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予想より随分早く記憶が戻ったなぁw

 主人公特権も相俟って、うたの歌はやっぱり最強ですわ(笑)。
 
 それにしても慢性的人材不足のチョッキリ団+連戦連敗ヒロイン=プリキュア初の闇落ちすら辞さない展開ですね。ひょっとしたら制作者サイドはメロロンの離反を封じるために「プリルンとメロロンが揃わないと変身出来ない」という設定にしたのかもしれないなぁ…。


>日本の家と町並み詳説絵巻

  建築関係を扱う老舗出版社による月刊誌連載を纏めたものみたいですね。世の中にはまだまだ私の知らない色々な世界があるものだなぁ…残念ながら行きつけの図書館には置いてませんでした。


>ヴォートランのその後

 原作にあたって確かめるにしても、『幻滅』にせよ『娼婦の栄光と悲惨』にせよ割と長めの作品みたいだからシンドイな~と思っていたので、助かりました(笑)。

 しかし裏社会の帝王が転じて警視総監にまで成り上がるという、現代だと荒唐無稽の一言で片付けられてしまう設定が読者に広く受け入れられたということは、当時のフランス社会がそれだけ混沌としていたことを示しているとも言えるように思いますね(そういや『モンテ・クリスト伯』の主人公エドモン・ダンテスも出自不明の自称“伯爵”でしかないのに、醸し出すオーラと財力のゆえに周囲から一目も二目も置かれる扱いを受けていましたっけ)。


>後もう1クールだけ続くんじゃ!
 
 紛らわしい纏め方せんといて欲しいっすわw。まぁ普通に面白いから嬉しいけれど。


>『ロックは淑女の嗜みでして』

 こちらは本当に取り敢えず1クールで一旦終了みたいですね。まさに絵に描いたような「魔法バトル」からの完全勝利でした。

 まぁ概ね面白かったんですが、どこかしら病んでいるっぽいりりさの母親に、りりさがそこまで配慮・義理立てする理由付けに乏しいようには思いました。その辺りの設定はもう少し丁寧に掘り下げて欲しかったですね。


>『ヴィクトリア朝時代のインターネット』
>一言で表すなら「ようやるわ(呆れ)」

 読了しました。(↑)全く同感ですねぇ。金と名声プラス“謎の情熱”― それには本書も繰り返し指摘する通り、科学技術の進展が「豊かで平和な世界をもたらす」との素朴な信念も含まれていたのでしょう ― が電信技術を大きく花開かせ、現代のネット社会の土台を形づくるまでに至ったということがよく分かりました。

 そんな時代が生んだ“謎の情熱”と言えば、偶々今週手に取って読んだこちら(の後者のほう)にも有り余るほどに登場していましたね(↓)。当時70年大阪万博のサブテーマ委員&テーマ館サブプロデューサーとして足掛け七年を「駆け抜けた」小松御大の万博に籠めた情熱が時を超えて伝わってきます(因みにこの数年後、プロジェクトに関わる過程で築いた当時一線級の学者・評論家らとの人脈、そして官界や政財界の大物らとの折衝という名の“ガチンコ勝負”で得た実体験、それらが組み合わされて数年後の代表作『日本沈没』へと結実することとなります)。

 小松左京『やぶれかぶれ青春記・大阪万博奮闘記』
 https://amzn.asia/d/bCjun6g

◆◆◆

 でき上がったものを見れば、何だと思うかも知れないが、「人類の進歩と調和」というテーマと、前述の基本理念にそって、まだ存在もしない博覧会のサブテーマが、これで予想される「文明の問題」をおおいつくしているか、いかなる新興国、かわった宗教の国や、いかなる大国にも「平等に」参加しうるひろがりを持っているか、中小企業や伝統産業もふくめていかなる産業、いかなる文化、宗教団体も、「どこかに」参加できるだけのふところをもっているか、また博覧会としてふさわしくない、あるいはこのましくないもの ― たとえば兵器の誇示や国際紛争についての一方的宣伝 ― を排除し得るような「方向づけ」をそなえているか、といったことを、一つ一つ慎重に考慮しながら、くみたててはくずし、また配列を考えなおす、というのは、まったくもって、脳漿をしぼるような作業だった。…… この作業のあと、まったく心身ともに「消耗」しきったという感じで、このあとしばらく、自分の仕事ができなくなってしまった。テーマ、基本理念の作業で時間と「頭」をかなり吸いとられて以来、おせおせにしてきた締め切りは容赦なく次々とおそいかかってきて、私といえばまさに「信用破産」寸前の状態だった。…… (本書p.315~6より引用)

◆◆◆

 私が知らないだけなのかもしれませんが、現在会期中の2025大阪万博を開催するあたり、当時の小松御大のように本業に差し支える程にまで「万博の理念そのもの」に拘り、また献身された方はおいでになるのかなぁ…と、私は若干醒めた目で今回の「国家的イベント」を瀬戸内海の反対側から眺めています(今のところ現地を訪問する予定はありません)。

編集・削除(編集済: 2025年06月30日 23:22)

