MENU
10,942

スレッドNo.59

【初春】昔の特許自慢とエンジニアの生き方持論 <トップ1割に入れない場合>

●特許が不得意でも、自分の特許がヒット製品に採用されれば良い特許になる
私は、インクジェットの四辺フチ無し印刷方式の特許で、発明協会とか特許庁で全国表彰をいただいたことがある技術者です。しかし、本人からすれば、ある一定の癖の強い思考方法しかもってないのでワンパターンな発明しかできないと思ってます。特許部門と弁理士さんが特許を育ててくれて権利を勝ち取ってきましたが、本人は、特許の権利化に関しては、全く無関心で、知識もありませんので、自分では特許書けません。ですので、社内の特許出願ランキングには全然上がらないので、特許出願では、トップクラスに遠く及びませんでした。アイデアだけで終わる特許とか他社を妨害するための特許などを考えるのは点数稼ぎだけで、技術者としては無駄な作業です。それよりは、自分の発明特許を使ったヒット商品を作り出すことが最重要です。ですので、良い特許とは、それが世の中に製品となってどれだけ貢献できたかですので、特許自体の出来不出来でなく、特許を使った製品がどれだけイノベーションを起こしたかが判断されます。
 
●将来を予測して技術開発するためには、自分の業界からもっと大きな市場とか業界を見ること
上記特許は、圧倒的に早い時期に出願したということが発明協会で評価された理由でした。
インクジェット印刷技術とアナログ印刷業界の技術と比較することが私のアプローチでした。業界内のHP,CANONなどの動向など一切無視して、アナログ印刷に対するインクジェット技術という視点でしたので、広い視野で技術開発できたので、銀塩業界も自然に含まれていたということです。
=>5年前に特許だすポイントは、今目の前にある自分が担当した技術は、どの産業分野に存在して、今までの方法とは何が競合であって、それに対して目の前の技術は、どんなメリットとデメリットがあるかを分析考察して、メリットを強く意識して、競合技術では絶対できない未来の世界を想像することです。
 未来志向の変わった特許だと周りからバカにされますが、特許化することを主張するしつこさが必要です。だいたい、この手の未来志向型特許は、技術部門の周囲の人とか、特許部門から冷や水を浴びて、出しても無駄だとか誹謗中傷を浴びますが、自分の論理と夢を頑固に通すこと重要です。周囲の抵抗が激しいということは、世界の強豪達でもなかなか特許にしないネタだということですので、余計頑張る必要があります。そうしないと5年後にブレークスルーする技術の特許になれません。
=>上記のようなイノベーションを起こしたい技術者なら、トップ集団を常に目指してください。
業界、研究分野、市場、社内の技術力など範疇は無数ですが、どこかでトップに立てるところを探すのです。自分がトップに居られない分野なら、そこに居ても自分ではイノベーション起こせませんので
自分がトップに立てる場所を探して移動することです。私は、30代後半に思い切った社内転職をして
全く違う世界に行ったおかげで、技術者としてイノベーティブな製品開発ができました。
●転籍・転職の勧め
①社内転職の勧め<自分がトップにたてるプロジェクトを探すことが重要です。>
プロジェクトでは、全員のうち上位1割しか役に立たないとよく言われます。実際本当ですが、5人くらいのプロジェクトだと全員がトップです。そうでないとプロジェクト回りませんので、少人数が良いことは、経験的に多くの方が悟ってます。しかし、やることが巨大なプロジェクトだとそうはいきませんので、何百人もあつめると1割くらいしか活躍してないという現象がおきます。活躍できるのは、その分野が得意な人なので、他分野から参加した人は、チャンスがありません。その場合で、あまり面白くないなら、社内の別のプロジェクトで自分が勝てるところを探して、転籍することです。全く違う分野でも人とのコミュニケーションが得意だとか自分の強みが生かせるチームとプロジェクトを探して転籍して、トップ集団に位置することが、大事です。そうすることによって、元のプロジェクトでくすぶってストレスをためて逆噴射したりするリスクがなくなるし、ご本人もトップ引けるプロジェクトと部下をもてれば、会社としては、生産性が倍増しますので、面白くないプロジェクトはさっさと抜けて新しい自分の合ったプロジェクトに転籍することが重要です。
=>しかし、転籍癖がついている人が1割くらい存在します。どこの部門にいっても使えないと言われて社内で掃きだめ部門に集められてしまう例です。そんなところでも1割がトップを引いて、独自の階層社会があるのですが、そこで、トップを引けなかったら、転職して別の会社に行ったほうがいいです。
転職先は、今いる会社よりは随分小規模になるでしょうけれども、自分がトップを引けるなら、生産性があがりますので、社会に貢献できますので、日本もGDPにも貢献できるので、自分が勝てる業界、会社を探して、トップを引くことにこだわる人は、転職しても浮かび上がると思います。
②転職者の送別会に出ない人はヤバい
40年もサラリーマンやっていると多くの辞めていく人を見ます。私は、常に知り合いが辞めるときは盛大に送別会を主催する人でした。何故なら、上記のような考え方なので、その人が別の場所で力を発揮してトップ引けるはずだから、絶対応援するのと、将来的に、私の仕事とか社会勉強につながるからです。
特に、上と喧嘩して辞めるとかありますが、そういう場合も盛大にやります。そういう場合は、送別会にでない人結構いますが、そういう人は、私は、社内的に信用できない人だと思うので仕事は一緒にしないように避けます。職業観が、公務員的な人が多くて、長い物にまかれて生きていこうとする人ですので、大きなイノベーションを起こすようなことは本人も望んでなくて、とにかく定年延長までできるだけ長く雇ってもらいたいという人です。しかし、今の世の中そのような人からリストラ対象になりますので、公務員的な仕事をしたい人は村役場にでも転職したほうが、トップを引けます。
③転職を繰り返す人
一端転職で送り出しても、毎年会社を変える人も時々います。それは、自分の得意を強く意識してない転職をする方でした。海外勤務がながいので、語学はできるけど、営業手腕もないので、商社に転職しても1年で辞めて、次は、同業他社にいって、元会社に居たときの知識をひけらかすとか、偽物すぐバレてしまう転職を繰り返します。ここは、立ち止まって、自分は本当はどこに行けばトップを引けるのか考えてみれば良いと思います。私は、彼は、技術系でなく、現場で大勢を仕切る仕事がよいと思ってますので、製造工場へ転職すればいいと思っているのですが、海外派遣までされたエリート意識があって工場に勤めることが抵抗があったようですが、技術系にしがみついても強みがでないので、思い切って自分がトップを引ける職種に転職しないと一生転職を繰り返すと思います。

引用して返信編集・削除(編集済: 2025年01月17日 02:05)

このスレッドに返信

ロケットBBS

Page Top