メディアの変遷 その6 Xに投稿する弁護士は信頼できるのか?
X上での情報で個人名、顔写真のついた投稿を見ることにしてますが、その中でも、怪しげな投稿多いです。弁護士と名乗って法律をたてに持論を公開している投稿って、Xというメディア上では、やはり、真偽不明の投稿として扱うべきと理解してます。
兵庫県知事選を巡って、相当数の弁護士さんが投稿してます。それぞれのプライドをかけて主義主張を展開されてますが、法廷とは違って、X上では、インターネット証拠の完全なる証明が無いままに、普段のお得意の法律解釈を述べてますが、前提となる証拠と証言が不定状態のまま憶測してますので、結論も不定になるはずなのに、皆さん言い切ってます。裁判でないX上で述べても無駄だと思うのですが、何故とうとうとご自分の見解を述べるのかというと、ご自分の宣伝が目的ではないかと思います。私のような技術者の世界では、最初の条件が不定だったら、確定するまでレポートは書けないので、人に発表などしません。弁護士の中でも、Xなどに投稿しない慎重な弁護士のほうが信頼がおけると感じてます。
●弁護士情報発信については、一般の業界より厳しく自主規制されてます。
下記リンク解説に弁護士会からの懲戒事例が紹介されてます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/alis/8/0/8_4/_pdf/-char/ja
事例:⑵ レトリック型
弁護士が扱う言葉,表現の仕方および発信の効
果などレトリック的な要素が問題となったケース
をレトリック型とする。
まず,悪口,他人を罵倒するような言説が問題
視されていた。例えば,2017 年に出されたある
戒告では,当該弁護士がソーシャルメディアで侮
辱的な表現を用いて請求人の弁護士を罵倒した言
論が処分の理由となった。
また,懲戒委員会は,不正確な表示を含む情報
発信にも注目していた。それぞれ 2015 年と 2017
年に掲載された 2 つのケースは,当該弁護士が現
実の被害者ではない人(事務員)を「被害者」と
して紹介し,ワイドショー番組に出演させた内容
であった。このケースは,内容の真偽ではなく,
出演のプロセス自体も懲戒処分の対象となること
を示した。そのうち,2015 年の事件は,弁護士
会の懲戒処分が出される前に,放送倫理・番組向
上機構(BPO)の審議では放送倫理に違反する事
例とされた。
●Xに頻繁に投稿する弁護士の訴訟実績
WIKIをみると有名な刑事事件で勝訴した実績が無い弁護士がXに投稿している傾向があります。
メディアがらみのトラブル、民事の相談などの仕事を主にしている弁護士の宣伝活動であることが見えてきます。