大人の絵本

>メロロンが余りにも惨め
 今のうちにメロ虐で同情票稼いでおけば後で好感度に交換できるのでむしろ稼ぎ時。


>応援の一環
 お前どうした!?からのじゃあ思い出してもらおうって流れだから応援の文脈ではないだろうと思います。どちらかというとうた自身のキラキラの文脈かなぁ。うたとプリルンを繋いでいるものって何?っていう。


>日本の家と町並み詳説絵巻 https://amzn.asia/d/0F3MjIl
 つらつらと眺めてる。


>パリの王様たち
 下世話な話題の方が筆が乗ってるように見えるところに著者の闇が垣間見えるなぁ(苦笑)
 借金に追われることで創作力を引き出すバルザック、性欲で創作力を引き出すユゴー、エンターテイナー(家に知らない人が来て飯食ってても気にしない)なデュマ。


>ヴォートランのその後
 フランスのウィキペディアでは下記のように説明されていますね(日本語の自動翻訳)。
https://fr.wikipedia.org/wiki/Vautrin_(personnage_de_Balzac)
彼は予審判事の前に出廷し、正体を告白すると同時に、寝返ることを申し出る。マドレーヌをロシュフォールに送り返さないという条件で、警察のスパイとなる。

この本の最後の短い段落には、彼が 1830 年に Surete の前長官であったビビ・ルパンの後を継ぎ、1845 年に引退したことが記されている。

 ちなみにChatGPTだと添付の画像のように綺麗にまとめてくれましたね。


>GQuuuuuuX
 手癖で作った二次創作同人アニメの悪い例。

編集・削除(未編集)

大岡裁きも真っ青な引っ張り合い…?!

 「覆水盆に返らず」も東堂いづみ節の鉄板だと思っているので、ズキューンキッスの事情を把握し、メロロンにも感謝を伝えられる上で尚、プリルンとの思い出にこだわるうたからは少々の未練がましさを感じないでもないですね…
 純粋に「プリルンの一番大切なもの」を取り戻してあげたいだけなら、応援の一環として捉えられるのですが、個人的には判断が難しいですね…なな、こころ、田中も協力してくれてる点でうたのエゴとは判断し難いのですが…
 メロロンは完全に後回しだし、プリルンは半ば精神崩壊してるし、恐らく次回はうたのお見舞い回ですし…一応はうた個人の心理を描写する話が続きそうな気はしますね。


>電信を普及させるために文字通り東奔西走・四苦八苦した人たちの話
 片方の動画ではアマチュア科学者がキーマン(モールス)だったのに、もう片方では地雷(ホワイトハウス)なの草。やっぱ肩書きで人見ちゃいかんねw
 通信技術で最近思うのは、インターネットってその匿名性もあって情報管理がガバガバのガバなんよなって。
 生成AIで一気にその事が問題になってるのに、みんな場当たり的にAI規制とか言ってんの何だかな〜。
 守られない法律より、技術的な脆弱性の改善の方が効果があると思うんだけど。世界中のインターネットを幾つかのローカルネットに分割して、ローカルネット内のルールで管理するとかさ。
 中国とか欧州とかにはそういう大規模なローカルネットワークが既にあるみたいだし、後はローカルネット間を繋ぐ高性能なゲートウェイを国境とか税関みたいなノリで用意できれば…とか何とか。

>モールス電信機作ってみた




>ウィッチウォッチ
>クラスに1人はいるオタク系キャラと思わせて
 「どーせコイツも能力者だろ」なポジションと「一般人の理解者」なポジションが半々で判別しかねるなー…と思ってたんですよねぇ。
 後もう1クールだけ続くんじゃ!

>魔神創造伝ワタル(最終回)
 最後まで深刻になり過ぎない様に気を使った作品だったな、と。
 そんな訳でガス抜きからの死者蘇生オチ。

>アポカリプスホテル
 不謹慎ギャグが無い…だと…!?

>SAND LAND
 おっさんとモンスターしか出て来ない、一般ウケする気が微塵も無さ過ぎて案の定打ち切られた鳥山明の隠れた名作、のアニメ化作品が月末から放送開始。
 美少女出て来ないけどおっさんとモンスターが格好良いから良し!美少女出て来ないけど…

編集・削除(未編集)

流石に劇場版までは引っ張らなかったかw>田中の妖精体

>なるほどこの謎については物語上でもキチンと扱うつもりなのね

 私はてっきりこういった経過を辿ったのかなと思っていました(↓)。
 
・メロロンは「プリルンにとって自分が唯一無二の特別な存在になりたい」という願いを以前から持っていた。
・そしてその願いをハートキラリロックに“封印”した(=つまりその願いは決して叶わない)。
・プリルンがうた達との記憶を失っているように、メロロンも「自分がプリルンにとっての“一番”には決してなれない」ことを忘れてしまっている。
・だからこれからもメロロンは今回のように「なんでずっとキュアアイドルばっかり…」と事あるごとに煩悶し続けるべく運命づけられている。

 … うーん、しかしこれだとメロロンが余りにも惨めで可哀想過ぎるなぁ。これとはまた別にメロロンが封印したものが何かあるんでしょうか?


