選句の感想
新之助です。
アイビーさん、今回の句会お世話様でした。
今回は運良く、小生の句に皆様からの選があり、上位の成績が取れて
大変励まされました。有難うございました。
では、いつものように、小生の選句についての感想を述べさせて頂きます。
記
兼題の部:
☆人の世の暗きを払い桜咲く(野の風)
今回は兼題に「桜」「花」となっておりましたので、兼題句のほか、当季雑詠の部の句にも、桜を題材にした句があり、皆様の今年の桜の見方が色々と鑑賞でき、楽しい思いを致しました。
その中で、本句は世情見られていた犯罪、戦争などの「暗い要素」を吹き飛ばす働きをしたという気持ちをお近くの桜の光景から感じられて詠われており、大変新鮮な感覚を覚えました。
当季雑詠の部:
☆咲くも一気散るも一気の桜かな(泉也)
今年の桜は、本当に咲く時期が短く、その様子を巧みに詠われていると感じました。
☆新入生背中はみ出すランドセル(野の風)
新一年生にとって、ランドセルはバランス感覚から見て、大きめである様子をユーモアを交えて楽しく詠われていると思いました。
☆サクサクと新たけのこの音を食む(てつを)
作者がたけのこを食べている音が聞こえるような句、上5が素晴らしいと感じました。
☆同窓の先輩嬉し新社員(アイビー)
新入社員にとって、何かと不安を持つ入社時期に自分の学校の先輩を見つけた喜びはとても大きいです。小生も会社の入社で似たような経験をしたので、共感できました。
いつものように、ご自分の俳句の背景の説明や、皆さんからの選句の感想もお聞きしたいです。お待ちしてます。
先陣を切って新之助さんから感想をいただきました。あと皆さんからの書き込みを期待します。泉也さん、恒例の自句自解もよろしく。