泉也の自作あれこれ
泉也です
自作あれこれの続きです
噴水の飛沫浴びいる石の像
金沢の兼六園の情景です。下五石の像、歴史的に有名な方の像なのですが思いだせず石の像としました。やはりここは具体的な名でなくては駄目ですね。投句してから「裸婦の像」にすればと思いました。それともう一つ漢字「飛沫」かなの「しぶき」の方が良かったのでは?。
蜘蛛の囲を先づ取払ふ父祖の墓碑
何か月ぶりかで先月墓参りした時、掃苔の一番は蜘蛛の囲払いでした。最初下五「父祖の墓」としていたのですが、実際蜘蛛が糸張っていたのが墓石だったので墓碑としました。
囲を張りて待構へゐる女郎蜘蛛
前句を推敲していて、女郎蜘蛛の名がある蜘蛛が居る事に気づきました。昭和の私にとつて女郎と云えば遊郭、客を待っている〇〇たちの立ち居振る舞いを思い浮かべ、よしこれを俳句にしようと詠んだ句です。
今の時代は不遜ですが、おかしみ・面白味を覚えたので投句しました。