>電信技術が奇術(見世物)と見なされていた1840年代
>それからたった20年後の1866年には大西洋横断海底ケーブルを敷設

 調べてみると本邦の場合は以下の通り(↓)。

 ・1869年(明治2):東京 ― 横浜間に電信開通。
 ・1871年(明治4):長崎 ― 上海間に海底ケーブル敷設。
 ・1877年(明治10):九州 ~ 北海道まで電信開通・電話の輸入。

 明治維新直後にもう日本と中国とを繋ぐ海底ケーブルなんて出来てたの?なんて思っていたら、既にその5年前には大西洋横断ケーブルが完成していたんですね。通信事業に限らず、近代における技術革新の世界規模での伝播の速さには本当に驚かされます。

 プレゼン頂いた書物は、営業再開目前の行きつけの図書館に置いているみたいなので、また予約可能になったら予約しておきますね。


>ヴォートランはその後秘密警察の幹部にまで上り詰めるそうです

 あ、そうなんですか? 私がGoogle Geminiで調べてみたら、「表向きは敬虔なカトリックの神父・実は裏社会のラスボス的存在」みたいな紹介をされたので、どっちが正しいんだろうと思ってどなたかの読書感想をググってみた結果がこちらです(↓)。

 https://msrvine5319.blogspot.com/2020/08/splendeurs-et-miseres-des-courtisanes.html

 まぁこの記事にも、「処刑どころか最後は出世までする」と書いていますから、ヴォートランが最後にどうなるのかは、実際にオリジナルを読んでみないと判断出来かねますねぇ。改めて「資料に書いていないことを堂々と言う」懸念が付き纏うAIにはまだまだ丸投げ出来ないなという感を強くしました。


>週刊漫画のライブ感のような作品

 同感。「待ってろよ社交界のクソ共!俺の戦いはこれからだぁぁー!(第一部・完)」みたいな結末でしたものねw。

 それにしてもラスティニャックとヴォートランとが最後に登場する作品が『浮かれ女盛衰記』って…(直訳なのだとしたら)バルザックって、ホントにタイトルセンス皆無ですよねぇ(苦笑)。『ゴリオ爺さん』だって内容を考えたら『社交界の首領と呼ばれた男~青雲立志編~』とでもした方がまだしも適切な気がしますし。


>これでもかと人間洞察が並べられた文章ですが、なんのことはなく「自分のこと言ってるだけ」

 関連読書として、今週はアレクサンドル・デュマ・フィス(『三銃士』・『モンテ・クリスト伯』の作者アレクサンドル・デュマ・ペールの非嫡出子)作の『椿姫』(1848年発表)https://amzn.asia/d/h5MjV0Nを読んでみましたが、どうやら本作も同時代の『ゴリオ爺さん』や『レ・ミゼラブル』同様、作者の実体験が色濃く反映されているみたいですね。逆に言うとナポレオン時代(第一帝政) → 復古王政 → 立憲君主政 → 第二共和政 → 第二帝政 → 普仏戦争&パリ・コミューンを経て第三共和政確立、と政体が目まぐるしく移り変わった19世紀フランスというのは、当時の社会の世相をそのまま切り取るだけで十分「ドラマティック」たり得た人類史上稀有な時代だったと言えるのかもしれません。

 なおご多分に漏れず、(7歳の時に息子として正式に認知されたとはいえ)「偉大なる父親」とは、実生活においても文学的姿勢においてもかなりの確執があったみたいです。


◆◆◆

 … 小説『椿姫』の本質は、オペラの華やかさとは遠いところにある。愛し合った二人は別れ、和解の機会もないまま、美しい乙女は無惨な死を迎える。父のデュマとは異なる、いや、正反対とさえ言える現実感と人生の悲哀こそがデュマ・フィスの特徴とも言えよう。「父は夢想の中に物語を求め、僕は現実のなかに物語を見つける。父は目をつぶって物語を構想するが、僕は目を見開いて物語をつくる」とデュマ・フィスは言っている。…… 実際のところ、『椿姫』は、デュマ・フィスにとって、叙情的なロマン主義からリアリズム、自然主義への転換期の作品でもあった。それはまた騎士道を懐かしみ、豪快なロマンを得意とした父からの決別を意味しており、時代の要請でもあったのだ。折しもナポレオン三世のクーデターにより、王政復古の時代は終わり、フランスは第二帝政の時代に入る。(翻訳者 永田 千奈による本書解説 p.434,447~448より引用)

◆◆◆

 因みに私の作品感想は、現代日本で言うならヒルズ族に相当するような、極めて感情移入のしにくい(特に苦労知らずのボンボンに過ぎない語り手の青年アルマン)有閑階級の恋愛模様を延々見せられたところで何だかなぁ…というのが正直なところでした(毒)。まぁ純愛&悲恋ものがお好きな方向けの作品でしょうか。


