選句の感想
新之助です。
今回はてつをさん、句会の幹事、ご苦労様でした。
また、泉也さん、今回の句会での高点句おめでとうございます。
本句会の最長老として、これからも、佳句をどしどし、発表してください。
また、てつをさんの選句感想、楽しく読ませて頂きました。
では、小生の選句の感想をさせて頂きます。
☆山茶花の散り敷きて紅なほ失せず(泉也)
山茶花には、白色の花もあるが、作者が見たのは、勿論赤色のもの
落ちてもなお、紅色を失わない山茶花を見て、その命の強さを感じ、本句を
詠まれたものと思いました。
☆小夜時雨ふと妻もらす実家のこと(てつを)
小夜時雨の日に作者の奥様が実家にいるお父様かお母様などのご家族のことを
心配されたのでは、思いました。 実は、小生の妻も同じような時、故郷のことを
口にしておりますので、そのように感じた次第です。もし、間違っていたら、御免なさい。
☆托鉢の僧小走りに初時雨(アイビー)
その僧は、恐らく、傘をお持ちでなかったのでしょうね。
托鉢の僧を小走りした初時雨、作者はうまい題材を見つけましたね。