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スレッドNo.809

高3の娘がタバコを吸う

Q
 高校3年生の娘のことです。去年の夏に高校をやめて、通信制高校に行くことになりました。去年の夏あたりから自分の部屋でタバコを吸っているらしく、灰皿を隠しているのを見つけました。不適切な行動には関心を示さないでおこうと思って何も言わなかったのですが、今年になっても吸っているようなので、「何かくさい臭いがする」とそれとなしに言いました。夫もタバコとライターを見つけたので「吸っているのか?」と言うと、彼女は黙っていたそうです。最近は堂々と吸い殻の入った灰皿を自分の部屋に置いています。やめてほしいと思うのですが、どうしたらいいでしょうか?

A
 僕、やめてほしいと思いませんので、共感できません。ごめんね。タバコは良いことではないです。タバコ自体は。あれは薬物ですから。薬物は必要ないときに摂取すべきではありません。タバコもある種の人々にはどうしても必要なのかもしれませんが、今のところタバコの使い道というと、ムカデをころすことくらいしか思いつきませんので、ああそうか、カイガラムシも塗るなあタバコの汁を。人間が摂取しないといけないと思わないんですが、ただ、国家がタバコの存在を認めているんです。18歳以下とか20歳以下とかダメと言うんですが、ドイツは小学生がタバコ吸ってもいいんです。だからそんなに深い根拠があるわけでもないんです。高校生になってタバコを吸うんだったら、タバコを吸うだけの考えがあって吸っているんだろうから、やがてタバコやめる気になればやめるであろうから、「タバコは不適切な行動だ」と決めつける気は、私にはないです。タバコを吸うだけの理由があるんだろうと思います。だからまずさしあたって、タバコを吸うことにともなう迷惑、例えばみんなの前で吸うと煙いからとか、火事出さないでねとか、あとの灰の始末ちゃんとしてねとかお願いして、それで終わりだと思います。タバコも酒も。国が禁止しているもの、例えばシンナーとかマリファナとかになると、考え方が違うと思う。依存度が高いから。
 シンナーだと僕はもうちょっと話し合うと思う。「シンナーについて専門の先生の話を聞いてみない?」って。「やめろ」とは言いません。やめるかやめないかは本人が決めるといい。私昔、家庭裁判所に勤めていまして、家庭裁判所は「シンナー講習会」というのがあるんです。初犯、初めて捕まった子に、講習をしていて、講習を受けた子には1回目は無罪放免にしているんです。2回目に捕まると一応罰がくるんですが、私に「医学の側から講習してください」と言うから講習しました。脳の細胞があって、オタマジャクシの形をしているんですが、細胞の本体から長い軸索という電線が出ていて、ここを電気信号で情報が伝わるんです。眼とか耳とかから情報が入って、細胞体のところで情報処理をして電線を伝って次の細胞へ行くんだけど、これが漏電しないように途中電気が漏れないように手腕鞘という皮を被っているんです。これで電気が漏れないようになっているんです。ビニールの電線なんかでも上にビニール被っているでしょう。あれと同じようになっている。で、シンナーはアブラを溶かす薬物なんですね。ここの手腕鞘の中にアブラが入っているんです。ここへシンナーが来るとアブラが溶けて穴があくのね。すると電気が漏れるんです。穴があくと、水なんかでも量が減ります。量が減ると心ではどう感じるかというと、まあボーッとするとか、眠いような感じとか、鈍いような感じとかがするわけ。あれは電気が漏れているんです。そのうちだんだん電気の漏れ具合がひどくなる。そうすると隣の電線の信号が入る。電話なんかが混線するみたいに全然違う信号が入ってくる。そうすると存在しない声が聞こえたり、存在しないものが見えたりするようになる。でもまあアブラが溶けるといっても、人間の体は修復力がありますから、怪我してもあと直るじゃないですか。シンナーも途中でやめたらそんなん塞がってだんだん元へ戻るんだけど、やめないであるところまでいくと、怪我だってポコッと腕1本切れちゃたりすると戻らないじゃないですか。そんなふうに細胞の鞘が傷の程度が深すぎると戻らなくなります。戻らなくなってまだその上に吸い続けると、どんどん情報が来なくなって最終的に全然来なくなると、いわゆる痴呆状態ね、脳がちゃんと知恵が働かなくなる状態になります。あるいは体を司る心臓とか呼吸とかを司る器官がやられて、それで死ぬということもあります。もちろん脳だけじゃなくて肝臓とか肺とかも脂肪でできていて、それらが溶けますから、細胞が溶けてしまうということもあります。皆さん方は、シンナー吸ってボケちゃってとか死んじゃっだ人とか見たことないでしょうが、これは普通見られないんです。なんでかというと、早い時期に精神病院へ入ってそこから出てこられなくなるから、元シンナー嗜癖をしっかりやりこんでね、それで認知症状態になって暮らしている人というのは、精神病院の緊急病棟へ行けば会うことはできます。だから「シンナーを吸っている皆さん方の将来は、やめて健康になるか、それとも肝臓を患って肝硬変になって病院で亡くなるか、それとも痴呆状態になって精神病院で一生を送るかの3つで、どれでも選ぶことができます。では、ありがとうございました」と言って、その途中に、子どもたちって見ないとわからないから、豚のレバーを2枚買ってきて血抜きして、1枚はそのまま置いておいて1枚はシンナーをかけるんです、話の始めに。で、話の終わりに見せるとしっかり溶け始めているんです。「ま、皆さん方の肝臓もこんなものかね」と言って、ちょっと大げさに上から直接シンナーかけてますから、終わりにします。それで再犯率を測ったんです。僕が講義をするまではだいたい脅していたんです。法律的に医学的に凄い脅しをかけて、「やめなきゃいかん!」と言って。そのときの再犯率が30%近かったんです、1年以内にまた捕まるのが。僕がまったく脅さないで「あなた方が選んでください」と言ってから5%くらいになったんです。だから、タバコならタバコについて知識を冷静に伝えるのはいいことだと思う。子どもたちが判断するから。それ以外に、僕たちが「ああしろ、こうしろ」というのは、思春期の子に指図したってしょうがないと思う。

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