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スレッドNo.172

「全部繋がってるんですね。」

 関心の赴くままに読書やらYoutube巡りやらをしていると、互いに全然関係無いと思っていた事柄が一本の糸で結ばれていたことに気付いて驚くことがままありますね。毎回あの感覚は何ともいえず快いものがあります。

 例えば、岩倉使節団(1871年10月~1873年9月)の主要メンバーだった木戸孝允・大久保利通・伊藤博文など、当時の政府の重鎮らが不在の間は西郷隆盛(・山縣有朋・井上毅ら)が留守政府を任されるんですが、彼は(クーデターこそ起こさなかったものの)木戸らと出発前に結んだ「留守中に重要な改革はしない」との約束を反故にして、学制(1872年8月・教育制度)、徴兵令(1873年1月・兵制度)、地租改正(1873年7月・税制)の、後世高く評価される「明治の三大改革」を断行してしまうんですね。後に西南戦争で逆賊として討たれることになっても西郷隆盛が賞賛される理由はこんなところにもあるのかなと改めて納得した次第です。


>ジェンダーギャップ指数は男性をどれだけ冷遇してもポイントは下がらない
>女尊男卑にするとポイントが上がる。そういう指数

 大変興味深い記事を有難うございます。末尾の結論部分には大きく頷かされました(↓)。

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 未だに日本には男女格差があり「ジェンダーギャップは是正されるべき」との意見に賛同する方は少なくないでしょうが、「ジェンダーギャップ指数を改善すべき」と言った瞬間に、主張や物事は全く別の方向に進んでしまうのです。

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 余談ですが、日本で女性参政権(選挙権・被選挙権共に)が初めて認められたのは1945年ですが、その翌年に実施された第22回衆議院選挙(1946/4/10)で女性国会議員は39名誕生しました(当時の定数466名に対し、率にして8.4%)。これは大抵の中学公民の教科書に記載されているため割と馴染み深い事実なんですが、翌47年の第23回衆院選で既に急落し、以降ほぼ半世紀の長きに亘り2%前後の超低空飛行を続けます(↓)。個人的には折からの土井ブームに乗って「マドンナ旋風」が吹き荒れた1990年(平成2年)総選挙ですら、(立候補者は増えたものの)女性の当選者は左程増えていなかった(12名/定数512:2.3%)というのが正直意外でした。

https://www.gender.go.jp/research/kenkyu/pdf/gaikou_research/2020/07.pdf
https://www.gender.go.jp/research/kenkyu/sankakujokyo/2001/1-1-2.html

 一方で参議院が着実に女性議員の割合を増やしていっているように見えるのも面白いですね。衆議院もせめて参議院並みに、もう少し「ジェンダーギャップは是正されるべき」ではないかしらん。


>参考文献に『砂糖の世界史』がありました

 偶々手元に持っていたので改めて参照したら…ホントだ、動画の内容が全部載ってました。すっかり忘れていましたわ(苦笑)。改めて読むと、新書としては異例のロングセラーを記録しているのも納得の充実した内容でしたね。


>図書館行くと一度に大量に絵本借りてる人

 最寄りの図書館だと「一度に借りられる本の上限が10冊」だったりするんですが、割とこれが理由じゃないかと思っています(笑)。こっちが良かれと思って巷で高評価の絵本を買ってきても、我が子が気に入るかどうかは別ですからねぇ。まずは図書館の絵本を試しに読み聞かせてみて、愛娘らのウケが良かったら改めて買い求める…というのがコスパ的に見て正しいやり方でしたね。上の愛娘があげは同様に新成人を迎えた今となっては昔の話ですが。

編集・削除(編集済: 2023年06月27日 06:12)

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