高1の不登校生を家に置いて親は外出しても?
Q
感想:ここ(アドラーギルド)、花見的に笑いが多い。他のところではお通夜みたい。
質問:息子16歳、高1で不登校。現在閉じこもり中。親は子どもを家に残して遊びに出てももいいでしょうか。
立腹:読売新聞に「登校拒否は怠学」と明記されてあった。読売は何を考えているのか。
A
私はいつも登校拒否の話をこんなに面白く話すので、お母さんたちも悩まないので、あかんのですわ。悩んでほしい(冗談)。
この前、テレビが取材すると言うのでリハーサルに来たんです。NHKだったかな。ちょうどスマイル(現在のPASSAGE)をやっていて、お母さんたちが「キャハハ」と笑っていた。そしたら、「こんなの画面にならない」と言って帰っちゃった。他の「登校拒否を考える母の会」に呼ばれて行って、僕はこんな話の仕方するから、みんな笑いたくなるのに、「笑うといけない」というルールがあるのか、恐い顔をしている。
親が子どもの登校拒否を悩むでしょう。その悩みの目的は何か?原因は誰でも知っている。目的は、その悩みを使って子どもを操作・支配することだと思う。「私はこんなに悩んでいるのだから、私を悩まさないために早く学校行きなさい」と言っている。あんなことをしている限り子どもとは縦関係のままです。
ですから、悩みから早く脱却すること。カウンセリングは悩みを終わったときに始まる。悩みを解決するためにするのではない。「悩みはやめた。で、どうするか」の具体的な行動を決めるためにする。
子どもを家に残して遊びに出てもいいでしょうか?
原則としてはいいです。16歳になっているし、親が見張っている必要はないでしょう。どうしても心配だったら、子どもに聞いてください。「外へ出てもいいか?」。たぶん「いい」と言うでしょう。お母さんが家にいてもうっとおしいだけですから、いないほうがいい。
読売新聞が「怠学」と明記したっていいんじゃないですか。何と書いても。怠学と書こうが神経症と書こうが精神病と書こうが、登校拒否は登校拒否で、名前や分類にこだわらないほうがいい。「登校拒否の子の性格は?分類は?」と言うが、あんなの意味ない。子どもがどんな種類なのか、サボっているのか、行きたいのに行けないのか、神経症なのかそうでないのかと、親が何をすればいいのかとは何のかかわりもない。ほんとに精神病だったとしても同じことです。「その子と対等の横の関係を持ちましょう」、「相談できる関係を作りましょう」。サボりで遊び回っていても同じことです。子どもと対等の横の関係を持ちましょう。子どもがどうしたいかを聞きましょう。ほんとの(?)登校拒否でもそう言います。何にも変わらない。病名の分類は基本的に関係ない。
新聞はいつも無責任です。私(野田)はテレビの取材に応じないことにしています。テレビは時間を区切って向こうで勝手に作り替えるからイヤなんです。新聞の取材にもあまり応じない。その問題に全然プロじゃない記者が勝手に書き換えるから。私が言ったんじゃないことが新聞に載る。その日に言ったらそれで消えてしまう。ですから、新聞に書いてあることに一々怒っていると健康を害しますよ。(野田俊作)