>ウィッチウォッチ
 
 連載途中ということもあってか、まぁ無難に纏めてきたという印象ですね。やや日常パートがクドい気味はありましたが、それなりに楽しめました。続編制作の有無は円盤の売上げ次第と言うことでしょうか。

編集・削除(編集済: 2025年06月23日 23:53)

研究会に入会したら会員の約半数がプリキュアという事態に

>“非人間的な”ニオイ
 記憶を失ってよそよそしいのもそれに拍車をかけてますね。うたのキラキラを見たときはえらい入れ込みようだったけど、オーラを感じなければ他人行儀ってのはある意味リアルな反応w


>『ゴリオ爺さん』のネタバレ
 あのあと読み進めたらヴォートランが懇切丁寧に普通に働いても儲からねぇぜって説明したり、デルフィーヌが持参金すら使えないのよ!って嘆いてましたねw 当時の世情がそのままストーリーになっていたわけだね。
 これでもかと人間洞察が並べられた文章ですが、なんのことはなく「自分のこと言ってるだけ」っていうのは説得力抜群(苦笑)

 ストーリー展開はありきたり(娘バカな親が破産して、バカ娘が散財するだけの話)だけど妙な熱量とテンションで書かれてて週刊漫画のライブ感のような作品でしたね。
 ヴォートランはその後秘密警察の幹部にまで上り詰めるそうですが、犯罪者が国家権力に取り込まれていく(ChatGPT曰く)"「裏社会から表社会へのシステム内革命」を体現するキャラクター"ってのは興味深い。彼についてAIに聞いたら綺麗に時系列化(登場作品やどの程度登場しているのかも含めて)してくれたので、情報量の多い古典作品を調べるのはかなり有効に感じますね。


>ヴィクトル・ユゴー
 何かの本で絶倫だったって読んだ覚えがあるw


>ウィッチウォッチ
 クラスに1人はいるオタク系キャラと思わせて……。よくよく考えたらこのクラス、つよつよ絵師がいたり先生がオタクだったりしたわ。


>トム・スタンデージ『ヴィクトリア朝時代のインターネット』 https://amzn.asia/d/cdA8f79
 ↓の動画は本の内容(前半部分)を元に作成されています。一言で表すなら「ようやるわ(呆れ)」。
 電信を普及させるために文字通り東奔西走・四苦八苦した人たちの話。謎の情熱、名声、富がミックスされながら急激に時代が移り変わっていく様子が興味深い。電信技術が奇術(見世物)と見なされていた1840年代。それからたった20年後の1866年には大西洋横断海底ケーブルを敷設。1876年にベルが電話を発明。1879年にエジソンが白熱電球を発明って流れ。
 本の後半は暗号や恋文やらとっ散らかっているのが残念。




編集・削除(編集済: 2025年06月20日 10:08)

メロロン思ったよりエンジョイしてそうで黒w

 擁護厨の純情を弄びやがって…!

>画力が幼稚園児並
 そういや「お絵描き」も子供の遊びの定番ですが、絵をテーマにしたプリキュアはまだ無いですね。
 動きが少ないからアニメと相性が悪いとかあるんでしょうが、いよいよネタ切れしだしたら、その内新作のテーマになるかも知れませんね。

>貴島つむぐ
>ずいぶん癖の強いキャラ出してきたなぁ
 ポスト増子一族なので、無意識に肩に力の入ったキャラ造型になるのかも知れませんねw
 ブンブンはエンジン音と新聞のブンを掛けた駄洒落でしょうか…

>お前誰だよ!?
>実質第3形態
 自分は…ズキューンの人間形態があまり変わってない事の方がショックでした…
 いや、二次元の外見年齢なんてどうとでも誤魔化せますが、ズキューンの人間態はヘタすりゃ田中と同世代でも通るレベルで…
 今後、このルックスでタコさんウインナー頬張ったり、食べ過ぎて太鼓腹になったり、駄々こねたり、田中に顎撫でられてウットリしたりするんだぜ…
 嘘だと言ってよ…変な性癖目覚めるだろ…

>メロロン
>永遠の2番手を背負っている
 よくあるのは「負けを認めるまで負けてない」的に、永遠に戦い続ける覚悟を決める…とかですが、メロロンの自立を考えるとどっかでプリルン離れをしなければならないのでしょうね。
 「初恋の想いは敢えて胸に秘めて伝えずに生きて行く」…ってのもメロロンの好きそうなシチュエーションですが、失恋をどの様に受け入れさせるのか…?
 キミとアイドルのロジックを活かすなら、キッスが誰かに応援される事と組み合わせたい所ですが、言うは易し行うは難し…
 何かもういっそ、一度はメロロン推しを公言しつつも最近空気な青いイカ娘に猫屋敷級のカプ推しスイッチを入れて、三人の仲を徹底的に掻き回して、新たな友情を芽生えさせれば良いんじゃないかな…?


