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スレッドNo.970

登校拒否:引っ越しすれば学校へ行くのでは?

Q 
 もとの学校に戻るのも大変だと言われますが、子どもが希望し引っ越しできる条件であれば、引っ越ししてやるほうがいいのでしょうか?

A
 やるほうがいいとは思いません。「こうしてやったほうが子どものためにいいだろう」というのは“縦の関係”だから。まず、子どもの人生があって、その上で手伝ってあげたいと思うなら手伝うし、手伝ってあげたくないと思ったら手伝わないというのが、対等な協力的な人間関係だからね。
 “協力”という言葉がアドラー心理学の中によく出てくる。これまであまりきっちり話していなかった。協力するというのは「一緒に暮らすこと」「一緒に働くこと」「一緒に語り合うこと」だ、とかいうふうにアドラーが書いている。「一緒に暮らす」とか「一緒に働く」とか「一緒に話し合う」というのは、面白い考え方です。
 「一緒に」というのは、親が子どものためにという関係ではなくて、「ほんとに対等に」という意味です。だから、「引っ越ししてあげたら子どもが学校へ行くんじゃないか」、「引っ越ししてあげたほうがいいんじゃないか」という発想で引っ越しするんだったら、それはやっぱり縦関係です。子どもの奴隷になっているし、過保護だし過干渉です。一緒に話し合った結果、「それじゃあ他の学校へ行こうか」ということになって行くんだったらそれはかまわない。微妙な違いですね。その違いがわかるようになっていくことがすごく大事だと思います。
 「子どものために発想する」んじゃないということ。子どもと一緒に暮らす仲間として、相談して決めていく。「引っ越しできる条件であれば引っ越ししてやるほうがいい」というのは、やるほうがいいだけに、言葉尻にこだわるんです。何か話しているうちに「引っ越ししようか」と言うならかまわないけど、「そうしてやったほうがいいんじゃないか」と思って、無理してするならおやめなさい。だって、行かないかもしれないもの。もしも行かなかったら、「あんたのために引っ越ししたのに」と腹が立つでしょう。だから縦関係だと言うんです。(野田俊作)

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