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スレッドNo.41

ミニ句会の選句感想です

アイビーさん、
新しい掲示板での初句会の幹事、お世話様でした。
貴兄のお陰で本句会が継続できることを感謝です。
小生の選句感想を述べます。

☆今年帰り来ぬ子ら盆の月(てつを)
  本句からは、盆の月を眺めながら、多分、コロナ禍を避けるため、親元に帰らない子供達を思う父親の心情を感じました。小生の家でもいつもは必ず来ていた大阪の家族が今年も来ず、淋しかったです。

☆鍵を指し入る我が家に居る残暑(泉也)
 小生だけの選句でしたが、残暑を擬人法で詠われた本句、楽しく拝見しました。
 小生なら、すぐに、庭の窓を開け、クーラーを入れることを考えるところですが、作者はその前に、句帳に本句を多分、記載したものと思い、作者の俳句魂を感じ、特選にしました。

☆網笠にうなじ覗かせ風の盆(野の風)
風の盆としては、富山市の「おわら風の盆」が有名ですが、作者は多分過去にそこに行かれたものと推察されます。(今年はコロナ禍で中止のようなので、間違っていたらご免なさい)
独特の網笠をかぶり、踊る女性陣のうなじを見る世の男性は、作者ならずとも、その色気に惹きつけられることでしょう。その状況を作者は「盆踊り」の句として詠われたものと感じました。

☆貧乏を笑って語る終戦日(アイビー)
 多分、作者は、去る8月15日の終戦記念日に、終戦直後の時期、誰しもが味わった悲惨な状況を思い出し、孫たちに「ご飯の代わりに、お芋を食べたり、カルメラ焼をした様子」などを笑いながら、語ったものと思いました。貧乏な時代もこのように詠われると楽しいですね。

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新之助さんが拙作、終戦日の句を取り上げていただきました。私自身は戦争の記憶は全くないのですが、むしろ戦後の皆が貧乏だった時代の事はあります。そんな貧しさも昭和30年ごろまでには解消され、続く高度経済成長の時代へなだれ込んだのです。経済大国として右肩上がりしか知らなかった我々の時代でしたが、それに引きかえ今の現役世代は色んな意味で大変だなあと思わずにいられません。少なくとも我々の世代には、働く場所が無いということは無かったのですから。現役世代が我々の齢になって、今を振り返り果たして笑い話で済まされるでしょうか。

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