食べ放題 野田俊作
食べ放題
2002年11月12日(火)
今日は午後から催眠カウンセリングが2件入っていた。本来1件だったのだが、昨日申し込みがあって、近く大学受験する人が「あがり性」なので催眠をかけてほしいと言う。試験日まであまり時間がないので、仕方なく今日予約をとった。しかし、今の体調で2件の催眠を無事こなせるかどうか自信がなかった。1件目が午後2時で、2件目が午後4時だ。ところが、毎日、午後4時ごろになると、なにもしなくてもとても疲れて眠くなるのだ。
今朝は、いつもの時間に起きた。起きるとまずメールチェックをする。夜中にメールをくれる人が結構いる。それから血圧を測り、それを五年日記に記入し、昨日の分を書く。ちょうどお腹が減ってくるので朝食にする。朝食は食パン1枚ないし1枚半とヨーグルトと果物であることが多い。バターはつけない。果物は今朝は梨を食べた。食後、トイレに行って髭をそり、それからいつもだと、専門書を読んだり、論文を書いたり、事務的な雑用をしたりしてお昼前まですごす。11時代か12時代に家を出て1時ごろオフィスに着く。
しかし、今日は、二度寝することにした。10時半から11時半まで横になる。ぐっすり眠れたわけではないけれど、夕方に寝る分を前払いした。こうしたおかげで、4時からの2件目のカウンセリングも無事に済んだ。
火曜日はスタッフと外食することにしている。近所の居酒屋へ行くと、すき焼きの肉食べ放題だと言う。あれこれ考えて頼むのが面倒だし、パートナーさんは牛肉が好きじゃないので家ですき焼きを食べる機会もないし、いつもはサンマだのを食べて「サラサラ血」になるように努力しているし、この際、牛肉もいいなと思って、それを頼むことにした。肉は食べ放題だが、野菜などは頼むと追加料金をとられる。その結果、貧乏人の子どもたちは肉ばかり大量に食べた。バイキングだの食べ放題だのは、どうもいやしくなっていけない。胃の中が肉片でいっぱいな気がして、想像するとちょっと気持ちが悪い。
安息日(3)
2002年11月14日(木)
昨日に続いて今日も休暇だが、なにもしないですごした。書かなければならない原稿はあるのだが、まあ今日でなくてもいいだろうということで、非生産的な一日を選択した。昼寝もバッチリした。怠惰な暮らしだ。
といっても、家族のための夕食は作った。「ナマブシ」ってわかるかな、カツオブシになる途中のようなものだ、それの生姜煮、生鮭の糟汁、小松菜のおひたし、それにサラダだ。家にいるときはなるべく魚を食べる。外食はどうしても肉が多くなるので。
サラダにヤマブシタケというキノコを入れた。スーパーで売っていたのだ。生まれて初めて見る。インターネットで調べると、なんだか栄養のあるものなんだそうだ。さっと茹でて、ブロッコリーなどと一緒に自家製中華ドレッシングであえた。まあまあいけるんじゃない?
インターネットで遊んでいたら、アマゾン・ジャパンの松本史朗先生の『縁起と空』(大蔵出版)に、えらく辛口の書評が載っているのをみつけた。私はその本を読んで目から鱗が落ちたんだけれど、なかなか分厚い鱗も世の中にはあるようだ。
たしかに、松本先生の本はどれも、破壊に性急で建設にまで手が及んでいない。しかし、「人のことはとやかく言うが、じゃあお前自身はどうなんだ」式の批判は、建設的でないと思うな。著者の自己点検は著者にまかせて、読者であるわれわれ自身が自己点検すればいいじゃないか。仏教の本当の姿が再構成されるには、ずいぶん長い時間がかかりそうに思う。自分でゆっくり勉強して考えてみるしかない。今生で間に合わなくてもいいじゃないか。仏教的な永遠の時間の中で勉強しようよ。松本先生が提起されているのは、そういう種類の問題なんだ。
ともあれ、私は松本先生の本を何冊か読んで、仏典や論書の読み方がまったく変わった。徹底的に論理的に読み解けるものだとわかったから。松本先生は禅籍さえ論理的に読み解かれる。道元が「お前が理解できないからといって、仏祖が理解できなかったと思ってはいけない」(『正法眼蔵・山水経』)と言っているが、ほんとうにそうだと思う。「言葉で言えないところが尊い」などと安易に言ってはいけないと思う。言葉で追いつめられるかぎりは追いつめるべきだと思う。
しばらく仏教書は読んでいないのだが、先日書店で、新しい本が何冊か出ているのをみつけた。しかし、いずれも高価な本なので、買おうかどうしようか迷っている。贅沢な暮らしは望んでいないが、せめて本やCDは自由に買えるといいな。
パソコンと増設機器の相性
2002年11月15日(金)
職場のパソコンにハードディスクを増設しようと思って、出勤途中に日本橋(にっぽんばし)に寄って買っていった。さて、つけてみると、コンピュータが立ち上がらない。増設したほうのハードディスクの配線をはずすと立ち上がる。これは、ジャンパスイッチの設定が悪いのかなと、あらゆる組み合わせをテストしたが、やはり立ち上がらない。以前からあるマスターのほうが悪いのかなと、これのジャンパスイッチも動かしてみたが、立ち上がらない。1時間ほども格闘して、とうとうあきらめて、別のパソコンに増設した。簡単に立ち上がった。パソコン本体は同じメーカーのもので、後のほうが2年ほど新しいモデルだ。なにが悪いのかわからないが、LANでつながっているので、どこに増設ハードディスクがあってもかまわないから、後のほうにつないだままにした。しかし、なんとなくすっきりしない。
コンピュータにはじめからついてくるハードディスクのジャンパスイッチの情報がマニュアルに書いていないのがいけない気がする。なんだかこのごろのマニュアルって、ひどく素人向けで、やれ漢字変換の仕方だの、やれプリンタのつなぎ方だの、そんなことばかり書いてある。もっとも、昔のMS-DOS時代のPC98のマニュアルは、あまりにも専門化向けで、なにを書いてあるのかさっぱりわからなかったから、あれに較べればマシだがね。
1台しかパソコンがなくて、せっかく買ってきたハードディスクが動かなければ、さぞ頭にきただろうな。メーカーに電話をかけても、あまりうまくいきそうにないしな。ハードディスクのメーカーのエンジニアだって、各種パソコンのすべてを知っているわけはないし、パソコンメーカーのエンジニアは他社のハードディスクのことなんか知らないだろうし。