>オノレ・ド・バルザック
>意志こそ強固だが、その意志が支えるべきなんの実体もない有名病患者の一人にすぎない
 実に羨ましい面の皮の厚さですね。(真顔)
 他人に破滅させられるくらいなら、自分から破滅しに行く方がナンボかマシだと思いますわ…
 老後が不安な親に絆されて、家出の一つもできなくなった意気地無しには実に眩しい。


>ウィッチウォッチ
 マガミケイゴ君、ちょいちょい香ばしい感じだったけど、病気じゃなくてガチだったのかw
 「木は森に隠せ」とは少し違うけど、上手く誤魔化したなぁ…とw

編集・削除(未編集)

第一条「プリルンはキュアアイドルを守らなければならない。」

 「キュアアイドルを守りたい」との切なる願いをが叶えるための代償とはいえ、うたとの想い出を完全に欠いたままというのは…何と言うか、ロボットが自身に組み込まれたプログラムにただ盲目的に従っているかのような“非人間的な”ニオイを感じますね。


>まさかの黒白先輩リスペクト

 プリルンとメロロンの場合は、変身時の名乗りの通り「白黒」の順番の方がしっくりきますかね。あと初代と違って配色がそのままキャラクターの内面を表しているのも面白いですね(まぁ劇場版映画『雪空のともだち』の描写も相俟ってか、キュアホワイトからは割と“黒い”印象を受けますがw(苦笑))。


>お前誰だよ!?
>実質第3形態

 二人とも遠からず転入してくるんだろうなぁ(白目)。


>志望校のレベルを下げられない人
>自己イメージと結びついている

 そういう人の中には「何が何でも志望校に合格する」ため二浪三浪する人も珍しくなかったりするのですが、スポンサーである親は勿論、もろに悪影響を被るのがその弟妹なんですよねぇ~。ある日親から「知っての通り莫大な予備校代やら下宿代やらで兄ちゃん(←私が目にしたケースは大抵が男)が金を食い潰した結果、お前には地元の国公立大に進学する(無理なら大学進学を諦める)しか選択肢が無い、許して欲しい。」と真顔で宣告された、なんて話も職業柄よく耳にしますね。


>今週の読書

 ● 鹿島茂『パリの王様たち ユゴー・デュマ・バルザック 三代文豪大物くらべ』文藝春秋1995
  https://amzn.asia/d/2Y7gqqO

 よくもまぁ革命の余韻冷めやらぬフランスで、こんなにも破天荒で型破りな傑物が同時代に三人も揃ったものだなぁ(呆れ)。それぞれ印象に残った箇所を一部分書き出してみましょうか。

○ オノレ・ド・バルザック ⇒ 父親のコネで法科大学卒業後の就職先が既に決まっていたにも拘わらず、突如「俺は文学で身を立てる」と宣言するんですが、これってこないだ読んだ『作家刑事 毒島の暴言』の登場人物そのまんまですねw(↓)。

 … ところで、バルザックがこれほどの強い意志をもって文学修行の生活に入ろうと決意したからには、彼の頭の中にはさぞや多くの思想と感情が渦巻き、表現されるのをいまや遅しと待ちかねているにちがいないとだれだって想像するだろう。どう表現するかはひとまずおくとしても、少なくとも、何を書くのか、あるいはどのジャンルの作品を書くかぐらいは決まっているものと考えるだろう。ところがである。これがなにひとつ決まっていないのだ。…… ようするに、バルザックの頭にあったのは、公証人や代訴人ではなく文学者になりたい、そしてそれにより有名になり、栄光と富を勝ち取りたいという願望だけなのである。もちろん、なにか漠然とした表現願望はあるのだが、それがなんなのかは本人にもさっぱりわからない。だから、いざ自由を与えられ、有名になるための「なにか」を書かなければならないとなると、そのとたんに途方にくれてしまうのである。これは、今日、文学雑誌の新人賞で一発当てて、マスコミに躍り出ようということしか考えていない若者とすこしも変わらない。はっきり言って、この時点では、バルザックは意志こそ強固だが、その意志が支えるべきなんの実体もない有名病患者の一人にすぎないのである。…… [そして苦心惨憺の挙句、漸く8カ月後に完成した処女作の韻文劇は母校の文学教授から「才能ナシ」と酷評されるも彼は全くめげることは無く]……輝かしい栄光と無限の富を約束されている超人的頭脳を公証人のような矮小な仕事に使うことは巨大な損失のように思われた。今回の失敗は、ただ韻文に自分が向いていなかったにすぎない。おそらく、小説ならば、こんどこそ、新しい文学を作り出すような傑作を生み出すことができるにちがいない。…… そのバルザックの部屋には、ただひとつの装飾品としてナポレオンの石膏像が置かれ、台座には「彼が剣で始めたことを我はペンで成しとげん」と書いた紙切れが張り付けてあったという。
 (本書第二章「理由なき確信」p.57~64より抜粋)。

―――

○ アレクサンドル・デュマ ⇒ 大ヒットとなった『三銃士』・『モンテ・クリスト伯』の印税をつぎ込んで造営したという「モンテ・クリスト城」に纏わる記述が凄まじい(↓)。

