さくらひらひら
今年のはわゆーは少し違います。
何と…、花粉症になっていません。
どうでもいい話しはさておき、3部作の完結編を持って来ました。
『不思議な露天商〜時戻りのシャボン玉』
真っ赤に腫れたお尻を出したまま、床に座り込み泣いている女の子。
女「…うぅ〜…。
ホントに毎日お尻ぺんぺんだなんて…」
女の子の泣き顔を背景に、語りが入る。
女語「あれから、もう10日。
私はママの宣言通り、今日まで毎日お尻ぺんぺんされている」
10日前と画面に表情され、怒った母親から、女の子がお仕置きを宣言される場面が映る。
母「あなたが良い子になるまで、
毎日お尻ぺんぺんだからね!!」
途方に暮れている女の子は、ふと以前出会った露天商を思い出す。
女「明日もお尻ぺんぺんなんて…。
何とかしないと、お尻が壊れちゃう…。
…あれ…?そう言えば…?」
フードを深く被り、不気味な笑みを浮かべた口元だけが覗く露天商が映る。
商「コレは
『時戻りのシャボン玉』と言ってね?
強く念じてシャボン玉を吹くと、念じた時間に戻る事が出来るのさ。
…だが、ちょっとした注意が必要でね?
使えるのは3回まで。
その後は普通のシャボン玉になっちまう。
なぁに…、コレを信じるか、信じないかは大した問題じゃない。
…要はどう使うかなのさ…」
女の子は机の引き出しから、あの時のシャボン玉を取り出した。
女「…?普通のシャボン玉?
…にしか見えないけど…」
半信半疑の様子の女の子だが、藁にもすがる思いで、シャボン玉を吹いた。
女「…お、お尻ぺんぺんされる前に戻れ!」
舞い上がったシャボン玉が弾けた時、途端に女の子の視界が変わった。
ドタっ
女「…ぅわっ!」
パァァァンッッ!!
女「ぃい゛ったぁー?!
え?何?!どこココ?!」
母「何言ってんの?!
ママのお膝の上よ!!」
そう、ここは今さっきまで居た母親の膝の上。
女「え?!…さっきじゃん?!」
母「はぁ?何ワケのわからない事言ってんの?!」
不幸にも、このまま女の子は10日目のお尻ぺんぺんをやり直す事になる。
そして、更に腫れ上がったお尻はようやく膝から下ろされる。
母「あなたが良い子になるまで、
明日もお尻ぺんぺんだからね!!」
女「…そんなぁ…、
いたたぁ…、失敗したぁ…。
…でも、コレ本物だ?!
時間を超えられるんだ!!」
真っ赤なお尻を出したまま、女の子は歓喜に震えた。
女「そうとわかったら、今度は失敗しないようにしなきゃ。
…う〜ん?…え〜と…?
あ?!もしかして?!
お仕置きの後に行けば?
明日からのお尻ぺんぺんをスルー出来るかも?!」
そう考え付いた女の子は、意気揚々とシャボン玉を吹いた。
女「お尻ぺんぺんされた後に行け!!」
舞い上がったシャボン玉が再び弾けた時、さっきと同じように女の子の視界が変わった。
ドタっ
女「…ぃたっ!
え?何?!今度はどこ?!」
母「あなたが良い子になるまで、
明日もお尻ぺんぺんだからね!!」
母親がそう怒鳴り、部屋から出て行った。
女「…?
いや?!だからさっきぃ?!」
そう、ここは10日目のお尻ぺんぺんをされた後。
つまり、今さっきである。
女「意味ないじゃーん!!」
落胆する女の子だったが、諦めてはいない様子は再び考える。
女「…時戻り…?そうか?!
時間は戻れるけど、先には行けないんだ?!
じゃあ、10日前に戻って、お尻ぺんぺんされる前に許してもらえばいいんだ?!」
辿り着いた考え。
女の子は再びシャボン玉を吹いた。
女「10日前に戻れ!」
三度舞い上がったシャボン玉が弾けた時、再び女の子の視界が変わった。
母「いい加減にしなさい!!」
女の子の視界の前には、激怒した母親。
予想していた通りだった。
服は変わっているが、お尻は腫れたままだった。
今度は10日前に行けたようだ。
女「やった!ここで謝って許してもらえば、
お尻ぺんぺんされないで済むんだ!」
狙い通りになったと思った女の子は、母親のお説教も聞かず、食い気味に全力で謝った。
女「ママごめんなさい!
もうしないから許して?!」
母「はぁ?!
あなた何度言っても聞かないじゃない?!
一回謝っただけで許すはずないでしょ!!」
女「……えぇーっ?!」
母「いい加減にしなさい!!
もういいわ!!あなたが良い子になるまで、
毎日お尻ぺんぺんです!!」
その時、女の子の頭に露天商の言葉が浮かんだ。
商「ちょっとした注意が必要でね?
使えるのは3回まで。
その後は普通のシャボン玉になっちまう」
抜け殻のように愕然とする女の子は、そのまま母親の膝に乗せられ、無惨な程にお尻ぺんぺんされる。
そのシーンの最後に女の子の語り。
女語「結局私は、お尻ぺんぺんを初日からやり直す事になった。
あれから、私は何度もシャボン玉を吹いた。
…でも、もう時間が戻る事はなかった。
そして、あの露天商には二度と会う事はなかった」
最後に露天商の不気味な姿が画面に映る。
商「なぁに…、コレを信じるか、信じないかは大した問題じゃない。
…要はどう使うか…なのさ…」
ってな感じです。
偶然にも、↓のしゅん様のご希望のように、今、娘のおねだりモノを書いています。
内容はそぐわないとは思いますが、また仕上がったら出しに来ますね。
お花見が楽しみなはわゆーでした。
じゃまた。
はわゆーさん、こんにちは。
代わりに?この歳で花粉症デビューしたかも?な感じの管理人です。ひょっとしたらうつされたかな?でも風邪のぶり返しかも?
ということでいつもアイデアありがとうございます。