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スレッドNo.968

不登校中3長女、よそのカウンセラーにかかっているが…

Q 
 現在中学3年の長女のことですが、小学3年の2学期終わりごろから登校拒否が始まり、登校したり休んだりしながら中学校へ入り、1年生の2学期ごろからまた行けなくなり、2年生にはほとんど行けず、3年生1学期の初めから行けるようになり、この夏休みをきっかけにまた行けなくなりました。
 本人の性格はもともと消極的で、人の中に入っていけず、自分の意見もはっきり言えないような状態だったので、学校へ行っているときにも、早くみんなの中に入るようになりたいと思っていたようです。
 今、学校から勧められたカウンセラーにかかっているので、あまり刺激しないようにしていますが、2学期になって毎日のように友だちから「早く学校へ来て」と電話がかかってきています。1日に3回くらい学校からもかかってくる。
A もうすぐ学校側も飽きますわ。
Q 本人も「早く行かなければ」と、だいぶ追い込まれているようです。カウンセラーの先生が「友だちの刺激が良いよ」と言うのでそのままにしていますが、このまま良いのでしょうか?
A と言われても、私のお客さんでないので、何もよう言わん。
 よその先生にかかっているときに私が何か変なこと言ったら、きっと方針が違うのでややこしいでしょう。もし今そっちへかかっているんだったら、その先生を信じて、言われるとおりにすること。それで治るかもしれない。私の言うとおりしてもアカン(=ダメ)かもしれない。よそのカウンセラーにかかっていてアカンって、こっちへ来られる方がいらっしゃる。こっちで治ったりすると、「私は名医、向こうはヤブ」と思うでしょう。違うんですよ。きっとうちでアカンかった人は向こうに流れている。お互い様です。
 どの方針が正しいか、どの方針が正しくないか。ある程度あります。統計があるから。何派の治療は何パーセント治っているというかなりきっちりした統計がある。20年とか30年とかの間にいい研究があるんです。私も先日、『日経サイエンス』の特集号「脳と心」に治療統計についての論文を書いた。ものすごく成績の悪い流派もあるんです。私がロジャース(派)の悪口を言うのはそれだからです。自然治癒率をはるかに下回っている。何もせんほうがいい。治療やめたらだんだん治っていく。あれは良くないね。せめて自然治癒率まで行っていれば罪はない。でも、治療中どんどん悪くなって、治療が終わったら自然治癒率に近づくというのは良くない。
 ロジャースが向いている対象もあるんです。ロジャースはもともと大学のカウンセラーです。それもシカゴ大学ね。日本で言うと東大、京大クラスです。ものすごく優秀な大学で就職相談をしていた。学生さんが「どこへ就職しようか」と迷って相談に来たら、「なるほどね、迷っているんですね」「この会社とこの会社とどっちがいいですかね?」「ふーん、どっちがいいか困っているんですね」と言っていると、学生さんが自分で考えて決めていく。何もしない方法がうまくいった。それで論文のをいっぱい書いた。今でもそうです。ハイレベルの大学のカウンセラーが就職相談をするなら、アドラーよりロジャースのほうがいい。でも、僕らのお客は知的にそんなに優れているわけでもないし(笑)、東大、京大の学生ではない。仮に昔、東大・京大の学生さんでも、もう20年前30年前にそうだったから、今はだいぶボケているでしょう。
 学生の相談と違ってほんとに深刻に悩んでいるようなとき、あの方法ではダメですね。主観的にロジャースが嫌いだというわけでなくて、登校拒否には実際に効かないという証明があるからダメなんです。
 よそのカウンセラーにかかっていて、その指導のもとでやっているんだったら、まず徹底的に信じてやること。それでうまくいく可能性もある。もしもそのカウンセラーを信じられない、「どうもアカンで」と思ったら早く見限って私のところへ来る。私のところで3回とか5回とか相談して、「これはアカンで」と思ったらよそへ行く。不信感がある限り動かないから。
 今のところ、そのカウンセラーさんのおっしゃるとおりにしてください。(野田俊作)

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