 [デュマの消費は北アメリカ太平洋岸のインディアン社会に広くみられる、威信と名誉とを賭けた贈答慣行であるポトラッチとそっくりである。何故なら彼の場合、]金銭は物品購入に用いられるというよりも、人をもてなすための饗宴で蕩尽されるからである。しかも、それは、ただの饗宴ではなく、ほとんど自分の財力の限界に挑戦するような、投資効率を一切無視した、破産するためとしか思えないような饗宴 …… である。デュマはサン=ジェルマンの森全体を買い取り、ここにイギリス風庭園を造り、ルネッサンス風の大邸宅と野外劇場とあずま屋を設けたのである。…… モンテ・クリスト城では、玄関前の階段の上に掲げられた城主の銘句「余は愛す、余を愛する者を」のとおり、訪れる者は誰でも手厚いもてなしを受けた。なかには何年にもわたって居すわっている連中もいた。…… デュマの数多くの寵妃が贅沢ざんまいの暮らしを送っていたのはもちろんのこと、文無しの作家や画家も群をなして居候をきめこんで、皆寄ってたかって、デュマが稼ぎ出す何億何十億という金を食いつぶした。……
 (本書第七章「吝嗇と蕩尽の経済心理学」p.225~228より)。

―――

○ ヴィクトル・ユゴー ⇒ 本書を読む前と後とで、それまで私が(勝手に)抱いていた聖人イメージが180度変わってしまいましたw。本当にあの大傑作『レ・ミゼラブル』の中の人なの?(↓)。

 … 文体を変えたら、そのまま宇能鴻一郎になってしまいそうな、「裸の女」と題するこのおおらかな官能詩は、なんと、ユゴー72歳の時の作品である。もちろん、過去の回想などではいささかもなく、「現役」の性の喜びを率直に歌い上げたものである。…… ここにあるのは、いちおう詩の形こそ取ってはいるものの、実際には、若い女中を手ごめにして、「極楽、極楽」とうそぶく狒おやじの述懐以外のなにものでもない。…… ユゴーは83歳で死ぬ直前までこの調子で現役を通したから、関係した女たちの数は、無名の存在まで含めれば、千人切りなどというなまやさしい数字ではすまないはずである。……
 (本書第四章「愛の駆動力(その1)」p.110~111、p.128より)

 ところどころに著者の品性を疑わせるような下ネタが挟まる点にさえ目を瞑ればw(苦笑)、フランス近代文学史上燦然と輝く巨匠三人の“凡人の価値観・倫理観を遥か突き抜けた俗物っぷり”が存分に堪能出来る一品です。一読してみて損は無いかと。


>財産は民法典(ナポレオン法典)によって夫側が管理するので妻の持参金もその範疇

 ナポレオン法典(1804年制定)は「私有財産の絶対性(所有権の不可侵)を明文化したもの」だと前に聞いたことはありましたが…言われてみればあの法典は男尊女卑の色彩が濃厚なものでしたっけ。前にプレゼンした『ブッデンブローク家の人びと』の登場人物の女性達が総じて「家政に無関心」なのにも、当時の民法の規定からするといわば当然の帰結だったということか、成程ねぇ。


>とはいえ、隠れて使える金も当然あるし半ば黙認されていたようです

 さっき紹介した鹿島茂の著書によると、上記3人の中で「容姿や年齢を多少度外視してでも、由緒正しい貴族の血筋を持つ女性」に最も拘ったのはバルザックだったそうです。勿論“金づる”兼性欲処理の対象として有力なパトロンを求めたという側面もあるのですが(実際幾度となく負債を肩代わりさせている)、そういう実利だけでなく、どうやら「貴族という属性」そのものへの強烈な憧れがあったみたいですね(貧農の家系なのに、オノレ・“ド”・バルザックと貴族の称号である「ド」を勝手に冠するようになったのもその顕れの一つ)。


>ボッドキャスト2本

 ほぼ『ゴリオ爺さん』のネタバレになってて草w。つまり名の知れた作品であれば「梗概を5分以内の音声で纏めてください」なんて芸当もAIを使えば今や朝飯前ってことか。タイパ重視を推し進めるならこっちの方がよっぽど「効率的」だと考える人がこれから間違いなく増えていくんでしょうねぇ…まぁ、私は今まで通りテキストをチマチマ読んでいくつもりですけれどw。 

編集・削除(編集済: 2025年06月16日 23:02)

キミと推し活プリキュア

>「ギアが上がった」展開
 前衛と後衛が入れ替わったみたいな感じよね。前で仕事してた人が裏方に回って、っていう。こころがその橋渡しをしているのは上手い。
 メロロンの何がズルいって「ズルい女」でも「ズルい女を演じている私」でも「悲劇のヒロイン」でも役をこなしそうなところw どれをやっても「まあ、メロロンだしなぁ」で行けてしまう。逆にプリルンは表裏がないからスイッチのオンオフが見所になりそう。


>繊細なお客さん
 今も昔も「本音を言ってくれる人」の有難みに気づくのは歳取ってからなんだよなぁ(苦笑)
 昔から志望校のレベルを下げられない人とか、希望する就職先にやたらこだわる人とかいるけど、自己イメージと結びついているんだろうね。昨今の風潮は元々の人はもちろん、その近縁の性格の人も巻き込まれちゃってるんだろうなと思います。


>ゴリオ爺さん
 チマチマと。訳者あとがきに最初の50ページが鬼門だからわかりやすくしてと出版社からオーダーがあったと書かれてたけど、確かに昔の小説あるあるの出だしだなぁ(苦笑) この手のやつは訳者も言っていたように弁士がしゃべってるイメージで読むとサクサク行く。
 あと、この時代の小説は「遺族年金(軍人年金)」がほぼ定番と言っていいほど出てくるけど、貴族などの特権表現として使われていたみたいですね(AI回答)。

編集・削除(未編集)

響カイトなんて居なかった。良いね?

