メディアの変遷事例 その4 自分の見方 コト作りがなければモノ作り(メディア)効果しない
●兵庫県知事選の自分の理解
メディアの戦いというよりは、単なる報道ミスがきっかけで、マスメディアが選挙結果をコントロールできなくて、大穴開けた結果、新メディアが勝ったと言われている事件だと理解してます。マスメディアのオウンゴールだと思います。ですので、県庁記者クラブのリーダー的存在の記者がもっと社会全体が読める人材なら、発生しなかった事件だと思います。立花さんが記者クラブのミスをネタにしたのが良かっただけです。伝えるメディアが良かったわけではありません。例えば立花さんがマスメディアと組んで記者クラブのミスを訴えていたら、立花マスメディア連合が勝ったと言われていると思います。たまたま全マスメディアが同じ内容で報道していたので、新メディアを使って住民に伝えなければいけなかっただけで、メディアだけでは、票につながらないことを知っていた立花さんがダミー立候補して、直接演説することで、いっきょにマスメディアの報道をひっくり返すことができたと理解してます。ですので、
メディアの戦いではなくマスメディアが失敗しただけです。いきなり、次の選挙で、新メディアを使えば選挙が変わるというロジックにはならないと思います。争点が面白くなければ、投票行動に結びつかないので、争点を作って、メディアに載せることが上手な政党が勝っていくと思います。国民民主党も、手取りを増やす+103万円の壁だけを訴えて若者層をとらえたということで、SNSが良かったとは誰も言いませんので、次の選挙から様変わりすることはないと思います。
●コト作り思想は、メディアの使い方でも重要
争点はコト作りのコトです。メディアは伝えるモノですのでモノ作りだけやっていても、コト作りから出発しないといけないということだと理解してます。コト作り次第で、モノを選ぶのが筋ですので、旧メディアで伝えたほうが良いコトと新メディアで伝えたほうがよい場合があるはずです。
例と言えば、折田さんはモノ作り(メディアをいじる)だけやっていたので、とてもコト作りが上手な立花さんにはかなう訳ないのが良い例です。