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スレッドNo.769

ダイビングと戦争    野田俊作

ダイビングと戦争
2001年09月17日(月)

 年末には沖縄に、来年の1月か2月には、パラオ島かどこか、ミクロネシアにダイビングに行こうと思っている。しかし、戦争になっていると、ちょっとヤバいかな。沖縄はテロの目標にならないともかぎらないし、ミクロネシアはアメリカ領のグアムを通るし。まあ、なにもないにしても、どこかで殺し合いをしているときに、遊んでいるのも、すこし罪悪感があるな。
 このように、まったくの私利私欲から反戦的なのだが、理性で考えると、今は反戦的でいるべきなのかどうかが、よくわからない。「テロリストに対しては断固とした態度をとる」ということが国際的合意になっていて、それはそれで理解できる。しかし、問題を暴力で解決するのが好ましいことではないことも確かだ。とはいえ、話しあうといっても、イスラム原理主義者たちとは世界観の根底が違うので、まともな対話が成立しそうにない。向こうが変だといっているんじゃないよ。向こうから見ればこちらが変なんだ。つまり、疎通性がないんだ。言葉が通じないんだ。だから、話しあいはできない。そうなると戦争かね。しかし、暴力はいけないよ。ううむ、ようわからんな。
 ここで、「どんなことをしても戦争を避けるべきだ」というのは、空想的平和主義であるにすぎないのだろう。私のアメリカ人の友人は、ほとんどがユダヤ系なので、きわめて好戦的になっている。彼らに、いま言っているようなことを伝えたら、怒鳴りつけられそうだ。しかし、私としては、ダイビングに行きたいんだよね、とりあえず。



ニンニク
2001年09月18日(火)

 大学を出てしばらくしたころの話だが、ある人のお宅でバーベキュー・パーティがあって、呼ばれて行った。鉄板焼肉の間に、それまで食べたことのない小片があった。クセがあるけれど、おいしいものだった。「これはなんですか?」と尋ねると、不思議そうな顔をして「ただのニンニクですよ」と言われた。
 母はニンニクが嫌いで、「ニンニクほどまずいものはない」と言い、けっして料理に使わなかった。それで、大人になるまでニンニクを食べたことがなかった。外食したときの料理の中に入っていたかもしれないが、どんなものだか知らないのだから、入っているのかどうかさえわからない。
 「ただのニンニクですよ」という答えを聞いたとき、親にだまされていたということを、生まれてはじめて知った。それまでも、親の言うことがほんとうでなかったことはあったかもしれないが、実感として「だましたな」と思ったことはなかった。母の言うことがぜったいに正しいと思うほどウブでもなかったはずなのだが、食い物の恨みはおそろしいのかな、なんだか身体感覚として信頼が薄れたな。まあ、そんなことがあって大人になれたと言うこともできるかもしれない。
 それからは、ニンニク好きになった。今日も、畑をもっている友人がくれたゴーヤー(ニガウリ)とピーマンをスライスしたニンニクと一緒にいためて昼食にした。なんとなく母を裏切っているようで、どちらかというと楽しい。



背徳の味
2001年09月19日(水)

 パートナーさんが天然酵母パンに凝って、いっ時さかんに焼いていた。天然酵母パンはたしかにおいしいのだが、ときどき店で売っているパンも食べたくなる。パートナーさんに悪いので、そっと買ってそっと食べる。背徳の味がする。
 最近は、どういうわけか彼女はパンを焼かない。それで、わりと堂々とパンを買ってくる。それでも、なんとなくイケナイ食べ物で、すこし楽しい。昨日書いたニンニクもそうだが、禁じられているものを食べて喜ぶのは、私の個性なのか、それとも人間はたいていそうなのか、よくわからない。
 ともあれ、そういう食べ物がいくつかある。山へ行くと、昼食に、インスタント焼きソバを食べることがある。ふだんはインスタント食品はぜったいに食べないのだが、そういうときだけは食べる。これも、なんだかワクワクする。年間に10食は食べないと思う。あまり頻繁に食べると、興奮がなくなるんじゃないかな。
 トーストを食べるときは、肥満予防のために、バターもチーズもジャムも使わず、ただパンだけを食べる。けれど、出張して朝食で喫茶店のモーニングサービスを食べると、トーストにバターがあらかじめ塗ってあったりする。それも、禁じられた美味だ。なにも塗らないトーストに慣れると、バターが塗ってあっても特別においしいとは思わない。けれども、後ろめたさがあって、それが味付けになっている。
 こんなことを書いていると、みみっちい性格だなと思う。イケナイことをするなら、もっと大きなイケナイことをすればいいのにね。



ウリ好き
2001年09月20日(木)

 スイカが好きだ。ところが、秘書がスイカが大嫌いなのだ。私がスイカを好きなことを知っている人がいて、ときどきくださる。事務所で切って食べるのが難しい。秘書の顔が「キッ!」とけわしくなるのだ。臭いがイヤみたいなので、切るだけで機嫌が悪くなる。彼女は、スイカだけじゃなくて、ウリ属全般に嫌いなようだ。私のほうは、スイカだけじゃなくて、ウリ属全般が好きだ。困ったことだ。
 夏に奈良県へ釣りに行くと、帰り道に、西吉野村というところを通る。ここにお百姓さんの産地直売店があって、マクワウリなどを売っていると、お土産に買う。ところが、家族はあまり食べない。結局、自分でみんな食べてしまう。メロンなどより、昔風のマクワウリが好きだ。
 そう言えば、父もマクワウリが好きだったな。漢籍好きの父は、ハネデューメロンを食べながら、「哈蜜瓜(はみのうり)というのは、こんなものではないかな」と言っていた。西域に哈蜜瓜というものがあるのだそうで、なんだか中国の文献に、たまらなく旨いと書いてあるのだそうだ。
 ナスやキュウリも好きだが、ズッキーニが好きだ。炒めて食べてもおいしいが、沖縄風に、ナーベーラ(へちま)だと思って、味噌で炒め煮にしてもおいしい。
 畑を持っている友人からいただいたゴーヤー(ニガウリ)を、ついにすべて食べてしまった。菜園を持っている友人が数人いるので、野菜には不自由しない。ただ、同じものばかり大量に集まるが、本来そういうものなので、一年中いろんな野菜が手に入るほうがおかしいのだ。無農薬野菜が食べられて、ほんとうに有難いことだと思っている。

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