抜け出して、それで次の体へ宿るんです。ところが仏教はアートマンの存在を認めないんです。アートマンの存在を認めないと、いったい何が輪廻転生するのかということが大問題になるじゃないですか。体が輪廻転生しないことはきわめてはっきりしているんです。アートマンがないからいったい何が輪廻転生する?説は「カルマ」が輪廻転生するんです。「カルマ」というのはつまり「私のしたこと=業 ごう」が輪廻転生するんです。私のしたことが輪廻転生するなら、私がさっき言ったこととまったく一緒なんです。私の体も私の心も輪廻転生しないけれど、この世界に対して私の行った仕事が、次またどこかで誰かに引き継がれて仕事をしていくわけで、カルマが転生するんです。だから僕が言ったのはまったく仏教の説と一緒なんです。キリスト教のは肉体の復活を言っていますから、ヒンドゥー教よりもまだレベルが低いと思う。ヒンドゥー教徒は「体は変わる」と言う。アートマンはあっちへ行く。肉体はだから滅びるものです。これはインド人の共通認識なんです。だからインド人は死んだら体は焼いちゃうんです。もう意味はなくなったから。体は単なる容器にすぎないから、置いておいてもしょうがないので、焼いて、日本人は「骨」はちょっと残しますが、インド人は全部ガンジス川へ流しますから、あと何も残さないんです。だからキリスト教徒は全然違うと思いますね。

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