>18話にして入会
 後方支援妖精が一気に最前線に投入された事で、大幅な配置転換が行われている印象がありますね。
 研究会の面々が戦闘中に応援に来る事は流石に無いでしょうが、後ろでライト振ってるだけの行為をより具体的に現実的に理解するフェーズに入ったとすれば、所謂「ギアが上がった」展開なのかも知れません。
 ズキューンの推し活を通してプリルンの「ありったけ」に共感した時、うたがどんな反応をするのか実に楽しみですw(ゲス顔)

>あ、やべ、スイッチ入った
 こころが沼に沈みながらサムズアップしたシーンは涙無しには観られませんでしたねw

>メロロンやってんなぁ案件
 プリルン関係の何かを封印したとしても、今の現状認識能力と整合性を取ろうとするとややこしくなるだけなので、ロックを生まれ付き持っていた所有者特権でコストを回避した…と考えるのが妥当でしょうかね。
 ただまぁそれはそれで、一緒に封印しようとした罪悪感も抱えたままというのが結構過酷。
 好意的に捉えれば、うたに会わせる顔が無いから、罪滅ぼしの戦闘以外では極力関わり合いになりたくないんだろうな…とは思えますけれど。
 そんな自分に酔ってそうにも見えてしまうのがメロロンって奴。(ぉ

>プリルンのキャラ(崩壊懸念)
 戦闘中のルックスとイケボを観ていると、かなり格好良い系お姉様に見えるんですが、一方でアイドルやキッスに相対した時の人懐っこさや屈託の無さからは、プリルンの面影を感じないでもないですね。
 変身前の人間形態の外見年齢次第って感じかな〜と思います。
 てゆーかサブタイに名前入るの思ったより早かったなwこれで変身バンクが出て来ない…なんて事は流石に無いよな…?(汗)


>感情が迷子系ダイナミック不謹慎致命的ギャグセンスホテルアニメ
 俺はこのアニメをどんな顔で観ればいいんだ。
 泣けばいいのか、笑えばいいのか、どうしたらいいんだ、教えてくれケルヴィン。

編集・削除(編集済: 2025年06月11日 03:45)

とうとう初期メンバーが全員推し活を始めちゃったw

>メロロンやってんなぁ
>プリルンの記憶がないことを良いことに自分が主導権を取っている疑惑
>プリルンとやり直し(独占)を図っている

 ということは、キュアキッス(メロロン)はプリルンへの想いを失っていないということか(Why?それを捧げたからこそ変身出来たんじゃないの?)…だとすると、うたとの記憶を失っている筈のズキューン(プリルン)の口を衝いて出た「キュアアイドルは私が守る」なる宣言(しかも2回)は、傍らで聞いていて何とも居たたまれなかっただろうなぁw(苦笑)。昨シリーズの初期の、ユキがまゆを独占しようとあれこれ画策した試みに似た展開が暫くは描かれるのでしょうか。


>現代は優しい時代なのでみんな褒めてくれる
>正しい挫折の仕方がわからず現実とのギャップでメンタル折れる人もいる

 (↑)ウチの塾生でも「志望する大学」と「学力」とのギャップを誰からも(両親&高校教師含めて)指摘されないまま、遂に受験学年を迎えてしまった「ある意味“手遅れ”」な人は少なからずいらっしゃいますね。

 勿論、そんな生徒さんご自身もまるっきり○鹿ではないので、己の学力不足に薄々気が付いてはいます。だからといってそれをこちらが迂闊に指摘する訳には参りません。「塾講師ごときに面と向かってそんな酷いことを言われる筋合いは無い!プライドを傷つけられた!」とばかりに、そのまま塾を辞めてしまうという極端な選択に走ることも珍しくはありませんから(「子どもの意向を尊重する」現代においては、親が子どもの意向に関係なく通塾を強制するケースは極めて稀ですしね)。そういった“繊細なお客さん”との言葉のやり取りには、職業柄取り分け神経を使いますw(苦笑)。


>今週の読書

 久し振りに古典なんぞを。

 ● オノレ・ド・バルザック『ゴリオ爺さん』(1835年刊)
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 19世紀初めのフランス、ナポレオン失脚直後の復古王政期を舞台に、貴族と貧民(悪党を含む)の別を問わず人間の汚さ・愚かしさ・浅ましさをほぼ改行なしで文庫本500ページにみっしり詰め込んだ超大作ですね。

