サグラダ・ファミリア
何やら大騒ぎしてますね。まだ「世界で一番高い教会の塔」ができただけで、
全体が完成したわけではないのですが。でも、とってもきれいなのはたしかです。
昔、初めてスペインへ行ったとき、同じ部屋になった人と一緒に「とりあえずまずはサグラダ・ファミリアを
目指そう」とホテルを出て、途中でうっかり道を訊いたおじいさんたちが「自分が教えるほうの道が正しい」と
喧嘩を始め(笑)、スペインって変なところだなあと思いながらたどり着いたサグラダ・ファミリアは
まだほとんどただの工事現場でした。両側のファサードらしきものが建っているだけで、間は単なる中庭。
まだこれから100年くらいかかる、と聞いていたので、まあ仕方ないか、とは思いましたが。
その『中庭』を歩いていたら反対側から歩いてくる人が…なんと、私の高校時代の友人。コーラス部に
たしか途中までいた人でした。向こうもびっくり。そして、「これからイタリアに行く」というので、
イタリアで最後うっかり残してしまったお札がちょっとあったから、と、同室の友人がそれを渡したのですが、
その後数十年たって再開したその(高校時代の)友人は会うなり「あのときお金巻きあげちゃって(笑)」と言ってて、
笑ってしまいました。そしてなつかしかったです。
その後私は何度もスペイン旅行をしましたが、いつも入国がバルセロナだったこともあり、
「今回はほかのところを優先して、サグラダ・ファミリアへは行かないぞ」と決心していても、
結局やっぱりついつい行ってしまうのでした。そして、毎回、塔の上のほうまでせっせとのぼって、
足が疲れてしまったりしていたのでした。(笑)
東武ワールドスクエアに行ったときに世界中の名所のミニサイズが置いてあったのですが、
サグラダ・ファミリアは私が最初に行った頃のイメージに近く、まだまだこれから作るんだもんね、
という感じでした。その頃には本物はもう当然だいぶ教会らしくなっていたはずですが…。
母を連れていったときはステンドグラスが印象的でした。ずっと行きたがっていたのですが、
申し込んだツアーが初心者向けではなく、サグラダ・ファミリアは入っていなかったので、
初日だけツアーメンバーとは別行動させてもらって、ゆっくり教会を見てくることができました。
最初の『工事現場』時代は入場料などはなく、「もしよかったら」と寄付をする程度でした。
あと、たしかそこに置いてあったノートに感想を書いたのではなかったかなと思います。
そのうちだんだんできてきて、入場料(エレベーター料)が必要となりました。
今は「ふらっと行って見学に入る」というのができなくなったようで、日本から予約をしていかないと
いけないみたいです。
実は私は割と最近まで「(全体が)完成するのは来年か再来年くらい」と思っておりました。
たしか、「ガウディの生誕100年に当たる2026年を目指していたけれど、コロナでしばらく工事ができず、
のびてしまった」と数年前にどこかで読んだので、それを信じていたのです。
でも、実は完成はまだまだ先みたいで、そうなると、「完成直後は混むから」と思っていたスペイン旅行は
いつ行けばよいのやら。まあ、それまでにゆっくり元気になっておこうとは思いますが。(笑)
最初に行ったとき「あと100年かかるのかあ。私が生きている間には完成しないねえ」と思っていた
サグラダ・ファミリア。元気にしていれば、完成した姿が見られるかもしれません。いつの間に100年たったのだろう、
などと思ったりはしますけどね。(笑)
もっとも、昔の教会やらお城やらというのは、たとえば300年くらいかけて作ったものも結構あるはずで、
そういう意味ではあそこだけが特別なわけではないのです。ガウディの特殊なデザインとか、市民戦争で
設計図が消失し、残された人たちがガウディが作っておいた模型をもとに「こうなるはずだったのでは
ないか」と作り続けてきたものなので、そういうところにも価値があるのでした。
バルセロナはサグラダ・ファミリア以外にも見どころがたっぷりある街なので、まだ見てないぞ、という方には
ぜひ行っていただきたい場所です。(ああ、私もまた行きたくなってきました。(笑))