てつをさんに答えて
てつをさんの質問に答えて。
天命と思いて書けり桜桃忌(野の風)
太宰治は津軽の大地主の6男として明治42年に生まれ,戦後昭和23年6月13日愛人と心中してこの世を去りました。そしてこの日を桜桃忌として名付けられました。
若いときから文学に志しそれを天命として意識し文学に打ち込みました。しかし時には共産主義運動に惹かれ、それとの脱落をくりかえしました。
候補に上るも芥川賞に落選,絶望の中でもいろいろな作品に挑戦続けました。
幼い頃から愛情に恵まれず、今でも彼の作品は絶望の中でも「愛」を求める作品として若者によまれている。
彼の文学碑には下記の文字が刻まれている。
「選ばれてあることの恍惚と不安と二つわれにあり」