安息日(2) 野田俊作
安息日(2)
2002年11月07日(木)
今日も休暇をとって、一日家でぶらぶらしていた。午前中はオペラ『ラ・ボエーム』の音をDVDからMDに落とした上で、それを段落分けしていた。MDの録音は、著作権法上の問題だとかで、いったんアナログ化したデータを入れるしかないので、自動的にトラックに分かれない。それで、楽譜を見ながら手動で段落分けした。面倒な作業だ。こうしておくと、頭出しが簡単なのでね。もっと古い時代のオペラだと、1曲1曲が独立しているので、別に楽譜など見なくても段落分けは簡単だ。しかしワーグナー以後のオペラは無限旋律とかいうやつでだらだらと続くので、楽譜を見ないで分け目を見つけだすのが難しい。
その後、昼寝してしまった。昨夜もゆっくり寝たのに、昼食後どうしようもなく眠くなって、2時間ほど寝てしまった。最近、毎晩ほど悪い夢を見る。胸が苦しいためだろうか。そのため眠りが浅いのかもしれない。
午後遅くに目覚めて、今度はオペラ『愛の妙薬』をMDに入れた。これはまだ段落分けしていないが、むかしのオペラなので、楽譜を見なくても分け目は聴いているだけで分かる。また暇な日に段落をつけよう。
歯磨き
2002年11月08日(金)
今のところ歯はどこも悪くないのだが、3月に一度歯科に通っている。「80歳20本」をめざしてがんばっている歯科医で、歯周病管理を徹底的にしてくれるのだ。毎日歯磨きに30分以上かけている。まず歯周ポケットを普通の歯ブラシで磨いて、次に歯間ブラシで磨いて、次に歯間フロスで磨いて、最後に全体を普通の歯ブラシで磨く。最後だけ、研磨剤の入っていない歯磨きペーストを使っている。夜、テレビを見たりしながら、ゆっくりと時間をかけて磨く。これ以外に、食事の後にはなるべく磨くようにしている。ここまでやっても、3月目に歯医者に行くと、歯石がみつかる。この調子だと、一生にわたって3月に一度歯科へ行かないといけない。先生よりも早く死ぬようにしないと、先生が先になくなると、同じような歯医者さんを探すのに困る。
この先生にかかるまでは、なんといい加減な歯磨きをしていたのだろうと、今になって思う。歯科医学でこういう歯磨きの仕方がどれだけ一般的に認められているのか知らないが、これまでの歯科では習ったことがなかった。やりはじめると、癖になってやめられない。歯がとても気持ちがいいのだ。一日30分、一月に15時間、一年に180時間=7日半、十年で2月半、歯磨きに使うことになる。それでも、するだけの価値がある。
黒豆茶
2002年11月09日(土)
不整脈がひどくなってから、コーヒーやお茶をやめている。カフェインを飲むと心臓に響く気がするのだ。その結果、水を飲んで暮らしている。以前は、コーヒーを日に3~4杯、緑茶を大量に飲んでいた。不健康な生活をしていたものだ。今は、お茶もコーヒーも別に飲みたくない。
仕事で広島に来てそんな話をしていたら、「黒豆茶をあげる」と言って、わざわざ車で家まで帰って持ってきてくれた人がいた。黒豆を炒って粉にしたもののようで、香ばしいかおりがする。これならカフェインがないので、楽しめそうだ。
お酒はワインをグラス1杯に決めて、もう1月になると思う。以前はウィスキーを飲んでいたが、今はワイン以外の酒は一切飲んでいない。そうなると、ウィスキーは飲みたくならない。酒の好みは簡単に変わるものだ。
仕事の後、数人の友人と食事に行ったら、ワインがあったので、飲むことにした。外では一切飲まないようにしていたのだが、ここ数日、調子がいいので大丈夫かなと思ったのだ。ほんとうに久しぶりに外で飲んだ。さいわい、心臓は別に悪化しなかった。
病気見舞い
2002年11月10日(日)
体調が悪いのをこのページで宣伝していたりするので、会う人みんなが「お加減はどうですか。しっかり養生して、早く治って、いつまでも元気でいてくださいね」などと言ってくださる。ここまではいいのだが、多くの人が「早く亡くなっちゃうと、私が困るから」とつけ加える。なんのことはない、私利私欲なんだ。ま、どの道、人間は私利私欲でしか動かないんだし、それで悪いというわけではない。また、私のことを必要としてくださっているので、ありがたいことだと思う。素直に喜ぶ。
今日は福岡にいた。中州を流れる那珂川でハゼ釣りをしている人がいた。秋なんだ。釣り人は、ハゼ釣りを見ると秋を感じる。
帰りの新幹線「のぞみ」は喫煙席しかあいていなくて乗ったら、両側に大男のヘビースモーカーが座って、窮屈だし煙たいし、気分が悪くなって岡山で降りて、「ひかり」に乗り換えた。むかしはタバコを吸っていたのだが、よくまああんなもの吸っていたなと思う。