MENU
14,473

スレッドNo.52

昭和52年の合同句集

手許に「かみさき]という合同句集がある。発行主は亀崎俳句教室で主宰は故・松浦夕童子(まつうらせきどうじ)先生である。昭和52年発行で、今から47年前になる。
巻頭に夕童子先生の句が掲載されているが、山口誓子、鷹羽狩行両先生の選を経ているので、「天狼」に所属後のことと思われる。
一口に言えば掲載された句はいずれも平明で分かりやすい。難渋な表現は出てこないし、表記がすべて新かなづかいに統一されている。
不遜を恐れずに言えば、少し物足りなさを覚えるほどだ。このことは、私たちが知らず知らずのうちに饒舌な俳句に慣れてしまったことでもある。

以下に夕童子先生の句の主なものを紹介する。
初篝囲む常着の氏子達
露座仏を拝み野営の水貰う
わが家なり老の裸を憚らず  
一槽に金魚を集め露店閉づ  
初日の出うながす浜の大焚火  
妙齢の二の腕あらわ蜜柑狩り
―以上松浦夕童子の句―

他は姓名を記すにとどめ、収録作品は割愛する。
赤堀初太郎、天埜文子、奥谷登茂、大倉守、小出重夫、酒向ミチ子、鈴木一象、鈴木当丈、竹内喜代子、竹内建二、竹内寅太、橘省光、朝野開助、鳥居春野、西林利治、早川義美、早川喜美代、牧山松里、正木千鶴子、間瀬清、間瀬まさ子、間瀬京子、間瀬妙子、水野俊三、山田道野、山田実、

引用して返信編集・削除(未編集)

このスレッドに返信

このスレッドへの返信は締め切られています。

ロケットBBS

Page Top