 実は本作の主人公はタイトルの「ゴリオ爺さん」ではなく、親戚の伝手頼みに向こう見ずにも魑魅魍魎渦巻くパリの社交界へと単身乗り込んでいく、地方の貧乏貴族出自の大学生ラスティニャックの方です。人並み以上の成り上がり願望に満ちた、血気盛んな若者のビルドゥングスロマンと並行して、幼い頃から寵愛してきた愛娘二人にこれ以上無い程の冷酷な仕打ちでもって報いられる「ゴリオ爺さん」の、『リア王』張りの“悲劇”が切々と語られる、というのが物語の大枠です…何と言うか、当時まだ生まれたばかりの近代小説なるジャンルの「原初のマグマじみた熱量と勢い」をひしひしと感じる作品でしたね(そういや同時代のフランスではヴィクトル・ユーゴーもアレクサンドル・デュマも大活躍していましたっけ)。

 あと主人公ラスティニャックが法学を専攻する学生で、実家の母や妹に金を無心する手紙を書き送る描写は、恐らくドストエフスキーが『罪と罰』のラスコーリニコフ(法学部中退という設定)を造形する際にも参考にしたのかもなぁ、なんて思いました。ちょいと読み切るのに骨が折れますが、おススメです!


>ハイパーインフレの苦い経験
>速報性ぐらいでしか本に勝る点が無い
>AI利用

 そういやフランスが少子化対策に熱心なのは、第一次世界大戦のトラウマを100年以上経過した今でも引き摺っているせいだとか何とか聞いた覚えがあるなぁ~、と思ってGeminiに投げてみたら案の定でしたw(こういう質問が出来るのも事前に本を読んでいたお陰ですねw)。とはいえ指示出しさえすれば出典まで明記してくれるとは、AIの進歩の速さに改めて驚かされました。御大のように自在に使いこなす域には到底及びませんが、趣味でも仕事でも少しずつAIを活用してゆけるようになればと思います。

◆◆◆

【質問】
 フランスが少子化対策に熱心なのは、第一次世界大戦で若者の戦死者が多かった影響があると聞いたことがありますが、本当でしょうか? 本当だとしたら、何か信頼できる情報ソースを紹介して頂けないでしょうか。

【回答】
 ご質問の通り、フランスが少子化対策に熱心なのは、第一次世界大戦で若者の戦死者が多かった影響が非常に大きいと言えます。これは複数の信頼できる情報源で裏付けられている事実です。
以下にその根拠となる情報源をいくつかご紹介します。

信頼できる情報ソース

 1. 労働政策研究・研修機構「フランスにおける父親の育児休業制度 ―なぜ、高い就業率と特殊合計出生率が両立したのか」

 o このレポートでは、フランスが世界で最初に急激な少子高齢化を迎えた国であることを指摘し、その背景として第一次世界大戦による戦死者とインフルエンザの大流行により、人口が約300万人激減したことに言及しています。
 o 特に、1914年には2.34であった合計特殊出生率が、1916年には1.23にまで急落したことが明確に示されています。
 o フランス政府は、この人口減少が兵力減少による国防力の低下、労働力減少による農業生産力・経済力の低下につながる国家的危機と認識し、極めて早い時期に少子化対策に取り組まざるを得なかったと説明されています。具体的には、1920年7月の中絶禁止の法制化や、1921年からの児童手当創設、託児所・幼稚園の増設などが挙げられています。
 o 出典:フランスにおける父親の育児休業制度 - 労働政策研究・研修機構

2. 国立国会図書館「フランスにおける少子化と政策対応」柳沢房子

  o この資料でも、1930年代にフランスで少子化による人口減少が進んでいたこと、そして第一次世界大戦中に出生数が急激に落ち込み、大戦後も若者の結婚と出生が遅れたことが述べられています。
  o 出典:フランスにおける少子化と政策対応 柳沢 房子

3. 一般財団法人自治体国際化協会「フランスの子育て支援政策について」

 o この資料でも、第一次世界大戦後に出生数が急激に落ち込んだことに危機感を抱いた政府が、出生数の増加を優先課題として様々な対策(家族手当、出産手当など)を実施したと述べられています。
 o 出典:フランスの子育て支援政策について

第一次世界大戦におけるフランスの人的被害

 第一次世界大戦におけるフランスの人的被害は甚大でした。

 • 死者数:約135万8000人とされており、これは動員兵力に対して非常に高い割合でした。(「戦争による国別犠牲者数 - 人間自然科学研究所」のデータ参照)
 • 特に多くの若年男性が戦場で命を落とし、それが戦後の人口構成に大きな影響を与えました。この若い世代の喪失が、少子化に対する危機感を一層高めたと考えられます。

まとめ
 これらの情報源から、フランスが第一次世界大戦による甚大な人的被害、特に若年層の戦死者の多さから、国家的な危機感を抱き、その後の少子化対策に非常に熱心に取り組むようになったという経緯は紛れもない事実であると言えます。

編集・削除(編集済: 2025年06月09日 23:50)
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