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スレッドNo.235

アイビーの感想

アイビーの感想
てつをさん、慣れぬ幹事役お疲れさまでした。皆さんの句から一句づつ、アイビーの感じたことを述べさせて頂きます。

春光を窓越しに受け書斎かな(新之助さん)
依然として冬の寒さが続くが、書斎の窓から差し込んでくる日差しは間違いなく春のそれだ。書斎は作者の新之助さんが一番リラックスできる場所で、いわば定点観測しているのと同じだ。日一日と春らしくなり、本格的な春の訪れを喜ぶ気持ちがよく表れています。

ふるさとの山左折して鳥雲に (野の風さん)
冬が終わり渡り鳥が北に帰る季節となった。山を左折するのが具体的で面白い表現と思いました。野の風さんの言う山とは岩木山でしょうか。

「小諸なる古城のほとり」草萌ゆる(泉也さん)
藤村の本歌取り。本歌取りではあっても、泉也さんご自身も小諸を訪れたことがあると私は読み取りました。正に「小諸なる古城のほとり」の佇まいを泉也さんも感じられたからこそ、この句になったものと思います。

師の棺へ句帳歳時記黄水仙(てつをさん)
私情を抑え、淡々と事実だけを列挙して読者に分からせる巧みさ、恐れ入りました。言わなくても「句帳歳時記」で読み手には分ります。座五の黄水仙がまことに秀逸。

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