アニメ「逃げ上手の若君」
「逃げ上手の若君」
第10話「変態稚児と神力騒動」
https://anicobin.ldblog.jp/archives/61801561.html
>戦国期などにもう少し時代が進めば、家を継がない者が他家に奉公に出たり、跡継ぎの無い家に養子に入ったり、などといった選択肢が増えてくるのでしょうか。
長子相続制が定着すれば、次男以下は最初からそういうものとして、身の振り方を考えるようになるのでしょうか。
でも、社会の安定のためにはその方がいいことも有るのかと。ヨーロッパの貴族は、大陸では兄弟全員が爵位を継承する(英国は長子相続)ので、どんどん貴族が増えてしまい、収奪がひどくなった結果、革命につながったらしいですから。
「ヨーロッパ貴族を知る」>「ヨーロッパ各国の貴族の稀少性」
https://heritage-aj.com/aristocracy/aristocracy.html#Rarity
>そして、小笠原貞宗も作品の立場上悪役でアレな所も多いキャラですが、状況を見て救援に赴き家屋の中に瘴奸が重傷でいることを見極めて助けて、かつ自分の元に武士としてちゃんと召し抱えようとするなど、今回はかなり真っ当な人物だったでしょうか。
たしかに、人を見る目は有りますし、有為な人材はそれに相応しい遇し方をするとか、マトモな人物に感じられて良かったです。
今回は騒乱の後の、ホッとできる箸休め回でしたが、同時に作品世界全体を提示してみせてくれていて、面白かったです。
頼重の神力が弱まったのも、個人的な体質ということと共に、時代の流れに関連しているようで。土地を求めた結果人間の領域が広がり、神の存在が見えなくなっていく。頼重と雫で神を感じられる存在も最後になるのかどうか。
頼重の本心はどうなのか分かりませんが、見たところはそんな時代の流れも飄々として受け入れていて、時行にとってあいかわらずたよりがいがあって良かったです。まあ、お蔭で時行がとんでもない性癖の持ち主と誤解されましたけれど。あにこ便の最初の画像を見たときは、何が起こってるんだ?と思いましたが。
神力が不調なのに、頼重の余裕ときたら。山中に水を汲みに行かせたのはともかく、鰻とギョウジャニンニクは完全に時行を顎で使っていたものかと。
内陸の諏訪湖に鰻がいるのは意外でしたが、天竜水系の北端みたいで、海ともつながっているのか、と。
https://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kasen/jiten/nihon_kawa/0505_tenryu/0505_tenryu_00.html
一方の尊氏も、人知を超えた能力を持っているように見えましたが、龍が仏を食う絵を描くとか、いわば徹底的な人間中心主義なのかどうか。
https://livedoor.blogimg.jp/anico_bin/imgs/3/4/344800fd.jpg
尊氏と高師直だけでも強大でしょうに、さらに直義も加えて、敵の布陣の強力さに前途多難を思わせますが、いずれ尊氏と直義は歴史どおり衝突することになると、更なる混沌状態になりそう。
室町幕府には弱体というイメージがあり、どうも本作での尊氏の強者感とのギャップが大きいのですが、この兄弟が争って力を消耗したりしたからなのでしょうか。