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スレッドNo.830

朝の夢    野田俊作

朝の夢
2001年12月22日(土)

 明け方、合唱団で歌っている夢を見た。むかし歌っていたことのある、大阪のある混声合唱団だ。当時の指揮者はもう亡くなっていて(これは実際にそうだ)、新しい人が指揮をしている。団員にも、私を知っている人はいない。だって、やめてからもう20年以上たつもの(これも実際にそうだ)。そう難しい曲ではないのだが、長いこと歌っていないので、譜面が追えないし声も出ない。しかしまあ、そのうちなんとかなるだろうと思っている。
 そのうち、二重見当識になってきて、夢だと知りながら夢の続きを見ている。「実際には、もうここで歌うことはないんだ」と、とてもさびしく思う(現実の世界では、最近、親しい友人をこの合唱団に紹介した。私と同年輩の女性で、「老後の遊び」について相談されたので、合唱はどうかと勧めたのだ。夢の中でも、そのことを知っている)。彼女は夢には出てきていないが、一緒に歌うことも実際にはないんだなと思う。なんだか、とてもさびしい気がする。
 夢の場面は変わって、私の知らない小さな病院の前にいる。そこから家に帰ろうとして、バス停でバスを待っている。夕方で、小雨が降っていて、寒い。一人の知らない女性がそばにいて、「お疲れですね」と聞いてくる。そう、とても疲れている(現実の生活でも、ここ一月ほどとても疲れていて、昼間でもすぐに眠ってしまう)。「英語の論文を書かないといけないんでね」と私は言う(現実には英語の論文は今は書いていないが、1月初旬締め切りの論文がある)。「研究と臨床と講演と、すべて全力投球ですもの」と、その人は言う。
 ここで、一度目がさめる。「実際そうだよな。全力投球だな。最近、カウンセリングの時間を増やしたし、来年は講演も多いし、その上、本を書いたり論文を書いたりは、無理なのかなあ。減らすとしたら、一般向けの講演をいちばん減らしたいんだけれど、そうもいかないよなあ」と考えて、ため息をついて、また眠りに入った。
 先ほどの女性とは違う女性が出てきて、山の中の農家の縁側に座っている。天気はよいが、冬か春先で、寒い。二人で、大阪南部の葛城山系の話をしていて、彼女は4つほどの山の名前を言う。「あれれ、その山は、この間、地図でチェックした山だぞ」と私は思う(現実には、最近は葛城山系の地図は見ていない)。そこへ行くといいと、彼女は言う。その女性は、なんとなく巫女(みこ)風だ。彼女は、なんだか神秘的な意味でそれらの名前を言っていることはわかる。しかし私は、そう理解しないことにして、「山歩きも、このごろ行っていないなあ。忙しすぎるものな」と思う(現実にもそうだ)。
 これで、夢は終わりだ。知らない女性が出てきて、さかんにアドバイスしてくれるところなど、ユング派の人が聞いたら、きっと深遠な解釈をしてくれるだろうな。でも、アドラー心理学は、きわめてあっさりと解釈する。全体として、「仕事を整理しなさい」と無意識は言っているんだと思う。たしかにオーバーワークだ。しかし困ったな、そう簡単に整理できないんだよ。数年計画で、もうすこし負担を減らす方向で生活設計をやりなおさないといけないな。健康管理しないとね。



ちょっとだけIT革命
2001年12月23日(日)

 土曜日から瞑想のグループワークをしているが、ニューエイジ・ミュージックをたくさんかける。ここ数年、同じようなものばかりかけていたのだが、今年は全面改訂することができた。それは、インターネットのおかげだ。インターネット・ラジオのChoiceRadio.com New Ageで聞いて、気に入ったCDをAmazon Japanで買うことにしたのだ。ちょっとしたIT革命だね。新しい音楽を聴いているのは、とても快適なのだが、いくらでもいいCDがあるので、支払いが大変だ。
 本(特に洋書)とCDの通販に関してはインターネットの便利さは認めざるをえない。社会構築主義とエリクソン催眠についてこの冬に勉強しようと思って、関係する洋書をAmazon Japanでたくさん買った。検索すれば簡単に見つかるので、きわめて便利だ。しかし、こんなにたくさん読めるのかね。

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